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更新日:2013年6月20日
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概要碧海台地の東に広がる沖積地に点在する島畑において遺跡が確認されています。 2001(平成13)年5月~10月にかけて本調査が実施され、弥生時代後期、古墳時代前~中期、鎌倉時代~戦国時代にかけての遺構・遺物が見つかりました。 弥生時代後期の遺構として、方形周溝墓(ほうけいしゅうこうぼ)が検出されています。方形周溝墓は全部で5基確認されていますが、後世に削られたりしているため、残りはあまりよくありませんでした。このうちの1つの溝からは、鳥を描いた線刻土器などが見つかりました。お墓にお供えしてあったようです。古墳時代の遺構には竪穴住居跡が見つかっています。 室町時代の遺構として、区画溝や井戸、火葬墓が見つかっています。屋敷を区切る溝として使用されていたと考えられます。井戸は全部で13基が見つかり、すべての井戸において石組みもしくは木枠・曲物が確認できました。このうちの1つの井戸からは、埋土内から亀の遺体が12体以上まとまって出てきています。火葬墓も6基確認されており、中世の段階には、集落域・墓域としても利用されていたことがわかりました。
方形周溝墓 |
所在地安城市古井町神ノ木 神ノ木遺跡 測量略図 |
井戸内出土動物遺体 (カメ) |
弥生土器出土状況 |