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更新日:2024年12月2日

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種(子宮頸がん予防ワクチン)

子宮頸がん予防ワクチンについての情報を掲載しています。

HPVロゴ

公費(無料)で接種を受けられる期間の延長については、国の審議会で検討されています。
安城市での対応につきましては、厚生労働省からの正式な情報をもって、決定次第お知らせします。

1.トピックス

令和7年3月31日までの接種期限に関するリーフレット(厚生労働省)

2.ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)~子宮頸がん~

子宮頸がんは子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんのことで、若い世代の女性のがんの中で多くを占めるがんです。
日本では毎年、約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。
がんはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスの感染で生じることが分かっています。感染は主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染すると言われています。感染しても多くの場合数年以内にウイルスが消失しますが、一部が持続的に感染することでがんになると考えられています。

3.ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種(子宮頸がん予防ワクチン)

接種については、お手元に届いたリーフレットおよび厚生労働省ホームページ(外部リンク)に掲載されているHPVワクチンに関する情報をよく読み、HPVワクチンの有効性とリスクを理解したうえでご検討ください。

1.対象者と接種期限

対象者 接種期限
定期接種対象者(小学6年生から高校1年生相当の女子)

16歳となる日の属する年度の末日

※キャッチアップ接種の対象者(平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性) 令和7年3月31日

※キャッチアップ接種の対象者について

ヒトパピローマウイルスワクチンの積極的な接種勧奨の差控えにより接種機会を逃した方(平成9年4月2日から平成20年4月1日生まれの女性)は、定期予防接種の対象年齢を過ぎていますが、令和4年から公費で接種を受けることができるキャッチアップ接種が実施されており、公費で接種を受けられる期間は、令和7年3月31日までとなります。予防接種は全部で3回あり、3回目の接種を終えるまでに6か月程かかりますので、接種を希望される場合は早めにご検討ください。

2.ワクチンの種類と標準的な接種方法

種類 標準的な接種方法 標準的な接種方法で接種できない場合

2価ワクチン(サーバリックス®)

1回目接種から1か月の間隔をあけて2回目接種、1回目の接種から6か月の間隔をあけて3回目接種 1回目接種から1か月以上の間隔をあけて2回目接種、1回目から5か月以上、かつ、2回目から2か月半以上の間隔をあけて3回目接種

4価ワクチン(ガーダシル®)

1回目接種から2か月の間隔をあけて2回目接種、1回目の接種から6か月の間隔をあけて3回目接種

1回目接種から1か月以上の間隔をあけて2回目接種、2回目から3か月以上の間隔をあけて3回目接種

9価ワクチン(シルガード®9)

《1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合》

1回目接種から6か月の間隔をあけて2回目接種

《1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合》

1回目から5か月以上の間隔をあけて2回目接種

※2回目の接種が1回目から5か月未満(ただし、1か月以上あけること)の場合は、3回目の接種が必要になります。
その場合、3回目は2回目の接種から3か月以上間隔をあけて接種します。

《1回目の接種を15歳になってから受ける場合》

1回目接種から2か月の間隔をあけて2回目接種、1回目の接種から6か月の間隔をあけて3回目接種

《1回目の接種を15歳になってから受ける場合》

1回目接種から1か月以上の間隔をあけて2回目接種、2回目から3か月以上の間隔をあけて3回目接種

接種スケジュール

交互接種

これまでに、2価ワクチン(サーバリックス®)または4価ワクチン(ガーダシル®)を1回または2回接種した方については、同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価ワクチン(シルガード®9)に変更し、残りの接種を完了することも可能です。

交互接種をすることに対する効果やリスクについての科学的知見は限定されています。

3.接種券発送について

標準的な接種期間の始期である中学1年生の年度始めに予診票兼接種券をお送りします。小学6年生の年度中に接種を希望される方は、保健センターに問い合わせください。

令和4年4月から積極的勧奨が再開されたことに伴い、令和4年5月26日に平成19年4月2日から平成23年4月1日生まれの女子及びキャッチアップ接種の対象者には、予診票兼接種券を発送しています。9価ワクチン(シルガード®9)を接種される場合も、お手元にある予診票兼接種券をご使用いただけます。(※接種期限については、予診票兼接種券の右肩上部に記載されています)

定期接種対象者及びキャッチアップ接種の対象者の方で、紛失等で予診票兼接種券がお手元にない方については、保健センターにお問い合わせください。

転入した方

HPV感染症予防接種の3回接種を完了しておらず、接種を希望する方は、予診票兼接種券交付申請書を保健センターに提出ください。

接種記録の確認のため、母子健康手帳または接種済証明書の写しを添付ください。

4.実施場所

市内の予防接種実施医療機関で予約をして接種を受けられます。内容が異なることもありますので、直接医療機関へお問い合わせください

愛知県広域予防接種(愛知県内の医療機関で接種できる場合)

