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更新日:2016年2月5日

12月5日分(新美南吉に親しむ会の皆さん)

1205nankichi

内容

会の皆さんから

  • (教え子の加藤さんから)
    昭和10年頃の安城は、碧海郡の中心地としてとても栄えていました。早くから総合病院として更生病院があり、安城農林学校、安城高等女学校、安城学園など学校の数も多くて、国内だけではなく朝鮮や満州からも生徒さんが受験に来られていました。安城はそこに暮らす人々にとって実に誇らしいまちだったと思います。昭和13年4月、安城高等女学校に入学した私は、新美南吉先生の担任するクラスに入ることになり、それから4年間、南吉先生に教えを受けました。田んぼに囲まれた静かな女学校は、南吉先生にとって過ごしやすい環境であっただろうと思います。安城の文化的資産でもある新美南吉先生をこれからも様々な形で顕彰し、市民の皆さんが先生の作品を愛し、愛読していかれることをお祈りしています。

 

  • 南吉に親しむ会は、図書館がオープンする平成29年に40周年を迎えます。南吉生誕100年の平成25年には、南吉先生の下宿先の周辺に道案内や矢印を設置していただくために、歴史博物館に何回も足を運んでお願いをしました。昨年は駅前元気会の方々と、宮沢賢治のまちづくりに取り組んでいる岩手県花巻市を訪問し、非常に良い交流ができました。

 

市長から

  • 平成25年の新美南吉生誕100年は終わりましたが、新美南吉にちなんだまちづくりは今も継続しています。図書情報館がオープンする平成29年6月までに、いいまちになったと皆さんに認めていただけるような形にしていきたいと思っています。

 

  • 今年の安城七夕まつりは、JR安城駅前の日通倉庫の壁画に描かれた南吉先生の前にステージを作り、そこでいろいろなイベントを開催しました。ステージで踊っている子どもたちを南吉先生が見ておられるような感じがしました。また、建設中の図書情報館を眺めておられるようにも見え、南吉先生に見られても恥ずかしくない立派な図書情報館にしなくてはと思っています。

 

  • 図書情報館の周辺の歩道には、皆さんに本に親しんでもらえるようなモニュメントやベンチの整備を進めていきます。完成までに一年半以上ありますが、新美南吉に親しむ会の皆さんにはその過程でいろいろなアドバイスをいただければと思います。今後とも新美南吉のまちづくりや安城を盛り上げていただきますようお願い申し上げます。

お問い合わせ

企画部秘書課広報広聴係
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