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更新日:2019年1月4日

2018年12月

12月31日(月曜日)

「平成」という時代の最後の年末を迎えました。23日の天皇誕生日、天皇陛下の「戦争のない平成に心から安堵」というおことばに、はっとさせられました。平成という時代を国際的な視点から見れば、グローバル化による経済環境の激変や、移民による社会的な混乱など、国際的な軋轢(あつれき)が多発した30年間だったと感じられます。

しかし、わが国は多くの先人の皆さんのご尽力により、この30年間、再び戦火を交えることはありませんでした。先の終戦から数えれば、実に日本は73年もの間、戦争のない平穏な歳月を過ごせたということになります。私のように戦後生まれのものにとっては、「平和」は生まれた時から空気のごとく存在しており、自分自身がその真のありがたさを理解していない可能性があると思われます。

それだけに、戦争時中の体験やそのご記憶の残る天皇陛下のおことばの中にこそ、平和の尊さが体現されているのではないかと、当日の新聞を拝読させていただきました。

 

さて、安城市長の私にとっての節目のことばは、28日(金曜日)の仕事納めのあいさつということになるのでしょうか。以下に、あいさつの要旨をまとめました。

「本年はいろいろな分野で大きな成果を得ることができました。アンフォーレオープン1周年を迎え、アンフォーレ本館への入館者数が目標の100万人を超え、118万人に達したことを確認できました。また図書情報館オープンに際して、図書情報館と学校図書館とをオンラインで結び、学校側が必要とする書籍の配本サービスを始めたところ、学校への団体貸出冊数は2.7倍にも伸びました。

アンフォーレオープンにともない、旧中央図書館建物の後利用が大きな課題として残りましたが、地元の皆さんのご理解により『子ども発達支援センター あんステップ♬』を7月にオープンさせることができました。

また、市内公共施設の老朽化対策が課題となっていますが、東京五輪開催を見据えて、まずは主要なスポーツ施設の改修計画を前倒ししてまいりました。4月に体育館、7月にはソフトボール専用球場をそれぞれリニューアルオープンできました。さらに文化センターも改修しました。文化センター改修総額は23億円と大きな投資となりましたが、財政に余力のある時期にやるべき大型改修事業をすませることができました。

この他、県企業庁と連携しての工業用地造成も進めることができ、本市の土地開発公社による中小企業向け5区画は完売のめどが立ちました。また、南明治土地区画整理事業地区内での民間による新たな総合開発が進められることになった他、デンパークも風車の広場のリニューアル効果による入園者増加が続いています。

さらに、こうした一連のハード整備だけではなく、子育て支援では保育環境の充実・拡大、高齢者対策として地域包括ケアシステムの充実が図れた他、健幸に関連するさまざまな事業の展開など、ソフト事業も精力的に進めることができました。」

上記のような実績は私一人の力で出せるものではありません。市職員それぞれの仕事の集大成がこうした成果に結びついたということです。もちろん、その背景には多くの市民の皆さんの市政に対する温かなご理解ご協力があってのことです。お世話になりました全ての皆さんに感謝申し上げまして、年末のごあいさつとさせていただきます。よき新年をお迎えください。

平成最後の仕事納め式

【平成最後の仕事納め式】

12月25日(火曜日)

17日(月曜日)午前、安城市が進めている公共事業の進捗状況を確認するため、市内工事現場の巡視に出かけてきました。年末恒例の巡視ですが、私のスケジュール都合もあり、今年は市内南エリア中心のルートとなりました。

・安城南明治第一土地区画整理事業

市役所正面の向かいで、現在、東の末広町方面に向けた幹線道路の築造が進んでいます。また、追田川沿いでは末広公園内に防火水槽が設置されました。区画整理地区内の工事進捗率は約55%と、事業完了に向けた道のりはまだ長いのですが、主要道路が開通することで新しい街の全体像を具体的にイメージいただけるようになってきました。

現在の市役所正面風景

【現在の市役所正面風景】

・桜井小学校校舎増築工事

平成20年に移転開校した桜井小学校ですが、区画整理による人口増によりいよいよ教室の増設が必要となり、既存校舎に接続する形で校舎の増築工事を行っています。各階2教室の3階建てで、合計6つの教室が増えることとなります。桜井地区では小学校だけではなく保育園も手狭になり、さくら保育園も8月にプレハブ園舎の増築を終えています。

