ここから本文です。
更新日:2013年6月20日
土器にはいろいろな文様(もんよう)や飾りがつけられているよね。 どうやってつけられているのかな?博士教えて! |
よかろう。今回は、直線や曲線を使った文様を紹介しよう。 |
この土器には、スジみたいなものが全体についてるね。 |
これは、条痕(じょうこん)と言ってな、ハイガイのように縁がギザギザした貝殻を粘土の表面に当てて引くと、一度に何本ものスジをつけることができるんじゃ。使い方次第でいろいろな文様をつけることができるぞ。 条痕文は弥生時代前期に流行した文様じゃ。 |
この土器には、条痕よりも細い線の文様がついているね。 |
そうじゃな。 土器の表面をきれいにしてから、竹や細い木などを束ねた櫛のような工具で文様をつけているんじゃ。
|
この土器の口の部分にも横線が入っているけど、条痕文や櫛描文とは違うね。 |
それは、土器の表面に指や棒、なめした動物の皮などを押し当てた状態で回転させてつけた文様で凹線文(おうせんもん)と言うんじゃ。回転台を使って、壺の口や首の部分にぐるりと一周つけるんじゃ。土器の断面は波打ってみえるぞ。 |
同じ線でも道具によって見た目に違いが出るんだね。 もっといろいろ教えてほしいなぁ。 |
他にも粘土を貼り付けてつくる文様や、縄文を使った文様もあるんじゃ。 また、次の機会に紹介しよう。 |
お問い合わせ