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更新日:2018年3月30日

2018年3月

3月26日(月曜日)

21日(水曜日)午後、アンフォーレにて平成29年度の「安城市減災まちづくり研究会」の成果報告会が開催され、会議の主催者として出席いたしました。この研究会は、当地の災害に備えるため産・学・官・民が一体となり、減災を目的として平成26年に発足しました。現在は78の団体にご参加いただき、地域の防災・減災に取り組んでいただいております。

この日は、宮城県の被災地の一つ七ヶ浜町の向洋中学校から瀬成田(せなりた)先生、そして小野寺さん、阿部さん(お二人は今春中学をご卒業)のお三方がおいでくださり、基調講演として、被災当時の状況や現在の現地のようすなど、ご自身の心情を交えてお話しくださいました。

被災者が自ら語る体験談や現地の状況報告は、いずれも私たち聞き手の心に強烈な印象を残してくれました。中でも特に、被災当日、あの巨大津波によってお母さんとおばあさんを亡くされた小野寺さんの語り部としてのお話は、涙なしに聞いてはいられないものでした。

被災当時、まだ小学校低学年だった小野寺さんは、母子家庭で岩手県の陸前高田市に住んでおられました。地震の発生後、彼女とお姉さんは学校の先生の誘導で高台に避難し無事でしたが、ご家族のお母さんとおばあさんは海岸近くの家においでだったようです。翌朝、近くに住むおじさんと再会できた時、家族が津波に流されたことを悟ったそうです。彼女はそれまで家族も無事と思い込んでおられ、大変大きな衝撃を受けたと同時に、その瞬間から姉妹二人きりの孤独な身となってしまわれました。

津波から何日かたった頃、お母さんの遺体発見の報を受け、姉妹で遺体安置所に連れて行かれました。ところがまだ幼かった彼女は、母の死を認めたくないという気持ちから、お母さんの最期の顔を見なかったのだそうです。しかし、もう二度とお母さんの顔を見られない今となり、「あの時、せめて少しでもお母さんの顔を見ておいたら…」と後悔しておられました。

自らの唯一の支えであった母を、ある日突然失った立場から、「後悔のないように今を大切に生きてください。だれかに伝えたいことがあれば、その時伝えておいて下さい」ということばが、会場にいた私たちの胸に響きわたりました。小野寺さんは現在、七ヶ浜町で、里親としてお世話して下さる方のもとに身を寄せて暮らしておいでです。

宮城県七ヶ浜町立向洋中学校の瀬成田実先生(右から2番目)、小野寺優羽さん(中央)、阿部花映さん(左から2番目)

【宮城県七ヶ浜町立向洋中学校の瀬成田実先生(右から2番目)、小野寺優羽さん(中央)、阿部花映さん(左から2番目)】

東日本大震災から7年目を迎えた今、遠くに暮らす私たちは、復興が進む被災地の映像に安堵してしまいますが、肉親や友人を失ったご遺族の悲しみまで消えた訳ではないということを改めて実感させられました。死者・行方不明者合わせて1万8千人を超すといわれますが、その周囲にはさらに何倍もの方々の悲しみが残されているという事実を忘れてはなりません。まちの復興は進んでゆきますが、残された被災者の心の復興にはまだまだ長い歳月が必要です。

3月19日(月曜日)

17日(土曜日)午前10時、デンパーク内「風車の広場」で、このエリアのリニューアルオープン式典を開催しました。

 

デンパークは昨年4月末に開園20周年を迎えました。開園直後、私は市議会議員でしたので、今もその時のようすを鮮明に覚えていますが、もともとは水田地帯を土盛りしてつくられたテーマパークです。よって、水のステージの裏山以外に木々はほとんどなく、園内の大半の樹木は開園直前に植えられたものでした。まだ苗木のような幼木は、真夏でも日陰をつくり出すことができず、来園者の方から「この暑いのに休憩する場所もないのか」とお叱りの声を耳にしたものです。

しかし、あれから20年の歳月が流れ、幼かった樹木は大地に根を張り枝を伸ばし、今では夏に十分な日陰をつくってくれるようになりました。そうした木々の成長とともに、デンパーク全体に重厚な雰囲気が漂うようになってきており、私はそれを公園の成長と肯定的に受け止めてきました。ところが成長を続ける木々とは別に、建物や設備といった人口構築物は、20年の歳月とともに老朽化が進み、あちらこちらに改修の必要性が出てきていました。

