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更新日:2013年11月11日

市の新美南吉の取り組みについて

要旨

最近、今ひとつ納得がいかないことがあるのでお伺いいたします。

ごみの分別、減量はエコと支出予算削減が目的だったはずですが、このところの「南吉キャンペーン」などに使われたパンフレット、ポスター、ましてや広告ラッピングバスなどは作成から廃棄ごみの処理までの支出を考えると、やりすぎとしか思えません。

そもそもなぜ、安城で「南吉」なのでしょうか。彼の歴史はわかりますが、半田市ならばともかく、安城でこれだけのキャンペーンをやる支出額分に見合うメリットはなんなのでしょうか。

華やかさは無くとも、市税をもっと実生活に近いところで有効にいかせないものでしょうか。
ごみ減量その他の予算削減活動に対し今回の「南吉」には、正直、無駄遣いだと思い、「貴重な税金」の支出に対する市役所の感覚の統一感のなさを感じます。

これではせっかくの勤勉な「安城市民の協力、活動」に水を差してしまうのではないでしょうか。

回答内容

現在、安城市が進めています新美南吉関連事業につきましては、南吉本人の顕彰はもとより、新美南吉を活用した「まちづくり」としての意図が大きく含まれています。
南吉は、昭和13年4月より安城高等女学校の教師として赴任しました。昭和14年4月からは新田町に下宿し、そこから現在のJR安城駅前の商店街を歩いて学校まで通いました。そして教師として創作の素晴らしさを生徒たちに伝えながら、童話作家として多くの作品をこの安城の地で生み出しました。

南吉は半田市の出身ですが、短くも充実した青春時代を過ごした安城は、南吉の第2のふるさとといえるのです。こうした本市との関わりを今に伝えるとともに、全国的にも知名度の高い南吉を観光資源の一つに加え、南吉が愛した安城の中心市街地の魅力を創出し活性化を図りながら、市外・県外からの来街促進を図っていきたいと考えています。

また南吉は、人を思いやるやさしさや、感じたままを自らの完成と言葉で表現することの大切さを当時の生徒たちに教えました。本市では、この南吉の教えを現在の子どもたちにも伝えるため、市内の児童・生徒に対し南吉を教材とした情操教育を積極的に行っています。

南吉童話の世界が感じられるまちで郷土を愛する心を育み、ものを創作する喜びや素晴らしさを知ってもらうための息の長い事業のスタートと位置づけています。

安城市全域を走るあんくるバスのラッピングを始めとしたパンフレット類、ポスター類につきましては、こうした本市の南吉のまちづくりの取り組みを、まずは市内外の方々に広く知っていただくことを目的としており、様々な方法を通じて、多くの人々の目に留まることが、その効果を相乗的に高めていくものと考えています。

なお、紙ベースの情報につきましては、ごみ減量の趣旨に則り、啓発対象を十分に考慮したうえで、その都度、必要部数を精査して作成しております。
ご理解をお願いいたします。

回答した月

平成25年8月

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