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更新日:2013年6月20日

宮下遺跡

遺跡番号

 540105

概要

  宮下遺跡は鹿乗川の西側の沖積地に立地する、鹿乗川流域遺跡群のひとつです。
  1974年(昭和49)12月から翌年の1月に行われた調査では、西鹿乗川に架かる宮下橋のそばの調査区で大きな溝とその片方の岸(南側)が確認されました。
  大溝の肩から斜面にかけて複数の杭が打ち込まれていました。また大溝からは古墳時代を中心とした遺物(木製品や土器など)が多数出土しました。珍しいものには、青銅製の環に金メッキを施した耳飾り(金環)、銅鏡の模造品である有孔円盤があります。
  大溝は弥生時代中期には存在し、古墳時代中期までに徐々に埋まっていきました。
  この大溝は、平成13年の調査によって南西方向に続いていることが分かり、宮下遺跡の南方に位置する中狭間遺跡(現桜林小学校)の溝へとつながる流路であると推測できます。
  また、この大溝の南東は自然堤防呼ばれる小高い土地になっており、中狭間遺跡へと続いていました。

    

所在地

 安城市桜井町宮下

 宮下遺跡位置

木製品(古墳時代前期)

宮下遺跡木製品

 金環・管玉・有孔円盤(古墳時代)

宮下遺跡金環

 

お問い合わせ

生涯学習部文化振興課文化財係
電話番号:0566-77-4477   ファクス番号:0566-77-6600