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市長のときどきブログ下学上達

最近の出来事の感想やちょっとしたコメントを書いています。
これまでの「月曜のひとこと」と「今月のメッセージ」から変更します。

2019年11月11日

会議で見えた都市事情

10月半ば、岐阜県大垣市で東海市長会議の役員会・総会があり、参加してまいりました。東海市長会は、愛知・岐阜・三重・静岡の4県の市長が参加しておられ、常日頃はなかなかお話しできない他県の市長さん方ともお話ができました。

東海市長会通常総会

【東海市長会通常総会】

会議の休憩時間などで、私が安城市の市長と気づいた周囲の市長さん方が、まず口にされるのは「安城市は恵まれていていいですね」、「うらやましいばかりです」といったひと言です。私としては「この市長さんは、安城市をどの程度ご存じなのか」と探りを入れますと、ほぼ一様に「三河安城駅」のことを話題にされます。

ご存じの方もおいでかと思いますが、東京から「のぞみ」もしくは「ひかり」に乗車し名古屋に向かいますと、三河安城駅を通過する際、必ず車内に「当列車はただ今、三河安城駅を通過しました」というアナウンスが流れ、JR東海によるよき本市のシティプロモーションになっていると、私は内心そう喜んでいます。

新横浜~名古屋間の乗車時間がやや長いため、車中で寝てしまったり、ぼんやりしている方への注意喚起かと思われますが、このアナウンスにより、多くの乗客にとって「三河安城駅は気になる駅」になっていると思われ、本市のイメージ形成に一役買っていると感じます。

とは言え、他県の市長さん方には、隣接の刈谷市や豊田市などとの混同があるようで、なかなか安城市独自のまちのイメージを理解されていないと受け止めました。そこで、これからの三河安城駅周辺整備に合わせて、独自の駅周辺のまちづくりを進め、本市オリジナルのイメージをアピールできるようにしてゆかねばならないと考えています。

 

本市へのうらやましさを口にされる背景には、各市のいろいろなご事情があるのでしょうが、一方の私には、この地域以外の東海地方の各都市事情が気になって仕方ありませんでした。

岐阜県 大垣市

会議開催地の大垣市は、平成の合併により人口を大きく伸ばされ、合併直後の平成19年度には16.7万人ほどとなっていました。当時の安城市の人口は17.6万人だったため、その頃、大垣市長さんから「大垣市は合併で人口規模が安城市に近づきました。ただ、過疎地の町村を抱えたので行政効率は悪く、今後の行政運営は安城市をモデルとします」とお聞きした記憶があります。

その大垣市の現在の人口は16.1万人で、一方、本市は最近19万人に達しています。10年ほど前には1万人ほどだった人口差は、現在は3万人近くにも開いてしまっていることに驚かされます。

 

平成19年

令和1年

増減

大垣市人口

166,960人

161,335人

- 3.4%

安城市人口

175,833人

190,144人

+8.1%

三重県 松阪市

昼食時、隣の席に松阪市長が座られ、都市規模がよく似ていると思われたためあれこれお話をしていたのですが、「うちのまちは毎年1千人ずつ人口が減少してゆく」とおっしゃられました。あまりの減少数に耳を疑い理由をおたずねしてみますと、「高校卒業生の4分の3が市外へ流出しており、一度地元を離れた若者は戻らない。一方、高齢化で亡くなる方は増え、その結果千人の人口減になっている」とのことでした。

松阪市も平成17年の「平成の大合併」により、人口12.3万人から16.9万人となりましたが、その後は減少の一途となっています。

 

平成17年

令和1年

増減

松阪市人口

168,973人

163,644人

-  3.2%

安城市人口

170,235人

190,144人

+11.7%

 

大垣市は西濃(美濃の国西部)地区の、また松阪市は中勢(伊勢の国中部)地区の、それぞれ中核的な都市に位置付けられており、決して象徴的な過疎の町ではないと思われますが、それでもすでに両市で顕著な人口減少が進行しているという現実に驚かされました。二つの平均的な地方都市から見れば、西三河地方は異次元と言っても過言ではない状況にあることを、改めて実感させられました。

とは言え、長期的な展望に立った時、この地域の一人勝ちはあり得ないと思います。全国的な人口減少が進行しているということは、日本国内の消費人口が減少しているということであり、自動車販売を考えても国内販売額はさらに縮小が続くということになります。

したがって、ものづくりではグローバル展開に活路を見出すという経営戦略が続いてきましたが、大きな利益をもたらし続けてきた自動車産業には、世界的な自動車メーカーのみならず、ICTや電機などの異業種も参入して新技術の研究開発を競い合っています。グローバル展開の勝者と見られていた企業でも、激しい経済変化、新技術の開発競争など、さまざまな環境変化への対応を誤れば、一気に苦境に立たされる可能性があると受け止めるべきと考えます。

 

現在までのところ、本市はこの地域の産業に支えられ、まだ健全財政を継続できているものの、こうした社会情勢に鑑み、現在の情況に安穏と胡坐(あぐら)をかいている訳にはゆかず、常に地域を取り巻く環境の変化に留意をして、時宜にかなった行財政運営や行政改革を進めてゆかねばならないと思います。

先の読みにくいこうした時代にあっては、地方都市経営の中においても、常に新しい可能性を模索し続けるという姿勢が必要ではないかと考えます。健全財政でありまだ余力のあるうちに、次の可能性を探り出してゆかねばなりません。

私たちのまちから全国の先進事例を作り出してゆくという気概を持ち、慎重を期して準備万端整えた上で、勇気をもって一歩を踏み出し、新しい事業に挑戦し厳しい時代にあっての活路を見出してゆきたいと思います。

現在の安城市の街なみ

【現在の安城市の街なみ】

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市長の動き

2019年11月13日(水曜日)

時間

行事

場所

午前10時

「地域循環共生圏」づくりプラットフォームの構築に向けた座談会(意見交換会)

環境省
午後1時 全国市長会財政委員会・都市税制調査委員会合同会議 日本都市センター会館(東京都)
午後3時30分 全国市長会市長フォーラム 全国都市会館(東京都)

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