受け継ぐ想いを
未来へ届ける 望遠郷
ページID : 6022
更新日:2014年7月11日
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遺跡から発見された昔の人たちの痕跡が、どのようにして展示されていくのかを、実際に出土した土器を例にして説明していきましょう。
発掘調査で田んぼの下から横倒しになったまま見つかりました。埋まったときの土の重さでつぶれちゃったけど、ほとんど全部の破片が残っていました。なかなか全部の破片が残っていることは少ないから、とってもラッキーでした。
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もうこれ以上壊れないように慎重にとり上げた後、埋蔵文化財センターに運ばれて、きれいに水で洗ってもらいます。そのあと、丁寧にくっつけてもらって、ほぼ完全な姿にもどしてもらいます。
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これがもとどおりになった姿です! 柳 ヶ 坪 型 壺(やながつぼがたつぼ) と言います。
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柳ヶ坪型壺の正確な形と模様を細かく測って図にとってもらっているところです。形や大きさだけじゃなくて土器の表面に残っている作るときの跡まで見逃さずに図面に記録していくんだ。
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図面と写真を比べてみると写真だとはっきり見えないところも図で見るとよくわかるよね?一番右は左の図面を清書したものです。この図は発掘調査報告書という本にのせて、みんなに見てもらえるようにしているんだ。 |
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他にも同じようにして復元された仲間達が、埋蔵文化財センターの展示室でみんなに見てもらえるのを待っています。
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