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更新日:2024年4月18日
プレコンセプションケア(preconception care)とは、「妊娠前の健康管理」の意味を持ち、若い男女が将来のライフプランを考えて日々の生活や健康と向き合うことです。近々妊娠したいと考えている人だけでなく、妊娠や結婚のことを考えていない人にも必要なものであり、パートナーやご家族にも知っていただきたいことです。
健康なからだづくりのためには、思春期から健康的な生活習慣を身につけることが大切です。以下にプレコンセプションケアを意識した生活習慣をご紹介します。できることから一つずつ始めてみませんか。
やせ(BMI18.5未満)は貧血や骨粗しょう症、低出生体重児等の要因になり、肥満(BMI25以上)は妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群等につながります。適正体重の範囲に収まるように体重をコントロールすることが大切です。
BMI(体格指数):やせや肥満の判定に用いられる値です。計算式は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)。
18.5以上25未満が普通体重とされています。
(例)体重55kgで身長160cmの場合、BMIは、55(kg)÷1.6(m)÷1.6(m)=21.48
1日3食、主食・主菜・副菜を組み合わせて栄養バランスが整うように心がけましょう。
(もっと知りたい方はこちら)食事バランスガイド(厚生労働省)(外部リンク)
運動すると血流が良くなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。運動はこころの状態にも良い影響を与えます。プレコンセプションケアでは、1週間に合計150分程度の運動を目安としています。運動習慣がない方は、今より10分多く体を動かすなど、身体活動量を少しでも増やしてみましょう。
(もっと知りたい方はこちら)はじめよう!+10(プラス・テン)(PDF:2,191KB)
喫煙はがん・心臓病をはじめたくさんの病気を引き起こします。また、男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産や早産、低出生体重児を引き起こす可能性があります。
節度ある適度な飲酒量を心がけましょう。
(もっと知りたい方はこちら)お酒好きのあなた、必見(PDF:695KB)
性感染症の中には不妊の原因となったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。性感染症の予防方法を知り、感染症を防ぐことが大切です。
過度なストレスは不安や抑うつの原因になります。ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です。
定期的な歯科健診を取り入れた口腔ケアも大切です。
定期的な健康チェックを習慣にしましょう。
(プレコンセプションケアのポイントがまとまっています。)
(自らの健康や家族のために、できることから始めて、一つずつチェック項目を増やしていきましょう。)
(からだや性・妊娠などの健康に関する正しい情報や専門家に相談できる窓口を探せます。)
(妊娠・出産に関する知識を身につけられるような情報発信や、お悩みのサポートを行う相談窓口を紹介しています。)