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更新日:2025年2月6日

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スポーツ庁の室伏長官が来訪されました!

1月16日に室伏広治スポーツ庁長官が、本市のスポーツまちづくりの取組に関する意見交換のため、安城市役所に来訪されました。室伏長官は、世界を代表するハンマー投げ選手として長らく活躍し、アテネオリンピックでは金メダルを獲得した経歴を持つアスリートです。そして、スポーツ科学者や陸上競技指導者でもあり、2020年10月1日からスポーツ庁長官に就任されています。
本市が進める「まちづくりマインドを醸成!安城市発、スポーツをフックにするまちづくり」の取組が、スポーツ庁から認められ、2023年、本市は「スポーツ健康まちづくり優良自治体表彰(スポまち!長官表彰)」を受賞しました。今回の室伏長官の訪問は、同年11月10日に開催された授賞式で、長官が訪問する自治体を抽選で決める「スポまち!ピックアップ」により本市が見事選出されたことを受け実現したものです!

今回は、室伏長官の来訪時の様子とお話しした「安城市のスポーツまちづくり」についてご紹介したいと思います。

室伏長官サルビー

【室伏長官、市の公式キャラクター「サルビー」との3ショット】

安城市のスポーツまちづくり「まちづくりマインドを醸成!安城市発、スポーツをフックにするまちづくり」

本市では、「みんなでスポーツを考え、スポーツをつかって「楽しいまち」となる機会をつくろう!」等を合言葉に、「ホームチームサポーター事業」や、地域におけるスポーツ機会の提供、スポーツを通じた関係づくりとして行う「アジア競技大会の意識醸成活動」、「アリーナプロジェクト」をはじめ、スポーツをフックにする取組を進めています。

室伏長官から、本市が選ばれた理由について、「三河安城駅に隣接したアリーナの建設を契機に、スポーツと駅周辺でのコンパクトなまちづくりを連動させ、地域住民や地元事業者など様々な主体が、都市空間を活用したスポーツや運動に取り組みやすい環境づくりを通じて活性化を図ろうとしている点は、全国を先導するような非常に興味深い取組です。」とのお言葉をいただきました。

意見交換会

【室伏長官との意見交換会の様子】

ホームチームサポーター事業

本市に本拠地を置く3つのホームチームである女子ソフトボール「デンソーブライトペガサス」・女子バスケットボール「アイシンウィングス」・男子軟式野球「GTRニッセイ」と連携し、選手及びチームの市民への周知やジュニア世代の競技力強化のためのスポーツ指導の充実を図っています。

取組例として、市内保育園9園での園児とホームチーム所属選手との交流「安城市のスポーツ選手と遊ぼう!」を紹介しました。この交流では、こどもの体を動かすきっかけ作りを創出し、長期的なスポーツ実施率の向上を図ることを目的に、アイシンウィングス及びデンソーブライトペガサスと連携しています。

ホームチームサポーター事業に限らず、こうしたスポーツ選手と保育園児がふれあう取組を来庁者にも感じていただこうと、市役所1階に取組時の写真を掲示しており、当日は室伏長官にもご覧いただきました。市役所にお越しの際は、是非みなさんもご覧ください。

室伏長官は、「(アスリートの出張授業について)こどもたちにとって、トップアスリートは大きく、見るだけでも大変貴重な体験だと思います。」と、アスリート時代を思い返すようにお話をされていました。

ホームチーム取組壁

【こどもがスポーツに親しむ取組の掲示物を見ている室伏長官】

アジア競技大会に向けた機運醸成

本市は、2026年に開催される第20回アジア競技大会で、ソフトボールと近代五種の2つの競技の会場候補地となっています。

ソフトボールは、これまで本市でJDリーグや全日本大学女子ソフトボール選手権大会(インカレ)の開催、東京2020オリンピック時のカナダ女子ソフトボール代表チームの合宿誘致などの実績があります。近代五種は初めて受け入れをする競技であり、市民のみなさんには馴染みのない競技と思いますが、昨年11月に本市で全日本選手権が開催され、競技を直接観戦する機会があり、興味を持っていただけた方も多いのではないでしょうか。

更に、アジア競技大会開催に向けて機運醸成を図る取組や近代五種の認知度を高める取組も進めています。今年度は、小学校向けに「アジア競技大会って何?」と題した講義と近代五種のオブスタクル(※)疑似体験(体育館にある器具を使った簡易なもの)をする出張授業を実施しています。

室伏長官からは、「アジア競技大会の機運醸成の取組も小学校レベルで進められており、こどもたちも楽しんでいると思います。こどもを巻き込んだよい取組です。」と、お言葉をいただきました。

※人気テレビ番組SASUKEを基にした障害物レース。2028年のロサンゼルスオリンピックから近代五種競技の正式種目として採用されます。

アジア競技大会ヒアリング

【アジア競技大会に向けた意識醸成活動のヒアリング風景】

アリーナプロジェクト

三河安城駅から徒歩3分の場所に、プロバスケットボールチーム「シーホース三河」の新たなホームアリーナであり市民の交流の場となる「(仮)三河安城交流拠点・アリーナ」が計画されています。三河安城交流拠点建設募金団体、シーホース三河株式会社が建設・運営に向けた計画を進めており、2028年3月に竣工後、本市に寄附される予定です。

受納後のアリーナは、本市が指定管理料や大規模修繕費用を負担することなく、民間事業者の負担で維持管理・運営を行うこととなっています。

新幹線の車窓からも見える立地に新アリーナが建設されることで、全国からも注目を集められることでしょう。本市の新たなランドマークとして、市民の方々に愛されるアリーナとしていきたいと考えています。

アリーナ外観

【(仮)三河安城交流拠点・アリーナ外観イメージ】

室伏長官には、そのための第一歩として、地域住民や企業とともにアリーナの意識醸成を目的として行った取組のひとつである、「アリーナのつかい方ワークショップ」を紹介しました。

このワークショップでは、延べ580名の方々にご参加いただき、アリーナの日常でのつかい方・ニーズや、アリーナをきっかけに関係人口を創出することを語り合いました。また、参加した方々の想いを詰め込んだ記録集を手渡しし、企業・地域住民・行政が一緒になって取り組むスポーツまちづくりを知っていただきました。

室伏長官は、「市の負担が少なく、民間主導の取組として進められている点は素晴らしいです。全国のモデルとなる施設になりますね」と、感銘を受けられたご様子でした。

最後に

約1時間のご滞在ではありましたが、忌憚ない意見交換ができ、室伏長官からは「(施設の活用だけでなく、ソフト事業も織り交ぜて)スポーツ・健康まちづくりに非常にバランスよく取り組まれていると感じました。感動しました。」と、本市の取組を高く評価いただきました。今後も、ホームチームサポーター事業、アジア競技大会に向けた意識醸成、アリーナプロジェクトだけでなく、幅広く「スポーツとまちづくり」を進めてまいります。

室伏長官来訪時の様子

【室伏長官来訪時の様子】

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