桜井小学校の増築工事

【桜井小学校の増築工事】

・レジャープール改修工事

マーメイドパレスのプール改修は、主に天井や壁などの耐震補強と外壁塗装の塗り直しです。中に入ってその様子を見てみましたが、空間はほとんど巨大な鉄骨の足場で埋めつくされていました。まずは、工事する人の足場の確保ということなのでしょうが、その迫力には圧倒されました。来年の夏には、子どもたちの歓声が響く楽しい水の空間がよみがえります。

レジャープール改修のための足場

【レジャープール改修のための足場】

・榎前地区工業団地

工業団地は、国道23号を挟み東西で造成工事が行われています。西側の14haは愛知県企業庁にお願いし、東側の4haは安城市土地開発公社で進めています。しかし、両地区とも周辺道路は主に市道のため、市で道路築造工事を進めています。企業庁側の土地は広くなかなか全体像を把握しにくいのですが、道路工事は順調に進んでいることを確認できました。東の市土地開発公社側は県道沿いのため、通勤時に目にしていますが、現場を見ると意外に大がかりな工事であることが分ります。進出企業はそろそろ確定する見込みで、新たな経済活力が楽しみです。

榎前地区工業団地の調整池工事

【榎前地区工業団地の調整池工事】

12月17日(月曜日)

10日(月曜日)、刈谷市にある愛知教育大学にて、教育支援専門職養成課程2年生の学生を対象に講義をしました。愛知教育大学での講義は今回で2回目となります。

講義は大学側により「実践地方自治概論」という固い表題がつけられていましたが、私の話した内容は、市内各地で開催してきた「市長と語ろうあんトーク」での市政報告をベースにし、本市の目指す都市像「健幸都市」実現に向けた具体的な取り組みを紹介させてもらいました。

講演前の学長室での打合せの様子

【講演前の学長室での打合せの様子】

時代の変化とともに、教育大学での学びの内容も変わってきているようです。伝統的な教職員を目指す人材育成が行われているのはもちろんですが、この他にもスクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、教育事務職員など、専門知識を有した教育を支援する人材育成も行われています。今回の講義は、そうした教育事務職員を目指す学生向けでした。

私はパワーポイントを使い、地方行政の現場のようすを画像で示しながら話を進めました。学生たちは静かに聴講してくれており、とてもまじめという印象を持ちました。安城市役所の愛知教育大学卒の職員は増加傾向にあり、それぞれ各部署で持ち味を生かして頑張ってくれています。そうした先輩たちの働く姿も紹介しましたので、おそらく市役所での仕事に興味を持ってもらえたのではないのでしょうか。

私自身も、自らの仕事のふり返りのつもりで資料やパワーポイントの整理をしましたが、市役所の仕事の大変さと同時に楽しさややりがいを伝えることで、優秀なやる気のある若者が多数入って来てくれたらという、リクルート活動も意識した講演となりました。これから社会に巣立つ若者たちは、さまざまな視点から職業を選択してゆくのでしょうが、その選択肢の1つに安城市役所が入っていたらとても嬉しいです。

この地域の大学と周辺の地方自治体の間に、よき共存共栄の関係が構築されてゆくことを願っています。

講義の様子

【講義の様子】

12月10日(月曜日)

12月9日(日曜日)、社会福祉法人「ぬくもり福祉会」が設立30周年をお迎えになられ、その記念式典に出席させていただきました。

ぬくもり福祉会は、知的障害者の親と、障害福祉へのご理解の深い地域の方々の熱意により、昭和63年に「社会福祉法人安城市手をつなぐ親の会」として市内の障害者関連としては初めて設立認可を受けられ、平成元年に大東町で知的障害者通所更生施設「ぬくもりの家」を最初に開設されました。私は「手をつなぐ親の会」が結成される前年の昭和62年に、市議会議員となっていますので、この当時、ぬくもりの家の開所に大変なご苦労があったことは、よく承知しております。

