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更新日:2024年4月17日
幅広い世代の参加者が集まって、シーホース三河の本拠地となるアリーナのつかい方を考えた「つかい方ワークショップ」。
その中で考えてきた、「アリーナだからこそ叶えられるつかい方や過ごし方」のアイデア発表会を開催しました!
後半では、シーホース三河やB.LEAGUE関係者等による「アリーナのある、まちの未来」をテーマとしたパネルディスカッションも実施しました。
会場ではコミュニケーションツールの「Sparkup」を使用し、参加者からの意見やアイデアをリアルタイムで集約。
多くの参加者からアリーナへの期待やワクワクが寄せられました。
三星市長による開会の挨拶の後、健幸=SDGs課の大屋主幹より、今年度実施してきた取組みについて説明しました。
7月にキックオフイベントとして開催した「TIPOFF!イベント」や、8月に開催した中学生を対象とした「バスケクリニック」、繋がりをつくる「つながる!ワークショップ」。そして、10月より毎月1回取り組んできた、今回の「つかい方フォーラム」につながる「つかい方ワークショップ」。
これらの様々な取組みは、株式会社アイシン、シーホース三河株式会社と連携して取り組んできました。
昨年10月より開催してきた「つかい方ワークショップ」で、参加者がこれまでに考えてきた「アリーナだからこそ叶えられるつかい方や過ごし方」を各グループごとに発表していただきました。
小中学生のお子さんや子育て世代の方が多かったこのグループでは、代表者のアキさんがお子さんと一緒に発表。
「あう&いやし」をテーマに、「子どもの目線を大切にしつつ、親も楽しめる、そして癒される場所になってほしい」との思いをお話いただきました。
「バスケ部~!」グループのコーディネーターを務めていただいたのは、ママさんバンド「フルーツキッズ」の活動を行っている渡邉 裕子さん。
(渡邉 裕子さんからのコメント)
小さなお子さんも自分たちの意見を出し合うことができて、それを大人が上手にまとめている素敵なグループでした。今後アリーナが安城市に来た際には、みんながやりたいバスケを盛り上げるだけではなく、色んな文化を発信していける三河安城になったらいいなと思いました。
学生と大人が融合したこのグループでは、高校生のフジマキさんに発表していただきました。
「身体を動かす」「食事を楽しむ」の2つを大きなテーマとして、ニュースポーツや特産品の販売などを提案。
とても聞きやすい声で堂々とプレゼンを行う姿には、多くの参加者から称賛の声が上がりました。
「ハイスクール」グループのコーディネーターを務めていただいたのは、株式会社夢花の代表取締役である都筑 拓さん。
(都筑 拓さんからのコメント)
このグループは、途中で中高年と高校生が合わさったグループでした。当初はやりたいことが揃わなかったのですが、よくかみ砕いて聞いてみると、アイデアを合わせることができるなと。そうしてまとまったのが、今回の発表になっています。歴史をアピールしたい人がいたり、ニュースポーツをやりたい人がいたり。それをどんどんかみ砕いていくと、こんな形にまとまっていくんだな、という出来上がっていく過程をすごく楽しく過ごさせていただきました。
小さなお子さんがいる親子世代の方が多かったこのグループでは、キョウさんに発表していただきました。
「親と子が解放される空間に」をテーマに、大型モニターで電車の映像が流れる空間や親子がのんびりくつろげる空間等を提案。
「アリーナを、思う存分解放できる自分のホームに」というメッセージが印象的でした。
「お酒大好き」グループのコーディネーターを務めていただいたのは、「cafe&delica NEJI」のオーナーである村澤 有紀子さん。
(村澤 有紀子さんからのコメント)
完璧すぎて何も言うことないぐらい素晴らしい発表でした。ワークショップでは、自分の子どもが小さかった頃の大変だったこと、不安だったこと等を思い出しながら一緒に考えていました。ほっとする瞬間なんてないくらいに毎日仕事に家事にと追われていたので、こんな素敵なアリーナ、ほっとできる場所が安城にできたら、すごく大きな一歩になるんじゃないかと思います。今子育てに奮闘している人達が少しでも不安や大変さが解消できる場所になってくれたらいいなと思います。
専門的な知識を持つグループと、「一人で楽しむ」ことに着目したグループが融合したこのグループでは、ITに精通したたにさんに発表していただきました。
「一人で楽しむアリーナの日常」をテーマに、安城市を舞台としたAIレーシングゲームをしたり、ライブハウスで音楽を聴きながらお酒・飲食を楽しみたいとのこと。生成AIを使ったクオリティの高い発表に、会場ではどよめきが起こっていました。
「忘れがちで愉快な中年達」グループのコメントをいただいたのは、シーホース三河の佐古シニアプロデューサー。
(佐古シニアプロデューサーからのコメント)
すごい発表でした。たにさんはAIのプロですが、シーホース三河にも携わっていただいている方なので、発表を聞いて、これは完全に成し遂げるんだろうなと思いました。アリーナって大きい箱のイメージがあるんですけれど、個人でそこに足を運ぶことによって、いろんなつかい方の可能性が生まれるんだなと発表を聞いて感じました。
高校生を中心としたこのグループでは、サナさん、ユーリさん、ナナさんに発表していただきました。
「なんでもレンタル体験」をテーマに、楽器の試し弾きやVR体験、移動式サウナなど、学生目線でのアイデアを提案してくださいました。
「佐古Army」グループのコーディネーターを務めていただいたのは、名古屋産業大学の准教授である今永 典秀さん。
(今永 典秀さんからのコメント)
高校生を中心としたグループでしたが、毎回みんなが参加できるわけではなくて、毎回違ったメンバーだったりすることもありました。それでもその都度話し合って、仲がいい子、初めて話す子が、だんだんと一致団結していく姿をみて、安城市の高校生ってすごいなと感じました。もっとこうした対話ができる場があるといいなと感じました。始めはバスケが好きではなかったのに、いつのまにか佐古さんのファンとなり、「佐古Army」というグループ名になったことも1つの成果だと私は思います!
