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市長のときどきブログ下学上達

最近の出来事の感想やちょっとしたコメントを書いています。
これまでの「月曜のひとこと」と「今月のメッセージ」から変更します。

2022年6月14日

市長在職20年の回顧

去る6月1日、東京で開催された全国市長会総会にて、長期在職者への表彰が行われ、今年で在職20年目を迎えた私は、全国市長会会長より特別功労表彰をいただきました。この日、20年表彰を受けた現職市長は全国で私を含む10名で、私もベテラン市長の仲間入りとなりました。そして、この表彰を個人的な栄誉に留めるべきではなく、市政の安定運営への評価としても理解すべきではないかと考え、ここにご紹介することとしました。

市長在職20年の特別功労表彰

【市長在職20年の特別功労表彰】

市長としての20年間を支えたのは、それ以前の市議会議員としての16年間の学びと経験にあります。そこでこの20年表彰を機に、地方政治に身を置いてきた足かけ36年間をふり返り、私見も交えた市政運営のふり返りを綴ることとしました。

思索生知(しさくせいち)

自分の経験や考えを人に伝えようとしても、なかなか具体的なよいことばが思い浮かばないことがあります。そこであれこれ検索してみた結果、上記の「思索生知」という語句があることを見出しました。思索生知とは、「道理や筋道を追って物事をよく考えることで知恵が生まれてくるということ」を意味します。

地方行政の守備範囲は広く「ゆりかごから墓場まで」という表現があるように、幅広い行財政の知識や経験が必要となります。また地方政治の世界では、信頼はもちろん広い人間関係も重要になります。これらの会得にはそれなりの努力と歳月を要するうえ、現在のような変化の激しい時代には、既知の知識や情報の更新が求められる他、考え方やとらえ方も状況に応じて変えてゆかねばなりません。

前例のある事態については、ICT機器の検索により容易にその解決方法を探し出せる便利な時代となりました。しかし、過去に例のない事態が続発する時代では、どう問題の解決を図るべきかの解答をICTに求めることは不可能で、解決に向けての不安を覚えることしばしばです。そこで、いろいろな本を読んだり専門の方々からさまざまな情報をいただいたりと、試行錯誤を重ねながら解決への道筋をたどっているうち、未知の課題については自ら頭をひねって解決の糸口を見出すしかないということが分かってきました。

かねてより児童生徒らへの「総合的な学習」の必要性が喧伝されてきましたが、ふり返れば市長の私自身も、長年この総合的な学習を重ねて社会問題の解決に当ってきたように思われます。私は教育について深い識見を持っている訳ではありませんが、不透明な時代を生きてゆく上で、すべての世代の皆さんにとって必要なことは、上記のようなさまざまな機会や体験を通じての学びと思索なのではないかと思っています。私たちは今、思索生知が求められる時代を生きているのだと考えます。

被災地ボランティアからの気づき

市議会議員2期目の終盤だった平成7年1月17日、阪神淡路大震災が発生しました。その1ケ月後の2月中旬、2か月後に迫りつつあった3期目の市議選挙を気にしつつも、私は被災地の実状を知っておきたいと考えてボランティア活動を志願しました。

出発直前に都市インフラが破壊された阪神地方へ出かける条件として、ガスコンロや寝袋など現地で自活できる道具の持参を求められ、即座に購入したのが登山道具でした。割り当てられた西宮市内での2泊3日のボランティア活動を終え、まだ真新しい登山道具を手に、登山が「危機管理の訓練」になると気づいて以降、私は趣味をランニングから登山へと切り替えることにしました。

社会的なリーダーは災害の際、助けられる立場ではなく助ける立場であらねばならないという気概を持ち、そのためには都市インフラのない場所での生活訓練が必要と考えたのです。生まれて初めて足を踏み入れた被災地での見聞と体験が、今では本市の危機管理を考える際の貴重な知恵と化しています。

【阪神・淡路大震災の火災の様子】提供元:兵庫県神戸市

【阪神・淡路大震災の火災の様子】提供元:兵庫県神戸市

真剣勝負の自己鍛錬

平成7年から本格的に登山を始めたものの、いざ実際に未知の高峰に登ってみると、紙一重で絶命の可能性がある瞬間に遭遇し、その都度大いに冷や汗をかいてきました。山と向き合うには、気持ちを引き締めての真剣勝負を覚悟せねばならないことを悟り、修験道や密教の修行者が険しい山に分け入る理由が理解できるようになりました。

また山に登ることが、「命がけ」で目標に向かう訓練になることにも気がつきました。そして、政治家にこそ本来こうした命がけの姿勢が必要と実感し、市議という非常勤の立場を活かしたスケジュール調整をし、お天気をにらんで険しい山々への挑戦を続けてゆきました。

南岳山頂への最後の岩場

【南岳山頂への最後の岩場】

その後、背水の陣での市長選出馬、利害が対立する都市基盤整備の推進、さらにリーマンショックや新型コロナ感染症拡大等々、先を見通せない難しい局面と何度も向き合うこととなりました。それでも、何とか精神的に持ちこたえて今日に至れたのは、命がけの山中での鍛錬のおかげではないかと思っています。

しかし、市長となり責任の重さが増した後は、かつての冒険登山は慎んでいますし、周囲の人たちにそれを勧めることもありません。

涸沢テント村

【涸沢テント村】

未来に向け気持ち新たに

阪神淡路大震災でのボランティア、そして登山から学んだことなどは、以前からいろいろな機会に紹介してきましたが、改めて36年間の政治生活をふり返る時、どうしてもそこに立ち戻ってしまうのは、それだけ人生上の強烈な体験だったということなのでしょう。

現在地方政治の世界に身を置く方々へ、あるいは将来身を置きたいと考える皆さんへ、私からお伝えしたいことはまだまだ山積しています。しかし、私自身も現役の市長ゆえ、過去を懐かしみふり返ることよりも、未来を見通した新たな課題解決と行財政運営が求められています。

それでもいつか次代を担う若い人たちに、ゆっくりと過去をふり返りながら自らの経験や思いを伝えてみたいと願っています。その日が来るまでは、引き続き自らに課せられた使命を全うすることに尽力せねばなりません。20年表彰をお受けした翌日から、すでに気持ち新たに次の目標への歩みを再開しています。そのまちに人が暮らす限り、地方自治に終点はありません。

特別功労表彰の賞状と楯

【20年表彰を受賞し気持ち新たに】

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市長の動き

2022年6月27日(月曜日)

時間

行事

場所

午前8時45分 内部事務打合せ 第1市長応接
午前9時15分 執務 市長室
午前10時 内部事務打合せ 市長室
午前10時30分 来客面談 第1市長応接
午後1時 内部事務打合せ 市長室
午後2時 都市基盤整備事業促進要望会 第10会議室
午後3時 内部事務打合せ 市長室
午後3時15分 来客面談 第1市長応接

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