受け継ぐ想いを
未来へ届ける 望遠郷
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更新日:2016年4月21日
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県立安城農林高等学校の前身である愛知県立農林学校は、明治34年(1901)に開校しました。初代校長の山崎延吉は多角形農業を提唱し、「日本デンマーク」を支えた多くの人材を育てあげました。
校地東方に残る開校記念館は、明治36年(1903)の本校舎整備の時に建てられた旧農場監理所です。校地東に隣接して実習地が設けられていますが、その中央を東西に通る構内道路の西端に面して農場東端の東門までを見通す位置にあります。小規模で簡素な建物ですが、県立学校として旧地に残る建築では県下最古級です。
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開校記念館 平成23年に改修工事をおこないました! |
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木造建築物の外壁には下見板を、内側に水が入りにくいように少しずつ重ねて張ります。開校記念館では2通りの下見板の張り方が見られます。東・北・南面は、腰から上部がドイツ下見、腰から下はアメリカ下見になっています。西面(背面)は、上部6段と角屋の取り付く周囲はドイツ下見、それ以外はアメリカ下見です。アメリカ下見部分は、溝を広げて下見板を差し込んでいる部分もあるため、後補であることがわかります。 |