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更新日:2024年11月5日
令和5年度に行った発掘調査の成果を展示しています。令和5年度は、発掘調査5件、試掘・確認調査14件を行いました。その中から、以下の3遺跡の調査成果を展示しています。
中狭間遺跡(桜井町)小学校増築工事に伴い発掘調査を実施しました。調査の結果、古墳時代前期の竪穴住居跡2棟と他地域との交流をうかがわせる北陸系の甕を含んだ溝などが確認されました。 姫遺跡(姫小川町)分譲住宅建設に伴い発掘調査を実施しました。古墳時代後期から奈良時代にかけての区画溝や中世の溝・柱穴・火葬施設などが見つかりました。 塚越古墳(古井町)古墳の保存活用に向けた学術調査を実施しました。古墳の周囲から幅6m以上の周溝とみられる溝を確認しました。溝からは埴輪片が出土し、その位置や形・延びる方向などから前方後方墳である可能性が高まりました。 |
安祥文化のさとまつりにあわせて実施する本展覧会は、これまで安城市内で行われてきた発掘調査の成果を展示し、市民の埋蔵文化財に対する関心および理解を深めることを目的としています。
今年度は、古井町にある本神遺跡が昭和39年に初めて発掘調査されてからちょうど60年になります。碧海台地上の集落を囲った環濠からは、畿内に系譜があるタタキ甕(工具によるハケメ)など他地域に由来のあるものを含め、多量の土器が出土しました。今回の展示では、三河地方屈指の環濠集落である本神遺跡の全貌に迫っていきます。
過去の展示 |
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