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更新日:2023年3月31日

海洋ごみ

 海を漂ったり、海岸に打ち上げられたり、海底に沈んだりしているごみのことを、海洋ごみと言います。

 海洋ごみは海の生き物を傷つける恐れがあり、なかでもプラスチック製の海洋ごみは量が多くて世界的な問題になっています。

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海洋ごみの原因

 山などで雨が降ると、雨水は川に流れ込み、街の中を通って、海へと還っていきます。この水の流れの中に、街中で捨てられたごみが混ざってしまうと、川の流れを通じて海へとごみが流れ込みます。特に、プラスチックでできたペットボトルや容器包装は軽いため、風雨に運ばれやすい特徴があります。

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プラスチックごみの特徴

 プラスチックは丈夫で成形しやすいという特徴から、商品の包装や容器、また製品の一部として様々な分野で利用されています。しかし、その反面、ポイ捨てなどでプラスチックが自然界に排出されると、微生物に分解されずに長い間自然の中に留まってしまいます。

 また、海に流れ出たプラスチックごみは紫外線や波の影響で徐々に砕けていき、やがて大きさが5ミリメートル以下のマイクロプラスチックに変化します。マイクロプラスチックは大変細かいため、通常のプラスチックごみと比べて回収がとても難しくなります。

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海洋プラスチックごみによる生態系への影響

 ウミガメやウミドリなどの海洋生物が、プラスチックごみをエサと間違えて食べたり、プラスチックごみに絡まったりして衰弱し、死に至る事例が確認されています。

海洋ごみ問題の解決のためにできること

 ごみのポイ捨てをしない

 ポイ捨てされたごみは川を流れて、やがて海に流れ込みます。そのため、ごみをポイ捨てせずに、きちんと分別して正しく捨てるだけで、海洋ごみの増加に歯止めをかけることができます。

 環境への影響が少ない製品を利用する

 プラスチック製品が風に飛ばされてしまうなど、意図せずにプラスチックがごみになってしまうことがあります。プラスチックごみによる環境への負荷を減らすため、紙や生分解性プラスチックなどの環境負担の少ない製品を利用するよう心がけましょう。

 清掃活動に参加する

  海洋ごみを減らすためには、街中などに落ちているポイ捨てごみを減らすことが大切です。安城市では、清掃美化実践活動の協力推進などを目的として、毎年春と秋に町を美しくする運動期間を設けています。また、清掃ボランティアであるアダプトプログラムの支援も行っています。

 


 

お問い合わせ

環境部ごみ資源循環課ごみ減量係
電話番号:0566-76-3053   ファクス番号:0566-77-1318