アイ・プラネッツ(6月19日)



内容
会のみなさんから
- アイ・プラネッツ結成のきっかけは、2006年に市役所の職員が数年で異動してしまうため、プラネタリウムや星空解説の運営や技術が定着しないという課題に対し、生涯学習課から天文研究家の浅田氏(現理事長)に「市民の力で解説・運営ができないか」と相談があったことが始まりです。解説者養成講座から始まった市民参加型の任意団体が発展し、2011年にNPO法人化して市との委託契約を結びました。建築家、元公務員、全国解説コンクール優勝者など、多種多様なバックグラウンドを持つ市民が集まっており、外部に頼らずにすべての企画やプログラムを「内製(自分たちで制作)」できる点が最大の強みです。
- 年間約250日の稼働において、一度も穴を空けることなく多彩なプログラムを運営しています。日々変わる星空をリアルタイムに伝えるため、生解説を重視し、また担当者やその日の気候(湿度など)によって毎回少しずつ異なる解説が楽しめるようにしています。年間約31公演のターゲット別の豊富な特別投影(乳幼児(0〜3歳)向けにはオリジナルの星のお話や手遊び、母親向けのリクエスト曲など)を手作りで企画。また、代表の浅田氏により、最先端の天文学の内容を分かりやすく提供しています。音楽との融合にも力を入れており、生演奏と星空を組み合わせたコンサートや、大人向けの癒やしとして、中学生以上を対象とした「星とアロマのひととき」等を行っています。また、メンバーが10年かけて自作した空気で膨らむ「エアドーム(直径5m)」による移動プラネタリウム(出前活動)を行い、地域の公民館などで星空を届けて本館への呼び水としています。
- 安城市のプラネタリウムは、雑誌等の企画で「日本のプラネタリウム21選」(東海3県では名古屋市科学館などと並び選出)に選ばれるほどの高い評価を得ています。大規模リニューアルの際には、アイ・プラネッツの知見や星の見せ方についての意見を多く採り入れていただきました。1つは「世界初の調光コントロール(LED)」です。従来の「星の明るさを丸の大きさで表す図」ではなく「本当の光の強さ(輝度)」を変えて1億個の星を表現する世界初のシステムをメーカーと共同開発しました。安城の特別仕様第1号機が、現在の業界の標準仕様のベースとなっています。また、360度地平線まで星が映るスクリーンによる圧倒的な没入感も特徴です。座席を上に持ち上げることで、星空をすっぽり被ったような臨場感を実現し、圧倒的な視野の広さと感動を生んでいます。さらには優れた音響。1981年の開館当初から市職員がこだわってきた音響設備の歴史を受け継ぎ、リニューアル時にも仕様に組み込まれました。
市長から
私も星空を見上げるのは大好きで、幼いころに訪れた名古屋市科学館プラネタリウムの解説が大変印象的であり、今も鮮明に覚えていますし、当時大変衝撃を受けたことも覚えています。プラネタリウムは、子ども達の知的好奇心を刺激して想像力を培い、子どもの未来を育む場であると思います。プラネタリウムをきっかけとして、未来の科学者や宇宙飛行士が生まれるような、夢の広がりを期待しています。
また、このような素晴らしい設備と、アイ・プラネッツの皆様の努力と実力により、安城市プラネタリウムは非常に付加価値の高い施設となっているため、今後、より多くの市民に魅力を伝えていく必要があると考えます。市民と行政が協働で素晴らしい施設を育ててきた歴史に感謝し、アイ・プラネッツのこれからのさらなる活躍に期待をしています。