総合トップ ホーム > 市長のページ > 今月のメッセージ

市長のページ

ここから本文です。

更新日:2018年4月19日

今月のメッセージ

春の市長メッセージ

春は別れと出会いの季節です。今年の春も数多くの挨拶の場に立っています。人によってはこの春が、人生のゴールやスタートという節目となる方も多くおいでになります。そうしたさまざまな立場の皆さんへの贈ることばに込めた、私の思いの要旨をお伝えします。

3月6日「先人の分まで生きよう」母校の明祥中学校卒業式

ここに中学校が創立される直前の第2次世界大戦中、この地には海軍の明治航空基地がありました。終戦により基地は廃止されましたが、兵隊さんたちが宿舎として使っていた木造の兵舎が残り、それが学校の校舎として活用されました。今から40数年前、私もその校舎で中学生活を送っていた世代ですので、今の皆さんの学校施設の充実ぶりがうらやましく思われます。

戦時中は、多くの20歳前後の若く優秀な青年たちが、この地から特攻隊員として南の海に飛び立ち、祖国のために尊い命を失ってしまっています。戦後は、そうした反省に立ち、今度は平和で豊かな日本の国や地域をつくるために、この地で再び若者の人材育成が行われてきました。そんな歴史の一端を頭の片隅に置いていただき、卒業生の皆さんには、戦地に散って行かれた無念の思いの若者たちの分まで頑張っていただきたいものだと思います。もちろん私も、その一人であり、市長として本市発展のために頑張らねばなりません。

ところで昔の話はさておいて、それでは今からの世の中はどう変わってゆくのでしょうか。変化の激しい時代ですので見通しを立てにくいのですが、確実に言えるのは、学校での学びだけで、世の中を渡ってゆける時代ではなくなりつつあるということです。特にこれからの時代、仕事やサービスに人工知能が活用されるようになり、ものづくりの現場でもロボットなどによるオートメーション化がさらに進むものと思われます。そうした社会変化に対応するためには、常に新しい、幅広い、知識や技能の習得が求められるでしょう。そして何より大切なのは、身につけた知識や技能をどう生かして、社会に貢献できる自分になるかということです。

中学を卒業後、進学しても、また就職しても、どんな世界に進んでも常に新たな学びが求められる時代となっています。大変とは思いますが、若いうちならその気になれば、どんな壁でも乗り越えられます。早い段階で自らに見切りをつけてしまうことなく、しなやかに、そして逞(たくま)しく、その時代のその社会に、真に求められる人材となることを目ざして、ご自身に必要な学びを続けて行って下さい。

明祥中学校卒業式の様子

【明祥中学校卒業式の様子】

4月2日「成功体験にとらわれない」新年度最初の幹部会議

平成29年度末に、2つの嬉しいニュースがありました。1つはさる3月30日、昨年6月にオープンしたアンフォーレへの入館者数が100万人に達したことです。もう1つは、平成29年度のデンパーク来園者が、開園時の目標としてきた55万人に達したということです。(略)

デンパーク年間入園者55万人達成セレモニーの様子

【デンパーク年間入園者55万人達成セレモニーの様子】

アンフォーレに関しては、オープン初年度で注目されているからこそ目標に達せねばならないというプレッシャーがありましたし、またデンパークも20周年という大きな節目を迎え、何とかしたいという強い思いがありました。そうした中で大きな成果を出せたのも、これも現場スタッフの日々の奮闘の賜物であると思います。また、この2つの施設運営に限らず、表立っての数字では言い表せないものの、立派な成果が出つつある事業、順調に進められている事業は他にもいくつかあります。それらを総括して、幹部各位にこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。

さて、そんな嬉しい成果の出せた昨年度ではありましたが、新年度となっては、それらは過去の成功体験とすべきであり、いつまでもその実績にとらわれてしまっていてはいけないと考えます。もちろん成功に至ったノウハウは大切に継承せねばなりませんが、過去の栄光にとらわれ過ぎることで、次の新しい挑戦に臨まなくなってしまうことを懸念します。

私たちのこうした成功事例は、マスコミ等で報道されているだけに、他の自治体もそのノウハウを色々な方法で入手し、じきに模倣を始めることでしょう。本市と同じような取り組みがあちらこちらで始められれば、本市の成果もすぐに陳腐化してしまうと思われます。

よって私は、自分たちの意識を常に未来志向としておくため、こうした成功への称賛の声はできるだけ聞かないようにするか、その称賛をなるべく早く忘れてしまうように心がけるべきと考えます。できるだけ早く気持ちをゼロベースに戻して、新しい発想や取り組みを続けてゆくことが最も大切なのではないかと思います。

そんな訳で、過去の失敗は教訓として忘れることなく、一方で過去の成功体験にいつまでもとらわれることもなく、新しい気持ちで新年度の事業に当っていただきますようお願いいたします。

4月2日「まちの未来を自ら考える」新規採用職員への辞令交付式

世界の歴史に残るであろう、あの東日本大震災から、早7年が経過しました。あの震災での死者・行方不明者は、総数で約1万9千人近いと言われていますが、この中には、地域住民を避難させるために災害の最前線に立っていた市町村職員、警察官、消防士など多くの地方公務員の方々も含まれています。彼らのほとんどは、直前まで自らの責任を果たすべく職務を全うしているうちに、残念ながら命を失われてしまったのではないかと思われます。私たちは改めて、こうした献身的な活躍をされた多くの方々がおられたことに思いを馳せねばならないと思います。