以下に該当し、「安城市外(愛知県内)で予防接種を希望する方」は、愛知県内の医療機関で接種できる場合があります(事前の申請が必要)。詳しくは「愛知県広域予防接種」をご覧ください。

  • 安城市外にかかりつけ医がいる方
  • 安城市外の病院等で長期に入院治療を要し、安城市内で予防接種を受けることが困難な方
  • 里帰り出産、家庭内暴力等のため、安城市外での予防接種を希望する方

費用

対象者ごとの接種期限までは無料です。

持ち物

安城市定期予防接種支援事業について(愛知県外の医療機関で接種できる場合)

「県外の医療機関で予防接種を希望する方」や「県内の愛知県広域予防接種協力機関ではない医療機関で予防接種を希望する方」は、安城市定期予防接種支援事業を利用して予防接種を受けることができます。詳しくは、「安城市定期予防接種支援事業」をご覧ください。

4.HPV感染症予防接種(子宮頸がん)の費用助成

HPV感染症予防接種の積極的勧奨の差し控えにより、定期接種の機会を逃した方で、過去に自費で任意接種を受けた方に対して、費用を助成します。

対象者

平成9年4月2日から平成17年4月1日生まれの女性のうち、以下の全てを満たす人

  • 令和4年4月1日時点で安城市に住民票がある人
  • 16歳になる年度の末日までに3回の接種を完了していない人
  • 17歳になる年度の初日から令和4年3月31日までに日本国内の医療機関で、HPV感染症予防接種2価ワクチン(サーバリックス®)または4価ワクチン(ガーダシル®)の任意接種を受け、実費を負担した方

申請期限

令和4年8月1日から令和7年3月31日まで

助成金額

提出書類 助成金額
接種費用の支払いを証明する書類の提出があり、支払った費用が確認できる場合

接種費用

支払った費用が確認できない場合 1回あたり16,000円
  • 接種に要した交通費、宿泊費、HPV感染症に係る任意接種証明書(様式第2)の発行に要した文書料等は費用助成の対象外です。
  • 最大3回分まで費用助成します。

提出書類

提出書類 概要 提出

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用助成金支給申請書(様式第1)(PDF:98KB)

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用助成金支給請求書(様式第4)(PDF:71KB)

【記入例】

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用助成金支給申請書(様式第1)被接種者18歳以上(PDF:218KB)

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用助成金支給申請書(様式第1)被接種者18歳未満(PDF:219KB)

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用助成金支給請求書(様式第4)被接種者18歳以上(PDF:311KB)

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種費用助成金支給請求書(様式第4)被接種者18歳未満(PDF:311KB)

  必須

接種記録が確認できる書類

(右記の中からいずれか1点)

母子健康手帳「予防接種の記録」欄の写し

予防接種済証

予診票の写し

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種証明書(様式第2)(PDF:57KB)

必須

接種費用の支払いを証明する書類

(右記の中からいずれか1点)

領収書及び明細書

支払い証明書

注1

振り込み先の確認できる書類

(右記の中からいずれか1点)

通帳表紙の裏面の写し

キャッシュカードの写し

必須

注1)紛失等によりお手元に書類がない場合は、提出の必要はありません。

5.ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関する相談先一覧

HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談

  • 【厚生労働省】「感染症・予防接種相談窓口」電話番号:0120-469-283(受付時間 平日9時~17時)※土曜、日曜、祝日、年末年始は除く

ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種(HPVワクチン)後に症状が生じた方に対する相談窓口

<どこに相談すればよいか分からない、診察してくれる医療機関を紹介してほしい方>

  • 【愛知県保健医療局 感染症対策課】電話番号:052-954-7491(受付時間 平日9時~17時)※土曜、日曜、祝日、年末年始は除く

<学校生活に関する相談をしたい方>

  • 【愛知県教育委員会事務局 教育部 保健体育課】電話番号:052-954-6793(受付時間 平日9時~17時)※土曜、日曜、祝日、年末年始は除く

6.ワクチンの供給状況に関するお知らせ

現在、全国的にヒトパピローマウイルス(HPV)感染症ワクチンの接種希望者数が急激に増加し、製薬会社の生産体制を上回る状況となっています。このため、ワクチンの安定供給が難しく、市内医療機関におきましても接種のご予約をお受けしにくい状況です。

市民の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。

 キャッチアップ接種延長に関する国の検討状況

今夏以降の大幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいる状況等を踏まえ、令和7年3月末までに接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるよう、国の審議会で検討しています。キャッチアップ接種期間終了後も公費で接種を受けられる対象者と期間について、検討がおこなわれました。

対象者(検討中)

  • キャッチアップ接種対象者のうち、令和4年4月1日から令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
  • 平成20年度生まれの女子で、令和4年4月1日から令和7年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方

期間(検討中)

キャッチアップ接種期間(令和7年3月31日まで)終了後、1年間

7.関連リンク

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お問い合わせ

子育て健康部健康推進課予防係
電話番号:0566-76-1133   ファクス番号:0566-77-1103