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更新日:2022年3月13日
ほっと一息サロン(親の学習会)第5回を、3月12日(土)に開催しました。今回は、13人のご家族が参加されました。
今回は、過去にひきこもり経験があり、あんさぽに通って社会復帰を果たした2人の若者から、体験談をお話しいただきました。
学校や会社に行かなければならないのに動けない自分への嫌悪感、保護者への罪悪感に苛まれ、ますます動けなくなってしまい、現実逃避のためにゲームなどに没頭していたとのことでした。うち1人の若者は、10年以上もひきこもりの状態が続いたそうです。
今は、見守ってくれた家族のために何かしてあげたいと語っていました。参加者も深く頷きながら話を聞いていました。
体験談の後には参加者から質問を集い、若者が一つずつ答えました。中には、ひきこもり時代の労いの言葉や、これからを応援するコメントもあり、若者たちも嬉しそうでした。
ほっと一息サロン(親の学習会)は隔月で開催しています。今年度は今回が最終回となりますので、次回のお知らせは後日掲載します。
ほっと一息サロン(親の学習会)第5回を、1月15日(土)に開催しました。今回は、17人のご家族が参加されました。
今回は、最初にNHK厚生文化事業団が提供するDVD資料を鑑賞し、さまざまな支援機関による地域の支援事例を学びました。
その後、参加者同士で今困っていることや悩んでいることを共有し、それに対してどのような支援が有効かを考えました。「こんな支援サービスがあったらいいな」という意見も出ましたが、調べてみると既に地域で実施していたりと、新たな発見もありました。
最後は、ひきこもりや不登校などで悩んでいる人が「こんな風になったらいいな」と、自分の家族のことも交えながら話し合いました。参加者同士で共通する悩みも多かったようで、会話が盛り上がった場面もありました。
ほっと一息サロン(親の学習会)は隔月で開催しています。詳しい日程はほっと一息サロン(親の学習会)チラシ(PDF:1,071KB)をご覧ください。
ほっと一息サロン(親の学習会)第4回を、11月13日(土)に開催しました。今回は、15人のご家族が参加されました。
今回は、NHK厚生文化事業団が提供するDVD資料を見ながら、「自閉症スペクトラム障害」について理解を深めました。
自閉症スペクトラムには特性があり、その特性が障壁となり社会生活に馴染めず、ひきこもり化してしまうことがあります。しかし、この特性が「障害」であるか「個性」であるかの間に明確な境界線は無く、適切な支援が受けられずに生きづらさを感じてしまうケースも多いようです。
大切なのは、生きづらさに親が気付いてあげること、そして適切な対応をとることです。自閉症スペクトラムの特性を理解し、物事の伝え方を工夫するなど、少しでも本人の生きづらさを取り除くことで、ひきこもりなどの二次障害を防ぐことができます。
この日は、自閉症スペクトラムをもった方を支援する立場の方々にもご参加いただいており、支援現場のお話も聞くことができました。参加者の方々も積極的に質問し、たくさんの学びを得ることができました。
ほっと一息サロン(親の学習会)は隔月で開催しています。詳しい日程はほっと一息サロン(親の学習会)チラシ(PDF:1,071KB)をご覧ください。
ほっと一息サロン(親の学習会)第3回を、9月11日(土)に開催しました。今回は、11人のご家族が参加されました。
今回は、NHK厚生文化事業団が提供するDVD資料により、2人のひきこもり経験者のエピソードを聞きました。2人とも学生時代は優等生で何事もなく過ごしていましたが、就職活動の失敗などのきっかけによりひきこもるようになってしまいます。
部屋でひきこもっている間は、外に出て他者と関わりを持ちたいという気持ちはあるものの、どうすれば良いのかわからず動くことができなかったとのことでした。
このうちの1人の方はうつ病を発症しており、後に診療所のひきこもり外来に繋がることで、徐々に回復へ向かうことができました。当時の主治医は、「もしひきこもってしまったとしても、その全員が、必ず生き生きとした生活を送ることができるようになる」と述べていました。
さまざまな支援機関がある中、一つでも繋がりをもつことができれば、それがひきこもりを脱する鍵となるということがわかりました。
参加者は、なかなか聞くことができないひきこもり当事者の体験談をとても真剣に聞いている様子でした。
ほっと一息サロン(親の学習会)は隔月で開催しています。詳しい日程はほっと一息サロン(親の学習会)チラシ(PDF:1,071KB)をご覧ください。
ほっと一息サロン(親の学習会)第2回を、7月10日(土)に開催しました。今回は、15人のご家族が参加されました。
今回は、安城市内を中心にカウンセラーとして活動されている、「カウンセリングとソーシャルワークのさんぽ幸せ研究所」の原田氏に講師としてお越しいただきました。
この日の目的として原田氏が最初に提示したのが、「自分にもできそうで、かつ、具体的な声掛けのコツを身につけること。試してみたときにうまくいかなくてもOK、大切なのは「やってみること」と「ふりかえり」」ということでした。
これを達成するために、参加者も一緒に「SSTワーク」を実施しました。「SSTワーク」とは、人とコミュニケーションをとるうえで、その人に必要な技能を練習することだそうです。
参加者同士で役を決め、シチュエーションに合わせて声のかけ方のロールプレイを行いました。最初は戸惑い気味だった参加者も、原田氏の声掛けにより次第に和やかな雰囲気となり、お互いにさまざまな意見を共有することができました。
和気あいあいと楽しく学習できた回になりました。
ほっと一息サロン(親の学習会)は隔月で開催しています。詳しい日程はほっと一息サロン(親の学習会)チラシ(PDF:1,071KB)をご覧ください。
ほっと一息サロン(親の学習会)第1回を、5月8日(土)に開催しました。今回は、17人のご家族が参加されました。
今回は、NHK厚生文化事業団が提供するDVD資料を鑑賞し、その内容について話し合いました。
資料には、10年間にわたりひきこもりを経験した若者の家庭の実録がありました。苦悩の10年間の末、我が子がひきこもりから脱却するまでの家族の対応や、その他の支援について赤裸々に語られ、参加者は時折メモを取りながら鑑賞していました。
他にも、「病気が疑われる場合の医療機関へのつなぎ方」「働いていない我が子へのお小遣いについて」「家庭内暴力の対処方法」など、専門家の意見を交えたディスカッションが行われており、それを聞きながら、参加者同士でも意見交換をすることができました。今後の我が子への対応について、参加者の意識が少し変化した回になりました。
ほっと一息サロン(親の学習会)は隔月で開催しています。詳しい日程はほっと一息サロン(親の学習会)チラシ(PDF:1,071KB)をご覧ください。
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