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更新日:2014年6月3日
平成24年度に行った調査の成果を展示しています。平成24年度は36件の発掘・試掘調査を行いました。その中から以下の5遺跡の調査結果を展示しています。
大藪畔遺跡(野寺町)本證寺の南西に位置する室町時代~戦国時代を中心とした遺跡。地下式坑や焼成土坑といった、特殊な遺構が見つかりました。中国産青磁なども出土しています。 本神遺跡(古井町)西三河を代表する弥生時代後期の環濠集落。環濠部分の調査を行った結果、多くの弥生土器が出土しました。 東端貝塚(東端町)東端八劔神社がある台地縁辺にひろがる、縄文時代~中世の貝塚です。今回の調査では、ハイガイやマガキなどを含む貝層や、平安時代の須恵器や製塩土器、鎌倉時代の山茶碗などが見つかりました。 北本郷古墳(和泉町)弥厚公園にある、古墳時代前期後葉~中期初頭の古墳。過去に内行花文鏡や管玉、鉄剣、鉄斧が出土したと伝えられています。今回の調査では、弥生時代前期の条痕文土器が見つかりました。 岩根前遺跡(小川町)北を岩根城址(戦国時代)、南を寺領廃寺(奈良時代~平安時代)に挟まれた遺跡。奈良時代~平安時代の竪穴住居跡や掘立柱建物跡、室町時代以降の焼成土坑や柱穴が見つかりました。 |
これまでの遺跡発掘調査や資料収集によって常滑焼の資料が増加してきたことを機に、常滑焼の特集展示を行うこととなりました(新美南吉の出身地・半田も、常滑窯に含まれています)。安城市内で見つかった中世から近現代までの常滑焼について、わかりやすく解説します。
10日間という短い期間ではありますが、ぜひお越しいただければと思います。
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