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更新日:2014年1月8日
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概要この遺跡は、1953年(昭和28)に古代の瓦が散布していることから確認されました。別郷廃寺から出土する瓦には、七世紀後半に建立された西三河最古の寺院、北野廃寺(岡崎市)から出土する素弁六弁蓮華文軒丸瓦があり、別郷廃寺は、北野廃寺の建立とさほどかわらない時期に建立が開始されたと考えられます。 また、市杵嶋姫神社には礎石と考えられる石が所在しています。瓦と礎石の存在から、古代の瓦葺き礎石建物が存在したことは明らかですが、建造物の規模や配置の解明を目的とした発掘調査が行われておらず、古代の寺院としての規模や構造は不明でした。 しかし、平成25年6月~7月、個人住宅建設に伴い、別郷廃寺の発掘調査が行われました。そこで、大量の古代瓦や火舎・多口瓶・大甕の破片などが出土し、寺院に伴う瓦葺き建物の存在がより確実になりました。さらに鴟尾の破片が出土したことにより、金堂が存在したことが判明しました。 |
所在地別郷町油石、西別所町本郷 |
素弁六弁蓮華文軒丸瓦 |
市杵嶋姫神社の礎石 |
平成25年度調査で出土した鴟尾 |