公園全体を休園にする訳にはゆきませんので、いくつかのエリアに分けて改修工事を行ってきましたが、昨年秋から今春にかけては、子どもたちに人気のあった風車の広場で工事を進めてきました。マーガレットハウスと呼ばれていた建物は内外装を一新して、幼い子ども向けの屋内遊戯施設とし、また屋外の木製遊具も全面更新を図りました。こうした子どもたちの遊び場を充実させた形で、いよいよリニューアルオープンの日を迎えることができたのです。

 

リニューアルオープン式典には、デンマーク大使館からミケルセン参事官、そして風車の広場改修工事を監修いただきました(株)ボーネルンド社からも中西社長と、それぞれ遠路東京よりお越しいただきました。屋内遊戯施設は、公募により「あそボ~ネ」と名付けられましたが、その名づけ親となった丈山小の沓名さんにも参加してもらいました。その「あそボ~ネ」は、世界のさまざまなおもちゃや遊具を揃えた屋内施設で、子どもたちが元気に動き回ることができない雨天時でも、ここにおいでになれば家族一緒に楽しい時間を過ごせます。

屋内遊戯施設「あそボ~ネ」

【屋内遊戯施設「あそボ~ネ」】

また広場には、新しいドイツ製の大型遊具が据えられました。その名も「リーチ・フォー・ザ・スカイ」というだけあって、最も高い部分は地上12mにも達するそうで、木製遊具としては日本最大級の大きさを誇っています。もちろんそのてっぺんまで子どもが登れるわけではありませんが、かなりの高さまでよじ登って遊ぶスリルのある遊具です。この他、55mのローラー滑り台を下りきった空き地に新しいデンマーク製の遊具が置かれるなど、風車の広場周辺に様々な国のカラフルな遊具おもちゃを揃えており、「子どもも楽しいデンパーク」として広くPRに努めます。

新しいドイツ製の大型木製遊具「リーチ・フォー・ザ・スカイ」

【新しいドイツ製の大型木製遊具「リーチ・フォー・ザ・スカイ」】

間もなく春休みを迎えます。子どもたちの歓声がこだまする頃、改めてデンパーク風車の広場に足を運んでみるつもりです。

3月12日(月曜日)

4月からの平成30年度スタートに向けて、市長の私の所信などが問われる安城市議会3月定例会の代表質問と一般質問が終わりました。地方統一選挙まであと1年程となり、安城市政に関わる私たちにとって、1期4年の締めくくりをせねばならない最終年度となります。後顧の憂いのなきように編成した当初予算案であり、今後の市政に対する私なりの思いをお答えしたつもりです。

 

さて、市議会日程の合間をぬった10日(土曜日)、「健康の道ウォーキングin桜井地区」が桜井中学校区で開催されました。こうしたイベントは平成23年度、作野地区で新たに整備した遊歩道をウォーキングコースに設定し、実際に地域の皆さんとともに歩いてみるというイベントからスタートしました。その翌年度からも各中学校区にコースを設置することとし、今回の桜井地区で8中学校区すべてにウォーキングのモデルコースを設定し終えたこととなります。

桜井地区は、桜井駅周辺の土地区画整理事業により、幅員の広い歩道や遊歩道の整備が行われてきました。交通の要としての桜井駅があるため、買い物ができる商店や診療所なども充実しており、歩いて暮らせるまちづくりが進んできたと感じられます。また、すでに地域主催によるウォーキングイベントも開催されてきた地区ですので、歩くことを楽しみにされている方は多いのではないかと思われました。

当日のお天気はよかったものの朝から冷たい風が吹いており、集合の段階では身を縮めてしまいました。しかし、準備体操、そしてウォーキングと体を動かすにつれて徐々に体がほぐれてゆきました。私も多くの地元参加者の皆さんとともに4.2kmを歩いてみました。風は冷たかったものの日差しはすでに春めいており、こうしたケンサチイベントを機に、まめに体を動かす習慣としていただきたいと願いました。

健康の道ウォーキングの様子in桜井地区(右から3番目が私)

