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更新日:2023年3月20日
下水道などの汚水処理施設は、川や海などの水質保全を主な目的として、水道や電気などと同様に、市街地・集落形成地域などの生活基盤として必要なライフラインです。
安城市の汚水処理施設は、下水道施設、農業集落排水施設、合併処理浄化槽があり、それぞれの施設の特徴を活かして整備を進めています。
汚水適正処理構想とは、経済比較を基本として、これら汚水処理施設の位置付け及び整備・運営管理方針を定めるものであり、社会情勢の変化、地域の特性を踏まえ汚水処理を総合的に検討し、主に効率的かつ効果的な整備の基本方針となるものです。
なお、本構想は、愛知県の示す方針に基づき県内の全市町村が一斉に策定し、愛知県が取りまとめる「全県域汚水適正処理構想」に反映されます。
汚水処理施設の概念図
汚水処理の方式は、下水道のように複数の家庭からの汚水を管渠で集約して1箇所で処理する「集合処理」と、各家庭で汚水を処理する「個別処理」に大別することができ、それぞれ以下のような特徴があります。
集合処理・個別処理の特徴
処理方式 | 特徴 |
「集合処理」 公共下水道、農業集落排水処理施設など |
市街地やくみ取り便槽や単独処理浄化槽が比較的多く、家屋が密集した集落における汚水処理に適しています。 整備に比較的長い期間を要します。 |
「個別処理」 合併処理浄化槽 |
家屋がまばらな地区の汚水処理に適しています。 比較的短期間で整備が可能です。 浄化槽ごとに定期的な点検・検査が必要です。 |
安城市では、平成27年度に策定した汚水適正処理構想(以下「前回構想」という。)に基づき、各種汚水処理事業を推進してきました。
今回、愛知県が「全県域汚水適正処理構想」の見直しを行うことを受け、今後の人口減少や高齢化の進行、地域社会構造の変化など汚水処理施設の整備を取り巻く諸情勢が大きく変化してきていること、また、社会経済情勢が依然として厳しい状況にあることを踏まえ、汚水処理施設の更なる効率的かつ効果的な整備を進めるための計画へと見直しをしました。
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