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更新日:2016年2月5日
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12月16日分(藤野愛農会の皆さん)

内容
会の皆さんから
- 地域の農家では後継者問題が深刻です。今後農地をどう引き継いでいくか、特に畑の担い手について心配があります。新規就農者への支援、青年就農給付金、農地の利用権の年数緩和、農地貸し借りの斡旋など、市の施策や考えを聞かせてください。
- 食育活動の一環として、地元の小学校に出向いて4・5・6年生に農業について話をしています。農家が少ない学区の小学校でも同じレベルの食育ができるよう、市が食育のノウハウを蓄積していってほしいと思います。そうすることで、多くの子ども達に農業について関心をもってもらえればと思います。
- 実家の農家を継ぐためにサラリーマンを辞めて、昨年、新規就農しました。休みも収入も減りましたが、やり方次第で改善できると思っています。今後自分なりに工夫しながら、また市からのアドバイスを受けながら、農業をがんばっていきたいと考えています。
- (こんな提案がありました)
野菜の残さや残ったツルなどを廃棄するため畑での野焼きを可としてほしい。
農地の資産価値が下がり金融機関では農地を担保にお金を借りることができなくなった。抜本的な対策を市でも考えてほしい。
農道を通勤で通り抜けようとする乗用車が多く農作業に支障が出ている。対策はないか。
異常気象が頻繁に起こるため、露地野菜やハウス農家はそのたびに大変な被害を受ける。見舞金のような市からのバックアップがほしい。
肥料やトラクター、トラックなどの購入に対し、助成金が出ないか。
カメムシ・ヌートリア・ハクビシンなどへの市としての対策は。
市長から
- 安城の農業は面積もそれほど大きくないため、大型機械で一気に耕作するというわけにはいかず、手間がかかる作業の積み重ねが必要です。天候にも大きく左右されるため、どうしても担い手が不足します。市としても、青年就農給付金を給付したり、畑を貸したい人と借りたい人をマッチングさせたりするなど、さまざまな支援策を講じています。
- 図書情報館がオープンすれば、年間100万人くらいの人の出入りが予想されます。併設の広場を活用した野菜の対面販売なども一つの案として考えてみてはいかがでしょうか。
- 露地農家全体に共通する課題を皆さんで洗い出していただいた上で、市に要望を出していただくと、対応がしやすいと思います。市はできる限り安城の農業をバックアップしていきたいと思います。