第8次安城市総合計画
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基本理念に掲げる「市民一人ひとりが生活の豊かさとともに幸せを実感できるまち」は、「健康」「環境」「経済」「きずな」「こども」の5つの要素の質を高める取組の先に見えてくるものです。とりわけ、多くの市民が「幸せ」の実感と自分や家族の健康に強い関連性を感じており、そこに健康で幸せに暮らすことを願う想いを見て取ることができます。また、本市においても、高齢化は着実に進行しており、平成32年(2020年)には高齢化率が21%を超え、超高齢社会へ突入する見込みです。市民がいつまでも住みなれた地域で自立した幸せな人生を歩むためにも、健康寿命の延伸を図る必要性が高まっています。そこで、本計画では、5つの要素のうち「健康」を軸に据え、「健幸」のまちづくりを推進していきます。「健幸」とは市民一人ひとりが身体的・精神的に健康であることに加えて、趣味や社会貢献などの様々な活動を通じ、日々の生活に「生きがい」や「感動」を見出し、生きていることの喜びを実感することです。自分が健康でありたい。そして、家族も健康であって欲しい。この率直な願いが、自分や家族の「幸せ」につながると気付いた瞬間に、人々は意識や行動を変えるための一歩を踏み出すことができるでしょう。「健幸」の意識が、家族や友人、職場や地域社会に広くつながり、「幸せ」を分かち合うことへと発展することが「健幸都市」の姿です。安城市は、すべての施策分野に「健康」の視点を取り入れるとともに、「環境」への取組を継続し、活力ある「経済」を生かし、伝統的な地域の「きずな」を継承し、社会全体で「こども」を育むまちづくりを進めることにより、「健幸都市」の実現を目指します。第2節 目指す都市像22第8次安城市総合計画第4章目指すべき都市像(基本理念)

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