そうした記憶も消えないうちに、一昨年の4月には熊本地震が起き、熊本市およびその周辺市町村で多大な被害が発生しています。こうした被災地へは、本市からも市職員が交代で復興支援に出かけてくれており、今後も可能な限りの支援活動を続けてゆきますが、一方で、私たちは近い将来起きるとされている南海トラフ巨大地震への備えも進めねばなりません。

いざ緊急事態発生という時、本市職員となった皆さんも、真っ先に現場に駆けつけて必要な公務に専念せねばなりません。いかなる時でも、そうした迅速な緊急対応ができるように、まずはわが家の防災対策を常日頃からよく考えて、ご家族とともに準備を進めておいていただきたいと思います。

さて、本市では平成28年4月から、8カ年の長期計画「第8次総合計画」がスタートしています。この計画の目指す都市像は、健やか幸せを意味いたします「健幸都市」であり、「幸せつながる健幸都市・安城」の実現を図ってまいります。

本市の高齢化率も20%台になりました。全国平均は27%台ですので、まだ比較的低いものの、市内には昭和の時代の高度経済成長を支えてきて下さった団塊の世代の皆さんが、多くお住まいになっておられます。その方たちが75歳以上に達する、いわゆる「2025年問題」が、本市の医療や福祉に大きな影響を及ぼすのではないかという心配の声が、すでに聞かれるようになっています。

そこで、私たちの地域の医療・福祉を良い形で末永く守って行くために、今から全ての市民の皆さんにご自身とご家族の健康に関心を高めていただきたいと願い、それを具体的な計画に示したのが本市の総合計画です。もちろん、市職員自らが健康体であることが基本です。本市職員となられたのを契機に、健康管理にはこれまで以上に留意してください。

災害、そして高齢化と、深刻な話題からスタートしましたが、本市の未来は決して暗い訳ではありません。去る3月30日には、昨年6月にオープンしたアンフォーレへの入館者数が100万人に達しました。またデンパークへの平成29年度の来園者は、実に16年ぶりに、目標としてきた55万人に達するという嬉しい報告もありました。

日本はすでに人口減少期に入っており、全国的に多くの地方自治体で人口減少が続く中、本市は順調に人口増加が続いており、まちの活力を感じられるような嬉しいニュースを耳にすることができます。私たちのまちにみなぎる、このよき機運を大切にして、18万8千市民の健やか幸せな生活実現のために、若いエネルギーを注いでいただきたいと思います。

今後しばらくは仕事を覚えることに必死で、あれこれと思いを馳せる余裕のない日々が続くかと思いますが、仕事に慣れていくらか心の余裕ができた時、本市の未来に向けての新たな「夢」や「課題」というものを皆さん自身もしっかり考え、職員提案などを通じて積極的に意見を出していただきたいと願っています。

自らのケンサチ生活を確立され、また時には仕事以外にも視野を広げ、職場にとって、またこの安城市にとって、かけがえのない人材として活躍いただきますことを心より期待いたしまして、私からの挨拶といたします。

新規採用職員への辞令交付式の様子

【新規採用職員への辞令交付式の様子】

4月12日「新たな学習環境を活かした教育を」市教育研究会総会での祝辞

昨年度は、安城市制65周年に当たり、周年のさまざまな記念事業が開催されました。中でも特に大きな話題として注目されたのは、6月1日のアンフォーレオープンでした。そのアンフォーレはオープン10カ月後の3月末に、入館者の総数が100万人に達しました。

また、アンフォーレ内の図書情報館の利用者数は、3月末で約76万人でしたが、旧中央図書館の年間利用者数が40数万人だったことを考えますと、図書施設の利用者は倍増の勢いです。子どもや若者たちの活字離れが懸念される時代にあって、多くの児童・生徒らが気軽に図書情報館へ足を運んでくれる状況を喜ばしく思っています。

このアンフォーレへは、数多くの最先端のICT機器を導入していますが、併せて図書情報館と各学校図書館とを専用のLAN回線で結んでおり、本市の公共図書施設にある70万冊、及び全小中学校の学校図書館にある40万冊、合計110万冊の書籍の一元管理ができるようになっています。

また昨年度より、学校で必要とされる本は週2回の配本サービスでお届けするようにしたため、各学校への団体貸出冊数が一昨年度の5万7千冊から、昨年度は16万冊へと3倍近くに増えたとの報告も受けています。新しい学習指導要領では、子どもたちを能動的な学習に導くためのアクティブラーニングが重視されると伺っていますが、これに先立つ形で新しい学びの環境が充実できたことを嬉しく思っています。

ところで、平成30年度の本市学校教育関連予算では、先生方の働き方改革の一助となるような配慮に努めたつもりです。健全財政を堅持できている本市としましては、今後も学校教育、生涯学習ともに学びの環境整備には特別の配慮をしてゆく所存です。

先生方におかれましては、自己研鑽に励まれ、整備されてきた学びの環境を活かしていただき、本市教育発展のためにご尽力いただきますようよろしくお願い申し上げます。

アンフォーレでのおはなし会の様子

【アンフォーレでのおはなし会の様子】

過去のメッセージを読む

お問い合わせ

企画部秘書課秘書係
電話番号:71-2201