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ホーム > 市長のページ > 令和6年度開催の様子 > 東海道松並木の会(12月18日)
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更新日:2025年1月16日
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・定年退職を機に、何か地域貢献できることはないかと考え、地元(東栄町)に市指定天然記念物「東海道のマツ並木」という素晴らしい文化財があり、守っていきたいとの思いで会を立ち上げました。当初は20人以上の会員が集まりスタートし、活動を続けて17年目になります。月2回㈫午前7時30分~8時30分で活動しています。時間を決めて活動していますが、ごみが多くて延長することも多いです。また、活動時間がちょうど小学生の通学時間なので、挨拶を交わしたり、コミュニケーションを取ることが楽しみになっています。
・決まった日時に活動しているので健康的で、意見交換等の会話をしながら、お互いの近況もわかり、高齢者同士楽しく活動しています。
・ごみのポイ捨ては昔と比べると減っていますが、松の植え込みの草がすぐ伸びるので、草取りを中心に活動しています。また、松は落葉するので、この時期は特に掃除が大変です。小学生の通学路になっているので、特に雨上がりは足を滑らせないか心配になります。
・活動していて、小学生や近所の人、通行人から「ご苦労様です」と感謝の気持ちを言葉でかけてもらえるのは非常に嬉しいですし、励みになります。
・私達も高齢者ばかりで、体力的にも厳しくなってきているので、後継者探しが一番の課題です。
・マツ並木は普通の街路樹と違って、私達には特別なものです。子どもの頃から東海道五十三次の道で歴史があると教えられて、ずっとそこにあるので、この先も長く残って欲しいと思います。
・東海道のマツ並木は文化財としての価値が高く、今もこうして安城に残っていることは非常に素晴らしいことです。東海道は産業を支える道路でもあり、住民の生活を支える道路でもあり、非常に重要な道路です。国道1号線は、通勤時間帯など大変混むことが多く、迂回ルートとして東海道が使われることも多い。なので、他所の松並木のように車両の進入を禁止することは難しく、余計に保存が難しいと思います。
・ここ最近は新しく道路をつくる際に、街路樹を植えないそうです。理由は、落ち葉が自宅の敷地内に入ってしまう、見通しが悪い等の住民からの苦情と、維持管理費がかかることです。みなさんのように定期的にごみ拾いや草取りをする地域のボランティアがいれば良いんですが、ほとんどの道路はそういう組織もないので、街路樹は必要ないと判断するそうで、非常に残念で寂しく思います。
・後継者問題は、あらゆる団体に共通した課題で、私も危機感を抱いています。コロナもあり、人と人との絆を深める機会が減少したことも、拍車をかけていると思います。ただ、皆さんの活動する姿は多くの人の目に留まり、1人でも2人でも興味を持ってもらえるようなPRに繋がると思います。
・皆さんの活動・活躍に敬意を表するとともに、東海道のマツ並木を後世に繋いでいけるように、活動が続くことをお願い申し上げます。