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更新日:2015年4月8日
昨秋、国指定史跡の答申を受けた本證寺境内(野寺町)。平成27年3月10日、正式に国指定史跡となりました。
本證寺は、鎌倉時代の創建と伝わる真宗寺院の名刹です。永禄6年(1563)の三河一向一揆で松平(徳川)家康に敵対し、一揆収束後は家康からの改宗命令を拒否して主要堂宇は破却され、坊主衆も国外退去となったと伝わります。天正13年(1585)に赦免され、江戸時代には東本願寺派の中本山、触頭寺院として再興を遂げました。
境内を囲む二重の堀(内堀・外堀/戦国期)は、現在もその一部が現存しています。境内北側には、土塁も残存しています。多くの遺構は現在も地中に眠っており、史跡が良好に保存されています。全国でも指折りの史跡と言えるでしょう。
本證寺の鼓楼 手前の内堀には、夏になるとハスが咲き誇ります。
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平成27年3月までに、16回の調査が行われています。 外堀の規模や、堀の内側に住んでいた人々の暮らしなどが 明らかになってきています。 |
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