親子世代が多く、バスケが大好きな人が集まったこのグループでは、だいぼーさんに発表していただきました。
「みんなでスポーツを楽しむ!」をテーマに、アプリを活用して、アリーナで様々な人と出会いながらスポーツがしたいというアイデアを提案。お子さんのお芝居を絡めたユーモア溢れる発表に、会場では拍手が沸き起こりました。
「忘れがちで愉快な中年達」グループと同様に、佐古シニアプロデューサーよりコメントをいただきました。
(佐古シニアプロデューサーからのコメント)
可愛らしくて素晴らしい発表でした。毎日同じ環境、同じ仲間だけではなく、違う人たちとバスケをすることで成長ってできると思います。それはバスケだけではなく、人として成長するためにも、いろんな人と出会うことってすごく大事だと思いました。なので、ぜひ僕と一緒にやりましょう!!
各グループの発表後、シーホース三河株式会社の寺部社長及び愛知学院大学の内藤准教授より講評をいただきました。
内藤准教授には、今年度実施してきた「つかい方ワークショップ」にて全ての回で講評をいただいていており、これまでのワークショップを踏まえてお話いただきました。
(シーホース三河株式会社 寺部社長からのコメント)
皆さんの発表を楽しく聞いていましたが、発表の仕方を工夫したり、動きがあったりして、すごく期待以上でした。皆さんがアリーナに対してすごく熱意があって、大きな期待を持っているんだなということを実感しました。
今日皆さんにいただいたアイデアは一つずつ実現していきたいと思います。また、アリーナがきっかけで笑顔になる、そんな場所にもなったらいいなと思います。ワークショップはこれで一区切りとなりますが、アリーナはこれで終わりではありません。皆さんにとってかけがえのないアリーナとなるよう私たちも頑張ってまいりますので、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。
(愛知学院大学 内藤准教授からのコメント)
ワークショップに参加された皆さん本当にお疲れ様でした。ワークショップを伴走した中で感じたこととしては、アリーナというのは試合やイベントがない日の方が多いですよね。他のアリーナの政策過程を見ていると、イベント等でつかっていない日のコンセプトってほとんど出てこないんです。その中で、今回のワークショップではテーマを見出し、まとめあげたことは、すごくつかい方の可能性を広げたなと感じました。
このアリーナはぜひ地域住民の人と一緒になってつくりあげ、10年20年経ったときに安城市民の誇りとなっていただきたいなと思いました。
昨年10月より始まった「つかい方ワークショップ」。約半年間という長い期間で多くのアイデアを出してくださった参加者の皆様へ、シーホース三河株式会社よりオリジナルタオルの記念品が贈呈されました。
第二部では、「アリーナのある、まちの未来」をテーマとしたパネルディスカッションを行いました。
地域に根ざした「アリーナのあるまち」の目指す姿について、地域、住民が主体となったまちづくりの重要性やB.LEAGUEが目指す地域との連携、地域を巻き込んでどんなアリーナにしていきたいかなど、登壇者よりそれぞれの視点でお話いただきました。
まとめとして、「アリーナだけではなく、周辺のまちも含めた『オール安城』でつかっていくという気持ちが大切。世界に自信を持って発信できるアリーナだからこそ、全員がジブンゴトとしてアリーナを、まちをつかい、どんどんアップデートしていきながら、多くの人が集まれる環境をみんなでつくっていきましょう。そしてみんなで新しい未来をつくっていきましょう」と、パネルディスカッションのコーディネートを担当したEY Japanの岡田 明さんに締めくくっていただきました。
閉会では、株式会社アイシンの中村副本部長より挨拶をいただきました。
(株式会社アイシン 中村副本部長からのコメント)
皆さんのプレゼンを聞いて、大きな勇気をもらいました。つかい方にとどまらず、「アリーナやまちがどんな場であってほしいか」という観点で多様な意見をいただくことができました。これからも活用される市民の皆さんの声を聞きながら、一つずつ取り入れていきたいと思います。皆様におかれましては、今日で終わりではなく、これからももっと関わっていただきたいですし、安城みんなで盛り上がっていけるようプロジェクトを進めていけたらと思っておりますので、ご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。
つかい方フォーラムを終えて、多くの人がアリーナを「ジブンゴト」として捉え、誕生を待ちわびていることがわかりました。
また、アリーナがきっかけとなり、地域の方々や企業がつながりあえること、新しい価値(アイデア)を生み出すきっかけになることが実感できました。
これからもアリーナ誕生に向けて、また地域のつながりづくりを進めていくため、ジブンゴトとして関わり続けていただけると嬉しいです。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
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