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更新日:2019年6月5日

竹粉を利用した地域ブランド品について

要旨

近年、竹の侵食による被害が問題となっています。孟宗竹を特殊な加工方法で加工した竹粉は、非常に高い抗菌作用を持ち、多量の乳酸菌が発酵することが分かっています。現在、国内の複数の地域でそれぞれ竹粉が研究・使用され、農産物・畜産物・水産物の生産等に有効利用され、国際的な競争力を持った各地域ブランド品が生まれています。
国内の成功例を参考にして、安城でも竹粉を生産し、広く田畑の土壌改良に使用したり、デンパークに併設されている道の駅で販売すれば、ユーザー層も多いと思われます。無限で無償で得られる竹の素材で加工できる竹粉を利用すれば、良い土壌で生産した農産物を供給したり、家畜の免疫力を高くして、豚コレラ・鳥インフルエンザ等にも前向きに対処できる方法のひとつになると思います。

回答内容

市内における孟宗竹の侵食による被害等について確認したところ、被害や苦情の事例はあまりなく、リサイクル・焼却に持ち込まれる竹も少ないことが分かりました。
本市では孟宗竹の供給がなく、仮に他の地域から供給する場合も運搬等に多大な費用と労力がかかります。そのため、すぐに竹粉を使った安城のブランド品を生み出すことは難しいと考えておりますが、市及び地元JAと商工会議所で構成する農畜産物特産品協議会にて報告し、調査・研究を行ってまいります。また、竹粉を使用した土壌改良や、そこから生産した農産物の供給が、豚コレラや鳥インフルエンザの発生抑制に繋がることが実証されるのであれば、竹粉導入に向けた判断材料の1つになると考えられます。

回答した月

令和元年5月

この内容についての問い合わせ先

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