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更新日:2022年1月26日

安城公園の動物について

要旨

安城公園内を訪れる度に、飼育されている動物たちへの扱いに随分昔からもどかしいものを感じ続けています。
動物たちの置かれている環境について、飼育とは最低限の雨風凌げる場所と餌があれば良いのでしょうか。
ミニチュアホース、マーラは緑が無く水も新鮮ではない檻の中にたった1頭で隔離され、ずっと同じ場所から動かない。柵のそばにいながら外に背を向けて身動きもしないマーラは何を思っているのか。鳥舎は昼から日が差さず、インコたちのほとんどが柵にしがみついている。鹿たちは、数百匹に及ぶかと思われる数のハエにたかられて、体を常に震わせたりしながら群れてひたすら耐え忍んでいました。彼等にはこの先に自力で環境を変える術を持ち合わせていません。
SDGsの目指す幸福は彼らにも与えられるべきで、むしろそういう存在へより目を向ける事が必要なのではないでしょうか。地域、まちづくり、その中に彼らも合わせて考えては頂けないでしょうか。動物愛護、保護と言えばよい話でないとも思います。ただこの先も飼い殺し状態を続けて欲しくないのです。少しでも良い環境で生活できる機会を彼らに与えて欲しいです。

市の見解

安城公園の動物舎で飼育しているの動物管理は、業者委託により、動物舎の清掃、餌やり、水替えを毎日行っており、獣医による動物検診を年4回実施し、健康状態の異常を発見した際は、都度、診察を受けることで健康管理、維持に努めております。また、動物の衛生管理と感染症予防対策については、県の立ち入り検査にて指導を受け、必要な消毒や予防接種などを行い、飼養衛生管理マニュアルに基づき適正に管理しております。
ご指摘のハエについては、毎年、夏から秋に発生を確認しており、今年は長雨と気温が高かったことなどが原因で大量発生したものと思われます。その対策として、ハエの発生源である糞便の清掃はもちろん、水がたまる側溝の清掃回数を増やし、ハエトリ紙の増設もしました。また、動物に殺虫剤を使用することができないため、防虫効果のある動物に無害なハッカ油スプレーをポニーなどに散布して対策を講じました。それでもハエの発生が今年は特に多かったと感じております。今後のハエの対策については、来年度も清掃回数などをさらに増やすことに加え、ハエ捕虫器の設置を検討しており、来年の発生時期までに対策の実施を考えております。
なお、マーラについては、動物販売業者から購入したもので、残念ながら雌1頭は死んでしまいました。その後、専門家より雄のマーラの縄張りに、本来のペア以外の雌を入れることは、相性の面で難しいと意見をいただき、現在は雄1頭となりましたが、飼育員が大切に飼育をしています。
安城公園の動物については、少しでも良い環境で過ごすことができるよう常に考え、今後も市民の皆様に愛着をいただけるよう引き続き丁寧な世話に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。

よくある質問

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