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更新日:2021年3月8日
安城市の下水道は、汚水と雨水を別々の管で流す「分流式」と言う方式です。
各家庭から出る汚水(トイレ、風呂水、台所、洗面所、洗濯機などで使われた水、いわゆる生活雑排水)を、終末処理場まで運ぶために面整備工事をします。
雨水につきましては、道路側溝や水路にこれまでと同様に流すことになります。
下水道本管工事(面整備工事)とは、公共桝より道路側の取付管やマンホール、下水道本管を整備することを言います。
供用開始の前年度(おおむね夏頃から翌年の3月中旬)に工事を行います。
工事が完了した時点では、下水道はまだ使用することができないので、取付管の先端にキャップをして、水や土砂が入らないようにしておきます。
下水道が使えるようになりましたら、広報などでお知らせします。(供用開始の告示)
宅地内の排水設備工事が完了すると同時期に、接続申込みをして接続工事(キャップを取り、宅地内に公共桝を設置)を行いますと、各家庭の生活排水を流すことが可能になります。
宅地内の公共桝までは、市が工事をして管理します。公共桝より宅地側の排水設備は皆様が工事及び維持管理をします。
マンホールの設置、下水道本管の埋設、取付管の埋設などを行います。
一日の作業(例)
一日で作業ができる延長は、8mから12mくらいです。
1.保安設備の設置
バリケードや迂回路案内板などを設置します。
2.掘削
機械で下水道埋設箇所を掘削します。
3.土留工
掘削部分が崩れないように、矢板などで安全を確保します。
4.管布設
下水道管がたるまないように注意し、布設します。
5.埋戻
掘った部分に土を戻し、路面が段差にならないようにします。
6.後片付け
保安設備の撤去や路面の清掃を行います。
工事は原則として、朝と夕方のラッシュ時を避けて行います。
工事中は通行止めとなりますので、ご理解をお願いします。
移設した埋設物の戻し工事や仮の舗装復旧を行います。
「取付管」とは、皆様の敷地から排出される汚水を下水道本管に流すために設置する管で、塩化ビニール製のものを使用しています。
取付管の深さは道路より80cm程度で、下水道本管工事(面整備工事)の際に、官民境界線から30cm程度宅地内へ入れ込んでキャップをしておきます。
その後、宅地内の排水設備工事が進み、申請をいただき皆様が下水道へ接続される時に、キャップを撤去して公共桝と接続します。
汚水が出る土地です。つまり、今現在、建物の建っている土地及び下水道が使える日までに建物の建つ予定の土地です。
その他の土地は、建築の計画後に申請していただき、市が設置します。
原則的には、下水道本管工事(面整備工事)と同時期に設置します。
下流の下水道本管が、使用できない状態などの特別な理由がある場合は、下水道本管が使用できるようになってから取付管設置の工事をします。
原則的に、一宅地につき1箇所となります。
ただし、宅地の条件によりどうしても汚水が1箇所にまとめられない場合は、下水道課にご相談ください。
1宅地の敷地面積が500平方メートル以下 |
1箇所まで |
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1宅地の敷地面積が500平方メートルを超え1,000平方メートル以下 |
2箇所まで |
1宅地の敷地面積が1,000平方メートルを超え1,500平方メートル以下 |
3箇所まで |
1宅地の敷地面積が1,500平方メートルを超え2,000平方メートル以下 |
4箇所まで |
1宅地の敷地面積が2,000平方メートルを超える |
5箇所まで |
基本的に、皆様に決めていただきます。
取付管設置の工事をする前に、下水道本管工事(面整備工事)の受注者が皆様方に「取付管設置位置承諾書」をお配りします。
この用紙に皆様の家屋などから出される汚水を、どのようなルートで流すか決めていただきます。その際、流すルートが短くなることやルート上に庭木、庭石等の障害物の有無等を考慮してください。そして、1箇所にまとめるのに最良の位置に取付管を設置することとしてください。
取付管や公共桝を一度設置した後の変更は、皆様の費用負担となりますので、ご注意ください。
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