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更新日:2022年1月26日

「南吉ピアノ」の活用について

要旨

本市にゆかりのある新美南吉を活用したまちづくりが南吉生誕100年を契機に進められてきました。本市にとって貴重なこの文化遺産をぜひとも継続してまちづくりに活用していくべきだと考えます。
中心市街地にはアンフォーレが誕生し、まちなかの賑わい創出が図られています。そのアンフォーレ1階には「南吉ピアノ」が展示されています。このピアノは、南吉が安城高女で教員を務めていた時期に学校の講堂にあったピアノが復元されたものであり、ロシア革命前に制作された世界でも数少ない貴重なピアノです。
そこで、多くの市民にもその「南吉ピアノ」を知ってもらい、南吉とピアノを活用したまちづくりを市民と協働で展開していただきたいと思います。以下、私案を紹介させていただきます。
・五木寛之氏の小説「スッテセルのピアノ」では、ロシアのステッセル将軍が日露戦争後に乃木大将に贈ったとされるピアノのその後が書かれています。この小説に関連づけて、五木寛之氏に南吉ピアノを見てもらい、どのような経路で安城高女にロシアのベッカー社のピアノがきたのか考察を踏まえた講演会を開催。
・市民栄誉賞を受賞されたピアニストの田村響氏、後藤正孝氏、または生まれ持った障害にとらわれること無く世界で活躍する辻井伸行氏に南吉ピアノの音色を聴いてもらい、アンフォーレにおいてコンサートなど関連イベントを開催。

市の見解

南吉ピアノは、116年前にロシアで作られた歴史的価値のあるピアノであり、南吉も聞いたこのピアノの音色を多くの方に聞いていただくため、現在、年3回ほどアンフォーレのホールでプロのピアニストなどによる演奏を行っています。
本市では、令和5年度の南吉生誕110年を記念した事業として、新美南吉絵本大賞の絵本の発行や、アンフォーレの指定管理者が行う新美南吉夢記念祭など様々な南吉顕彰事業の実施を計画しておりますので、いただいたご意見やご提案は、事業を検討する中で参考とさせていただきたいと思います。
今後も南吉ピアノを含め、安城市ゆかりの童話作家、新美南吉を活用したまちづくりを推進してまいります。

 

よくある質問

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