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更新日:2024年4月24日
大正時代から昭和初期にかけて先進農業地域「日本デンマーク」と呼ばれた安城市周辺。その指導を行ったのが、愛知県立農林学校(現安城農林高校)の初代校長だった山崎延吉先生でした。 先生は、人格教育に力を入れられるとともに、市場で取引することで利益が得られる資本主義の社会に合った実用的な農業を目指しました。また、皆が力をあわせてものごとにあたる、共同化を説かれました。 やがて先生の指導を受けた卒業生やまちの人々は、新しい農業を実践し、先生が理想としていた、都会にも負けない豊かな社会を作り上げていったのです。 |
「ごんぎつね」「手袋を買いに」で知られる童話作家 新美南吉。彼は、愛知県立安城高等女学校(現安城高校)で英語の先生をしていました。 先生の英語の授業は独特で、教室から離れ、実体験の中で「英語を体で覚える」工夫に満ちていました。 また、作文の授業にも力を入れ、借り物ではない自分の言葉で表現をすることを生徒たちに伝えていたといいます。 また、先生の初恋の人や、結婚を真剣に考えていた交際していた女性についても紹介しています。 |
毎年100万人以上が訪れる安城七夕まつり。現在のような盛大なイベントに発展するまでには、安城地方特有の七夕習俗があり、まちの活性化のために祭りを始めた人の姿があり、これを裏方で支えてきた市民の力があったのです。 安城地方の伝統的な七夕は、子ともたちが作った「額(がく)」(立版古)を夜間に飾り、集落の人たちで鑑賞しあうというものでした。 現在の七夕まつりが始まったのは、1954年、安城駅周辺の商店街のみなさんにより、8月上旬の売り上げが落ち込む「夏枯れ」対策のひとつとして行われたイベントが起源とされています。 |
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