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更新日:2013年6月20日

高棚町の薬師座 現存

 薬師座では、隣接する薬師堂にちなんだ「八日薬師」(旧暦の10月8日、新暦の12月初め)の余興として、明治中頃から農村歌舞伎が演じられるようになりました。

 このような農村舞台は、神社祭礼と結びついて神社の境内に建てられることが多いです。東濃から西三河にかけては、全国的にも農村舞台が多い地域で、農村における娯楽の流行に伴い、幕末から戦前に至るまで途切れることなく建てられていました。

 しかし、戦争を境にそれらのほとんどは廃絶の一途を辿り、戦後に娯楽が多様化したこともあり、次々と姿を消していきます。そのなか、高棚町では現在も「森の石松」などの歌舞伎が演じられています。

 

薬師座平面図

薬師座写真

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