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更新日:2020年8月19日

安城市の障害児福祉について

要旨

過去の市民の声の公表を読み、あらゆる面で障害児福祉に関する市側の認識と障害児及び保護者側との見解に大きな乖離と誤認を感じました。
安城市の障害児福祉にまつわる正確な現状を把握頂き、急務として取り組んでほしいと思いますので、次のとおり意見・要望をします。

  1. 放課後児童クラブに支援級クラスをつくって下さい
    a.集団生活が可能とは具体的にどういう事でしょう?
    b.仮に想定される条件の一つにコミュニケーション能力があると思われますが、出来る対象範囲・支援ツールの有無などを含め、どの程度であるかもお教え下さい。
    c.支援級クラスで放課後児童クラブに通えている、集団生活が可能と判断されたケースが本当にあれば教えて下さい。
    d.受け入れに対する条件があれば、市公式ウェブサイトに追記・提示して下さい。
  2. 発達障害・知的障害・ダウン症など、各障害児への支援方法が療育上ありません。障害児が理解の出来るコミュニケーション方法等の有効支援を全関係者で共有して下さい。
  3. 児童発達支援を利用している全保護者へ講義・講習などの支援者教育を、頻繁かつ定期的に行う事を義務化して下さい。
  4. 支援の停滞や人手不足を保護者のせいにしないで下さい。
  5. 保護者・支援者への支援に関する意識改革や障害受容を強く促すと同時に、行政側の情報開示や提案をもっとして下さい。また、障害児支援に関する、保護者への具体的な提案や支援方法の提示をして下さい。

回答内容

いただきましたご意見・ご要望につきまして、回答させていただきます。

  1. 放課後児童クラブについて
    国の放課後児童クラブ運営指針等では、障害のあるお子様も放課後児童クラブを利用する機会が確保されるための適切な配慮及び環境整備を行い、可能な限り受入れに努めるとされております。
    放課後児童クラブは年齢や発達の状況が異なる多様なお子様が一緒に過ごす場所です。まず1か月程度、放課後児童クラブをご利用いただき、他の児童とのかかわり方や過ごし方など、様子を見させていただいた結果、放課後児童クラブの利用継続が可能かどうか、保護者、主任児童支援員、子育て支援アドバイザー、放課後児童クラブ係担当職員等で話し合いをさせていただきます。
    a.集団活動が可能かどうかは、放課後児童クラブでのルールを守ることができるか、児童支援員の言うことを聞くことができるか、自傷や他の子にケガを負わせることがないかなどです。
    b.障害のあるお子様とのコミュニケーションについては、絵カードの活用や、その日の時間割や手順を貼り出すなど、伝わりやすい工夫をしています。
    c.市全体では、特別支援学級の児童が4名、通常学級の児童ではADHDや自閉症スペクトラム、難聴など16名が、児童クラブを利用しています。
    d.障害の特性はお子様により様々であるため、一律の条件を定めることが難しく、市公式ウェブサイトに掲載できませんが、入会申請時に個々にお子様の障害特性や状況についてお聞きします。
  2. 発達障害・知的障害・ダウン症など、各障害児への支援方法について
    ご指摘のとおり、子どもたち一人ひとりに有効な支援を行うことが大切なことです。そのため、やまびこルームやサルビア学園では、支援方法の一つとして視覚的なコミュニケーションを取り入れています。
    しかし、やまびこルームは、3歳までの子を中心とした親子通園の場であるため、まずは、保護者の方にお子さんをよく理解して頂くことを大切にしています。先生や他の子達といろいろな経験をする中で、何に興味を持ってどう反応するのか、その行動にどんな理由があるのかを保護者と一緒に考える中で、その子に合ったかかわり方を支援しています。
    一方、サルビア学園は、園での生活の中で一日のスケジュールがわかるように、活動の写真や、絵カードを使って示し、見通しが持てるようにしています。その際にはお子さんからの反応を待ち、その子に合わせて、ことば・ジェスチャー・サイン等でコミュニケーションをとるように心がけてもいます。
  3. 4.保護者への働きかけについて
    やまびこルームやサルビア学園では、保護者に対し、子どもたちへの支援方法や関わり方を知ってもらうことに重点を置き、家庭で活かせるよう、療育参観や個別相談を定期的に開催するとともに、専門職やOBによるお話を聞いていただく機会を設けるなど、様々な取り組みをしています。
    なお、職員に関しては、障害のあるお子さんの理解や支援方法についての研修とその情報の共有を定期的に行っておりますが、今後も最新の情報を取り入れるようにします。また現在は、サルビア学園で支援するお子さんに適した人数の配置をしておりますが、人手不足が起きた場合には、これまでどおり適正な配置ができるように努めてまいります。

5.障害児福祉サービスの制度及び利用について

制度及び利用についての説明は、障害福祉課及びあんステップにて対応しておりますので、ご相談いただければと思います。また、その他の情報提供(療育、就園、就学相談等)は発達相談時に周知するよう努めています。
しかし、情報開示が不十分であるとのご指摘については、課題の一つと認識しております。今年度、保護者の方が困った時の相談窓口はどこにあるか、あんステップではどんな相談ができるのか、幼稚園や保育園等の就園先はどうなるのかなど、今後みなさんの知りたい情報がパンフレットや市公式ウェブサイトなどでわかりやすくお伝えできるように努めてまいります。
また、放課後等デイサービス事業所の説明会につきましては、今後保護者の方から開催のご要望が多数ありましたら、関係機関と協議し、実施を検討してまいりたいと思います。

回答した月

令和2年7月

この内容についての問い合わせ先

子育て支援課/電話番号:0566-72-2319・子ども発達支援課/電話番号:0566-77-7795・障害福祉課/電話番号:0566-71-2225
※現在の制度・事業の内容と異なっている場合がありますのでご留意ください。

よくある質問

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企画部秘書課広報広聴係
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