安城市雨水マスタープラン
策定の背景
近年、突発的な局地的豪雨や集中豪雨による被害が、全国各地で起きています。安城市においても平成12年の東海豪雨や平成20年の8月末豪雨などにより、大きな被害が発生しています。
また、安城市は明治用水と広大な水田がもたらす恵みにより育まれてきましたが、多くの水田が開発され、雨水が一気に流出するようになり、被害の原因にもなっています。不浸透面が増加したことによる地下水の減少や農地・緑地が減少したことによる蒸発散機能の減退など、水循環に大きな変化がみられるようになりました。
突発的な局地的豪雨のリスクの高まりや、水循環が転換期にあることを考えると、水循環の健全化に貢献できる総合的な治水対策の取り組みが、より一層重要となります。
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雨水マスタープランの理念、基本方針と施策
(理念)
「あめの恵みを活かす安城」
これまでの河川や下水道の整備は「あめを速やかに流す」ことが目的でしたが、発想の転換を行い、今後は「あめの恵みを活かす」新たな雨水対策を推進していきます。
豊かな雨を「水資源」として活用しない手はありません。雨天時に浸透させた水は、地下水を涵養させ、河川流量の維持に役立ちます。貯めた水は、晴天時に散水に利用できます。また「防災」面では震災等の水不足時においても利用できます。
(基本方針)
「市民、事業者および行政が協働して
あまみずを水資源として捉え、
さらに防災の視点を取り入れた雨水対策を推進する」
(施策)
3つのポイント
- 雨水貯留浸透施設の整備基準等の作成と実施
- 水田貯留の推進
- 防災対策の推進
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市民・事業者・行政が行えること
市民のみなさんができること
- 貯留槽の設置
- 浸透施設の設置
- 手づくりハザードマップの作成など
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事業者のみなさんができること
詳しいことはこちら
行政が行うこと
詳しいことはこちら(市民向けパンフレット)(PDF:2,152KB)
策定における市民のみなさんからの意見聴取
策定委員会
- 11名の学識経験者や有識者による策定委員会を設置して、7回開催によりご意見・ご提案をいただきました。
「安城市雨水マスタープラン策定委員会」
市民アンケート
- 雨水対策(治水・水循環)に関する意向調査・意識調査を行う目的で、安城市在住の18歳以上の市民の中から抽出し、アンケート調査を行いました。回収率は、60.3%でした。
「雨水対策に関するアンケート調査」
パブリックコメント
- 安城市雨水マスタープランの素案について、平成22年10月20日から11月19日の1ケ月間パブリックコメントの手続きを取りご意見をいただきました。
「パブリックコメント意見募集の結果」
雨水マスタープランのフォローアップ
フォローアップ委員会
- 5名の学識経験者や有識者によるフォローアップ委員会を設置して、毎年1回開催しご意見・ご提案をいただきます。
「安城市雨水マスタープランフォローアップ委員会」
参考資料
安城市雨水マスタープラン計画書
概要パンフレット(行政向け)
雨水マスタープランパンフレット(市民向け)
安城市浸水マップ
リンク