【健康の道ウォーキングin桜井地区の様子(右から3番目が私)】

ところで話変わって、私は普段からケンサチ生活実現のため、自転車に乗ったり泳いだりしてきました。本年は1月半ばにプールで初泳ぎしたのですが、泳ぎ終わる頃に右肩に違和感を覚えました。そしてその夜、違和感は軽い痛みに変り、さらに翌朝には腕が上がらなくなるほどの激痛となってしまいました。おそらく五十肩であろうと想像されました。

過去にも同様のことはありましたが、痛みは数日後に消えたので楽観していたのですが、今回は痛みが長引いてしまい、やむなく開業医で診察を受けることとしました。医師の検診による結果は、やはり「いわゆる四十肩・五十肩というものです」とのことでした。本年6月の誕生日で還暦を迎える私としては、「四十肩・五十肩」と告げられて、褒(ほ)められたような気分になってしまうわが身が哀しく思われました。

診察後、別室で整体師からマッサージをしてもらいましたが、マッサージ室はオープンスペースになっており、私が入室するや否や何人もの患者さんから「市長さん、どうしただね」と声をかけられ、お一人お一人に説明するのにとても骨が折れました。

最近の私は、総合病院で定期的な健診を受ける以外、地域の診療所で治療を受けたことがないので、自分が治療を受ける姿への市民の注目度がこれほど高いとは想像もしていませんでした。症状は徐々に落ち着いてきていますが、気恥ずかしさを我慢しつつ、まだしばらくは治療に通うこととしています。年齢相応のケンサチ生活を考える必要性を感じています。

3月5日(月曜日)

3月4日(日曜日)午前、「ひとり親家庭等入進学児童激励会」を開催しました。これは、ひとり親家庭の小学校、中学校への新入学をするお子さんと保護者の方々への激励会で、毎年恒例の行事です。

本年4月から、新たに入進学する児童は、小学校への入学が101名、中学校の入学が145名と聞いております。入進学するにあたりましては、子どもも保護者の皆さんも、大きな生活のリズムの変化となり、慣れるまでが一苦労かと思われます。新学期、真新しいランドセルに教科書や体操服などを詰め、背中にしょって歩く多くの新入生の姿を見かけるようになります。初々しくもありますが、入学直後の小さな体では少し気の毒に感じられ、「頑張れ!」と応援したくなります。

お子さんはもとより、保護者の皆さん方も、どうか心と体の健康管理に留意され、親子ともども思い出に残る学校生活を送っていただきたいと激励申し上げました。

ひとり親家庭等入進学児童激励会の様子

【ひとり親家庭等入進学児童激励会の様子】

さて、ひとり親家庭とはやや異なりますが、現在の私は独身生活に近い日々を過ごしています。先月中旬、私は妻とともにドイツで生まれた孫に会いに行くことになっていましたが、自らの注意不足から私のみ出国できなかったため、妻だけがドイツに出かけましたが、それ以降、妻はドイツに留まり娘夫婦と孫の世話をしています。

幸いわが家の隣家に下の娘が住んでおり、洗濯や食事の準備をしてくれますので、生活できないほどの大変な状況にはありませんが、それでも食事の後片付けやふろ掃除、犬の散歩と、自分でやらねばならないことが増えました。そして、そうした家事の増加により、私の生活はずいぶん忙(せわ)しいものになっているように感じています。具体的には、新聞を読みテレビを見る時間は少なくなり、ゆったり過ごす憩いの時間などはなかなか確保できません。

ひとり親家庭の保護者の皆さんは、これらに加えて子どもの世話もお一人でせねばならない状況なのかと考えますと、私の想像を絶する日常生活に思われてなりません。子どもが大きくなってくればお手伝いも期待できましょうが、幼児を抱えた皆さんのご苦労はいかばかりかとご心配申しあげます。お困りごとがあれば一人で悩みを抱え込まず、ぜひ子育て支援課にご相談いただきたいと思います。

 

今週から市議会での質問が始まり、また明日には中学校の卒業式を控えています。なにかと気ぜわしい1週間となりますが、ありがたいことに間もなく妻が家に帰って来てくれます。自分一人で生きている訳ではないことに気づかされた貴重な別居生活に、ようやくピリオドを打てる日がやってきます。

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