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更新日:2021年4月21日

小中学校へのタブレット端末貸与に関する質問と要望

要旨

GIGAスクール構想が3年前倒しとなり、国の助成金もあって安城市の小中学校各生徒にタブレット端末が貸与されました。
国の施策としてタブレット端末などでの学習を推奨し、デジタル機器のメリットや成果ばかりがフォーカスされ、デジタル機器での学習を推し進める方向ばかりが目立ちます。
安城市としては、こういった国のデジタル教育施策を元に、心身健康な教育を目指したお考えがあるのでしょうか?デメリットやリスクなどの検討のないままに、3年前倒しで国からの補助金があるからという理由でのタブレット端末の導入でしたら、時期尚早だと考えます。さらに、デジタル機器を利用する授業が増えることは、ただでさえコロナ禍で不足している基礎的な学習時間を減らすことになり、子どもの真の学力形成がおろそかになるのではないでしょうか?そういった懸念を話し合う場はあったのでしょうか?余暇として使用する以外に、学習機能としてフルで使用し、その効果を実感実証している大人はどのくらいいるでしょうか?
対面学習での達成感や励まし、先生からの手書きの花丸やコメントに心躍らせ、モチベーションの上がる生徒も多いと思います。それが子どもらしさを尊重した教育につながるかと思います。今一度、初等教育におけるデジタル機器の必要性をお考え頂きながら、安城市らしい「児童の心身の健康に配慮したもの」を常に意識し具体的な施策を継続してください。

回答内容

教育委員会に確認しましたところ、本市では、これまでに市内の中学生が話し合い、「安城ケータイ・スマホ宣言」として携帯電話やスマートフォンの使用についてのルールを作成しているとのことです。また、令和元年度には中学生を中心に小学生も交えて話し合い、「新安城ケータイ・スマホ宣言」を作成しました。この実績をもとに、これから子どもたち自身が1人1台のタブレット端末の使用についてのルールを考える活動を計画していくとともに、ご指摘いただきましたように健康を考えた使用法を考え、守るように取り組んでいくとのことです。
授業での1人1台のタブレット端末の活用については、これから実践を積み重ねていくことが重要と考えています。子どもたちに限らず、教員も新たに取り組んでいく内容のため、今後教育委員会において研修等を行い、教員の指導技術の向上を目指していくとのことです。その中では、ICT機器の活用だけが授業の重点になるのではなく、これまで通り黒板を使ったり、紙に書いたりするアナログの活動にも取り組んでまいります。ご指摘いただきましたように、教師の朱書きが子どもたちの意欲を引き出すことはもちろん考えられます。デジタルの時代になっても、教員と子どものふれあいを大切にした授業を第一に取り組んでいくとのことです。
このようなルール作りやタブレット端末の活用は、学校だけでできることではなく、家庭との連携がこれまで以上に大切になります。子どものことを考えてのご意見を今後もいただきながら、安城市の子どもたちにとって最良な方法を教育委員会で検討していくとのことですので、ご理解をお願いします。

回答した月

令和3年3月

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