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更新日:2023年10月12日

小中学校給食費の無償化について

要旨

小中学校給食費の無償化を、9月から実施していただけますことに深くお礼申し上げます。安城市内の子育て中の保護者の方からは感謝の声、本当に嬉しい、助かるという声が上がっていますし、他市、他県の方からは在住の自治体でも早く実施してほしいという声が聞かれます。
愛知県内では学校給食費の無償化を実施する自治体はまだ少なく、安城市のように恒常的な無償化を小中学校の児童生徒すべてに行うということは先進的であると考えます。
当該政策は市から住民への子育て応援メッセージであり、安心して子育てできる街というイメージアップにつながります。子育て世帯の人口流入により地域経済が活性化し、市の税収も増加、より充実したまちづくりへの財源が増えると期待できます。安城市全体に活気が生まれることは、子供がいない世帯、子育てが終わっている方たちにもプラスの影響を及ぼすことでしょう。
ただ、給食費の無償化は全国的に実施する自治体は増えてはいますが、財源の問題から地域格差が生まれています。安城市でも財政的負担は少なくないため、この無償化を続けていくとともに、全国的な無償化を国の責任として行うよう国へ施策を求めてはいかがでしょうか。
また、給食の質と量が保たれるようお願いするとともに、食育の観点からも食材の地産地消を推進していただきたいです。
学校給食が食べられない食物アレルギーの子どもに対する配慮も必要です。毎日お弁当を持参させる親の負担は重いものです。現在、アレルギー対応食は卵と乳のみを対象として提供されていますが、他のアレルギー食材も対応可能かどうか、ぜひ調査・検討をお願いします。

市の見解

給食費の無償化については、国においても検討が進められていますが、全国一律での実施について見通しは立っていません。少しでも早く子育て世帯の負担軽減を進めたいという想いで、国の対応を待つことなく実施を決定しましたが、このような施策は国が財源の確保を含めて責任を持って実施するべきものと考えておりますので、他の自治体とも協力して国に対応を求めてまいります。
また、学校給食は食育の観点からも子どもたちの育ちにとって重要なものと考えておりますので、無償化したからといって給食関連の予算を削減することはありません。給食費の無償化により子育て世帯の経済的負担を軽減すると同時に、子どもたちにも満足してもらえるよう、引き続き安全・安心で質の高い学校給食の提供を行ってまいります。
なお、卵と乳以外のアレルギー食材を除去したうえで調理する能力が現施設にはありません。ご理解いただきますようよろしくお願いします。

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