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更新日:2025年6月9日
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GWが明け、あっという間に紫陽花の色が美しく映える季節となりました。
寒暖差や、梅雨特有の蒸し暑さもありますので、体調にはくれぐれもお気を付けください。
さて、東海地方も梅雨入りとなり、天気予報とにらめっこの日々が続きますが、今回は大雨による災害からまちを守る「水田貯留(すいでんちょりゅう)」に関する取組をご紹介したいと思います。
近年多発する、ゲリラ豪雨や集中豪雨による災害で、本市でも令和4年7月末の豪雨で、1時間最大降雨量92mm、総雨量144mmを記録し、市内を流れる追田川が氾濫。床上浸水12棟、床下浸水24棟の被害がありました。
【平常時の追田川】
【氾濫時の追田川】
※いずれの写真も平成20年頃のものです。
現在、本市では、これまで治水対策として行ってきた「雨を速やかに流す」ことに加え、「雨を貯める、浸透させる」ことにも着目し「より災害に強いまち」の実現を目指しています。
その方法のひとつに、「水田貯留」があります。水田貯留とは、水田に雨を5センチ程度余分に貯めることで、下流の浸水被害を軽減させることができる減災の取組です。
水田は、周囲を畦(あぜ)に囲まれているため、雨水を一時的に貯留することができます。
水田貯留には、「たくさんの水田で同時に貯める」ことのできる【水路流量調整方式】と、「ひとつひとつの水田で貯める」ことのできる【排水マス流量調整方式】があり、どちらの方法も、いつもよりもう少しだけ余分に雨水を貯めることができます。
【平常時の様子】
【大雨時の様子】
水田貯留の実施場所や詳しい説明は、水田貯留事業のページご確認ください。
水田貯留の事業は、私有地である水田を利用して行うため、水田の所有者や耕作者の協力が必要不可欠です。水田貯留事業にご同意いただいている所有者・耕作者の皆さまには改めて感謝申し上げます。いつどこで発生するかわからない、自然災害の脅威からまちを守り、少しでも被害が軽減できるよう、今後も取り組んでまいります。