受け継ぐ想いを
未来へ届ける 望遠郷
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更新日:2025年4月6日
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藪野正雄《蘇州(虎丘禅寺・古塔)》名古屋画廊蔵
安城市を中心とした碧海郡は、大正時代末期から昭和初期にかけて「日本デンマーク」と呼ばれました。今回の特別展では、安城市が「日本デンマーク」と呼ばれた時代に注目し、どのような絵画が描かれたのかをご紹介します。
安城市が日本デンマークと呼ばれ始めた1920年前後、愛知県の洋画壇において変革が起こり始めます。大澤鉦一郎による「愛美社」の結成(1917年)、鬼頭鍋三郎による「サンサシオン」の結成(1923年)がまさに代表的なものです。また、日本画においても1918年には「愛土社」が結成され、画家達による活発な団体活動が始まりを迎えていました。これらの活動は後の作家に影響を与え、作家育成に大きく貢献することになります。
本展では愛知で活躍した洋画家の作品と、岡菊苑※から寄贈された日本画作品を展示します。
20世紀前半に描かれた絵画の鑑賞を通じ、当時の風俗や風景、描かれた人々の姿に思いを馳せ、日本デンマークと呼ばれた時代がどのようなものだったかを想像してみませんか。
※初代安城町長を務めた岡田菊次郎が晩年を過ごした、築100年の古民家でしたが、現在はありません。
午前9時から午後5時
入館は午後4時30分まで
月曜休館(祝日除く)
安城市民ギャラリー展示室A・B・C
(安城市安城町城堀30番地)
観覧料300円(中学生以下無料)