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更新日:2021年7月14日
令和元年度に行った発掘調査の成果を展示しています。令和元年度は、発掘調査13件、試掘・確認調査25件を行いました。その中から、以下の8遺跡の調査成果を展示しています。
本證寺境内(野寺町)堀と土塁の実態を把握するために学術調査を実施しました。 桜井城跡(桜井町)個人住宅建設に伴い、発掘調査を実施しました。その結果、これまでの調査で見つかっていた大型溝の延長となる溝を発見しました。 城向遺跡(桜井町)区画整理事業に伴い発掘調査を実施しました。今回の調査では、古代の掘立柱建物跡などを確認しました。 坂戸・三本木遺跡(安城町)開発計画に伴い、発掘調査を実施しました。調査の結果、弥生時代後期~終末期の遺物や弥生時代後期の竪穴建物跡が確認されました。 三ツ塚第1号古墳(古井町)都市公園計画に伴い、確認調査を実施しました。その結果、鎌倉時代の山茶碗を含む層が墳丘の一部であると考えられることから、これは古墳ではなく鎌倉時代の塚である可能性が高いことが分かりました。 三ツ塚遺跡(古井町)都市公園計画に伴い、確認調査を実施しました。その結果、奈良時代~平安時代の竪穴建物跡や鎌倉時代の溝などが確認されました。 東別所屋敷遺跡(東別所町)分譲住宅建設に伴い、初めて発掘調査を実施しました。その結果、奈良時代の大型掘立柱建物跡、幕末の溝や井戸などが確認され、この場所にも古代から集落が広がっていたことが分かりました。 姫小川城跡(姫小川町)開発計画に伴い、発掘調査を実施しました。調査の結果、戦国期の溝と大型の井戸を確認しました。 |
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発掘調査で出土する遺物といえば、縄文土器や弥生土器など千年単位で遡る「古いもの」であるイメージが強いと思います。しかし実際の調査で出土する遺物は時代も種類も多岐に渡っています。今回は出土する遺物の中で最も色彩豊かと言っても過言ではない幕末・明治期の陶磁器を展示します。安城市から出土する遺物の多様性を感じてください。
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