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更新日:2013年6月20日

二タ子遺跡

市指定史跡

遺跡番号  541028

概要

 鹿乗川流域遺跡群のひとつで、堀内川両岸の沖積低地に立地します。西側の台地上に二子古墳(国指定史跡)、南側の低地に桜林遺跡が隣接しています。
 これまでの調査の結果、たび重なる河川の氾濫により堆積した土砂から主に弥生時代中期~古墳時代前期の土器が出土したほか、古墳~平安時代の溝などが見つかっています。

 なお、昭和36年の調査では、弥生時代後期から古墳時代前期のものと推測される銅鏃も出土しました。この形※の銅鏃は全国的にも類例が少ないのですが、市内では下懸遺跡(小川町)でも出土しています。

 

         

※箆被付柳葉形(のかつぎつきやないばがた)といいます。箆被とは、矢竹(箆)に差し込む茎に傘状のストッパーがついた構造のことです。平面形は柳の葉に似ています。

 

銅鏃

平安時代の杭列(18年度調査)

二タ子遺跡杭

二子古墳の東側でみつかりました。水の流れをコントロールするためのものと推測されます。

所在地

安城市桜井町二タ子 

 二タ子遺跡位置図

奈良~平安時代の二タ子遺跡周辺

二タ子遺跡周辺図

 

お問い合わせ

生涯学習部文化振興課埋蔵文化財センター
電話番号:0566-77-4490   ファクス番号:0566-77-6600