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更新日:2022年8月23日

Foods for Children安城(6月28日)

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内容

会のみなさんから

・私たちは、子育て世帯、農家をはじめ多様なメンバーで構成されるボランティア団体です。子どもの食についての啓蒙活動を中心に行っています。ケミカルフリーな食と農に焦点を当て、子どもたちが活き活きと成長できる社会をつくっていきたいと考えています。過去に、オーガニック給食のフォーラムや農家との交流・体験会を開催したこともあります。

・今後、新規就農者を増やすことを考えると、有機農業に着目するのもひとつの手かなと思います。FFCで活動する農家さんの中には、「有機農業をやりたい」と思っていても、一般的には慣行農法が推奨されるし、いろいろなところへ相談しに行っても有機農業は詳しくないからということで、承認してもらうのに一苦労したという経験があります。それが、実際にスムーズにできるお手本があれば、自分もやってみようかなという若い農家さんが増えてくるんじゃないかなと思います。

・有機農法だけでなく、自然農法という方法もあります。自然の力で野菜を育てるので、草等もたくさん生えますが、それでも元気でおいしい野菜が育つんです。新たに始める方が、そういう農法もあるということを知れて、勉強になるような畑等が、家庭菜園からでも少しずつ増えてくると、もう少し皆さんの意識が変わるかなと思います。

・「給食」は地産地消を推進しており、地域経済の活性化にも繋がっていくと思います。有機農家が集まって有機農産物を提供し、週一でもいいので給食として出すことができると、子どもの食にも良いし、農家もある程度の売り上げ確保できるんじゃないでしょうか。安城市の給食に少しでも有機農産物が使われれば嬉しいなと感じます。

 

市長から

・有機農業をある程度定着させていろんな人を巻き込んでいこうと思うと、消費者の意識が変わらないと難しいなと思いますね。「安全でおいしいものは値段が高い」という。消費者の意識をどうやって高めるかっていうことが一つ大きなポイントかなと思います。

・安城市にもいくつか遊休農地があるのですが、誰かに農地を使ってほしいという農地を持っている方と、空いている農地があるなら自分で野菜をつくってみたいという方を仲介しする制度があります。農務課に相談していただければ、そのような形で紹介をしております。

・学校給食(公立小中学校や園)に関しては、センター方式で1回2万数千食作っていて、大量の農産物が必要となります。結果として、それだけのまとまった有機野菜を揃えるのは今の現状では難しいのではないかと感じます。

・昔、私の両親が子どもや孫たちのために果樹を植えていたんです。それを見て、私も色々と庭に植えているのですが、その中の柚子の木が大きくなってきました。そして、その葉っぱをアゲハ蝶の幼虫がよく食べるんです。農薬で殺そうかとも思いましたが、虫好きの孫が喜ぶので目をつぶっています。それでも柚子はよく育っています。有機農業を意識してやっているわけではないけど、結果としてそうなってますね。また、堆肥の中にいたカブトムシの幼虫を孫たちが育てていたのですが、先日成虫になり感動していました。安全野菜も大事なのですが、子どもたちにとってこういった自然に触れる体験を重ねると、いい感覚を身につけてくれるような気がします。

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企画部秘書課広報広聴係
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