受け継ぐ想いを
未来へ届ける 望遠郷
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更新日:2016年2月12日
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広報あんじょうにて連載している記事について紹介します。
きくぞう君:「この前、学校の活動で通学路の清掃活動をしたら、思ったよりもゴミが落ちていてびっくりしたよ。
サルビー:「自分の住むまちにゴミが落ちていると気分がよくないね。」
きくぞう君:「例えば、市役所が税金を使ってまちの掃除をしたり、パトロールをしてくれたりすれば、まちがきれいになるんじゃないかな。」
サルビー:「みんなの大切な税金をマナー違反のゴミ拾いに使うのは、もったいないと思わない?」
きくぞう君:「まちがきれいになるのは、みんなのためになるし良いと思う。」
サルビー:「そういう税金の使い方もあるね。安城市ではまちの美化について、ボランティア団体や企業、子ども会などいろんな団体がまちのゴミ拾いや環境美化の啓発活動をして、きれいなまちづくりに参加している人たちもたくさんいるんだよ。※」
きくぞう君:「そういえば、おじいちゃんが駅前の美化活動に参加していたな。ゴミ拾いをしてくれる人たちがいれば、まちがきれいになるからいいよね。」
サルビー:「きくぞう君は、まちづくりのことをだれかに任せておけばいいと思う?」
きくぞう君:「まちづくりは市役所の仕事で、ぼく自身がやるとは思ったことがなかったんだ。」
―きくぞう君、本当にそれでいいのかな?次号へつづく―
※環境美化ボランティア(アダプトプログラム)
市民が道路や河川などの公共施設の里親となって、我が子のように愛情と責任を持って定期的に清掃など美化活動を行う制度のこと。団体登録をすると安城市から清掃道具を無償で借りられる。
―きくぞう君は、まちづくりは市役所の仕事で、自分がまちづくりに参加するイメージができません。―
サルビー:「きくぞう君は、道路や学校など大きな施設を作ることをイメージしたんじゃない?まちづくりは市民も参加できるんだよ。まちのゴミ拾い活動やポイ捨てをさせない環境をつくることもその活動の一つなんだよ。」
きくぞう君:「そうか。まちのことを考えて、自分ができる活動をすることが「まちづくり」なんだね。」
サルビー:「これからの人口が減少していく社会では、地方自治体にもたくさんの課題がでてくると予想されるよ。だからこそ自分たちのまちをもっとよくするために、地域のことは地域でやる市民の力が不可欠なんだ。そのためのルールとして安城市自治基本条例が制定されて、市民参加のまちづくりが進められているんだよ。」
安城市自治基本条例
第7条 市民は、まちづくりの主体として、等しく市民参加することができます。
きくぞう君:「 安城駅の南側で大きな工事をしているけれど、これから何ができるんだろう。」
サルビー:「あれは、平成29年にオープンする中心市街地拠点施設を作っているんだよ。この拠点施設には図書情報館や多目的ホール、スーパーマーケット、公園などがあって、たくさんの人が集まる施設になるんだよ。」
きくぞう君:「なんだかわくわくするな。そこではどんなことができるの?」
サルビー:「今年から始まった新しい取り組みとして、公募で集まった人たちがまちなかを元気にするために拠点施設を使って何ができるか考えるワークショップを
しているよ(※)。意見の中には、絵本に出てくる料理を拠点施設に集まった人たちと実際に作って食べるイベントをしたいというのもあったよ。」
きくぞう君:「僕たちでできることを考えるのは楽しそうだな。」
―次号へつづく―
(※)安城市まちなか賑わい創出プロジェクト:中心市街地拠点施設を核としたまちなかの賑わいを地域一体となって創り出す取り組み
―きくぞう君とサルビーは、JR安城駅前に新しくできる拠点施設について話しています。
きくぞう君:「ぼくも拠点施設を使ったまちづくりの活動に参加できるの?」
サルビー:「もちろんできるよ。それに、中心市街地の活性化のために自分で考えたイベントを始めることもできるんだよ。」
きくぞう君:「ぼくはかるたとか昔遊びを通して近所の交流を図る活動に参加しているんだけど、拠点施設でも来場者が安城市のかるたを作って皆で遊べたら、にぎやかで楽しいと思うんだ。ただそんなイベントをするにはちょっと今の資金では足りないかもしれないな。」
サルビー:「面白いアイデアだね。安城市では市民協働のまちづくりをする市民活動に対して、公募型の補助金制度があるよ。」
―次号へつづく―
―きくぞう君とサルビーは、市民活動補助金について話しています。
きくぞう君:「市民活動補助金はどんな活動でも申請できるの?」
サルビー:「地域の困りごとやまちの元気づくり等、社会で必要とされていることが条件だよ。この補助金は寄付と、寄付金額と同額の市の積立で成り立っているよ。安城市では、自治基本条例が制定された後に市民協働推進条例ができて、この補助金制度はそこから生まれたんだ。」
きくぞう君:「同じ目的を持った市民が一緒になって、安城市をもっとよくするための仕組みづくりがされてきたんだね。」
サルビー:「きくぞう君も、拠点施設を使った活動について市の制度を利用することに興味があるなら、市のウェブサイト等で情報を集めてみたらどうかな。」
きくぞう君:「そうだね。拠点施設を使うのがますます楽しみになってきたよ。」