その後、時代は大きく変わり、ぬくもり福祉会は平成5年に赤松町で「ぬくもりワークス」、平成17年に池浦町で「まるくてワークス」、そして平成25年には赤松町で障害者総合支援施設「ぬくもりの郷」と、様々な施設を開設され今日に至っておられます。30年の歳月と関係者のご尽力により、障害者福祉に対する地域社会の認識は徐々に変わってきたと感じます。

 

さて私事で恐縮ですが、私の妻の妹も、重度の知的障害者です。長年、両親が自宅で世話をしてきました。しかし、無理がたたったのか、高齢になった義母が倒れてしまい、現在は医療併設型の施設に入所しています。周囲はもっと早い段階での施設入所を勧めてきたのですが、子を不憫に思う親心が無理をさせてしまったようでした。そんな事情もあって、私自身も障害者を抱えておいでの家庭が、どんなご苦労をしておられるのかはよく分かっているつもりです。とくに親亡き後のご心配はいかばかりかと、ご推察申し上げます。

ただ、障害者がおいでのご家庭は結束が強く、ご家族の助け合いの精神が発揮されているように感じられます。また、この義理の妹の存在は、私が政治家になる動機にもなっており、障害者を中心とした苦労の分かち合いは、思いもよらない別の何かを産み出すことがあるような気がいたします。

私からは関係者の皆さまに、これまでの経験を糧(かて)に障害者支援の一層の充実に努められ、今後も地域福祉の向上へのご尽力をお願い申し上げました。

社会福祉法人ぬくもり福祉会設立30周年記念式典あいさつの様子

【社会福祉法人ぬくもり福祉会設立30周年記念式典あいさつの様子】

12月3日(月曜日)

私には2人の娘がいます。上の娘はドイツ人青年と結婚し、現在はドイツのデュッセルドルフという都市に暮らしています。今年1月に初めての子を授かり、先月、婿とともに孫の顔を見せに来日してくれました。下の娘も結婚し初孫とともにわが家の隣に住んでおり、久々に一家そろって団欒の時間を持つことができました。そんな時、私は2人の孫のお爺さんと化してしまい、幼子をあやしたりなだめたりと、娘たちが幼かった頃を思い出しながら、孫の機嫌とりに悪戦苦闘します。

私はかつて孫を授かったという方について「この方もお歳を召されたのだ」と、どちらかというと負のイメージを抱いてしまいがちでした。しかし、いざ自らが孫を持つ身になってみますと、純真な幼子の未来に思いを馳せることが多くなることに気づかされます。これまでは市長として、次世代にまで思いを馳せねばならないと考えるのが常でしたが、現在は次の次の世代のことまで案じてあげなければならないという意識に変わってきました。

親から孫まで4世代の団欒が、政治家としての私の意識を大きく変えてくれ、現在は視野をさらに遠い未来にまで広げねばならないと自覚させられました。「子を持って知る親の恩」ということばがありますが、孫たちとのふれあいを通じて「孫を抱き推しはかる遠い未来」という側面もあることがよく分ります。

 

今でも日本の中には「舶来品=良品」というイメージをお持ちの方がおいでかと思います。たしかに物によっては、今もそのことばは生きているのでしょうが、「灯台下暗し」ということばのごとく、私たちは日本産のよさに気づいていなかったのではないかと反省させられることがあります。

11ヶ月になるドイツ生まれの孫は、日本に来てりんごやみかんを好んで食べるようになり、娘夫婦を驚かせています。ドイツでも北欧のりんごや南欧のオレンジを与えていたようですが、孫はあまり食べなかったそうです。しかし、わが家に来てからは、薄切りのりんごを喜んで食べ、みかんの皮をむいてやれば、これも手づかみでパクパクと口に運びます。

果物の食感や甘味などに関して、国産品は外国産にはない独特の風味があり、どうやら幼い子どもの口に合うものと思われます。味覚がまだ十分に発達していないものの、乳児の繊細な舌は案外正直なのではないでしょうか。私たちはもっと日本の農産物に誇りと自信を持ち、海外に売り込むくらいの戦略をもつ必要があるのではないかと、孫の食べっぷりを見てしみじみ実感させられました。

孫たちとのひと時

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