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更新日:2018年2月5日

2018年1月

1月29日(月曜日)

先週は23日(火曜日)・24日(水曜日)と、東京で全国市長会の各種会議が開催されました。会議はテーマごとに分けて開催されますが、いずれの会議でも、今年度の市長会の事業報告と新年度に向けた国の動向が、主な話題として取り上げられていました。特に「平成30年度の地方財政(地方交付税)」、「医療制度改正による医師不足対応」などのテーマに出席者の強い関心が寄せられており、会場では深刻な意見も聞かれました。しかし、本市では健全財政を堅持できており、また医療は医師会や基幹病院にお任せできているおかげで、いずれも深刻な事態に直面していないこともあり、意見交換の際は蚊帳の外に置かれる感があるわが身を幸せに思います。

ただ「住宅宿泊事業法」という、いわゆる民泊を推進する法律がすでに成立しており、本年6月から施行予定となっていることを知りました。これから全国的に、住宅地の一般住居に他県や外国からの訪問者などを比較的自由に宿泊させられることになりますが、本市でのこうした新制度による社会問題の発生を懸念しました。個人事業者である家主を指導するのは都道府県とされていますが、ゴミや騒音などの近隣トラブルは地元市町村に直接持ち込まれることでしょう。

特に来年はラグビーW杯、再来年には東京五輪と、国際的な大会が続きます。様々な国の方々が市民生活の場に出入りされることで、生活習慣の違いによるトラブルの相談が急増することが予想されます。外国人旅行者による経済効果を当て込んで国が法制化を急いだ結果なのでしょうが、その議論の過程でどうして基礎自治体(市町村)の意見聴取を図らなかったのかと悔やまれました。すでに法は成立しています。手遅れにならぬよう、今からでも事前対応策を考えておかねばなりません。

 

2日間の東京での会議を終え、25日(木曜日)・26日(金曜日)と、東日本大震災で被災された宮城県亘理郡山元町と石巻市を訪問しました。国は被災地の復興・創生期間を平成32年度までとしているため、その期間内での復興事業の完了を目指して、いずれの被災地もかなり性急な対応を求められているように感じられました。

海岸線が単調で遠浅な山元町は、被災エリアが海側からほぼ均一に広がっている感があり、復旧・復興への対応が比較的速いようです。しかし、遠浅からリアス式まで変化に富んだ海岸線に囲まれ、しかも面積の広い石巻市は、被災エリアごとに被害が異なり、復興方法は市内各地で様々なため、迅速な対応は極めて困難と思われました。

復興が進む海岸(石巻市)

【復興が進む海岸(石巻市)】

そんな被災地事情の違いがありながら、とにもかくにも幾多のご苦労を乗り越えられ、あと3年で復興を終了させるべく前向きに頑張っておられる首長の皆さんには頭の下がる思いがしました。幸いにして私たちの地域には、今のところ大規模災害は生じていません。今のうちに災害に強いまちづくりを進めるとともに、この地域の経済・産業活力で国を支えてゆくという気概を持って、産業立県の首長として気合いを入れて頑張らねばならないと決意を新たにしました。

1月22日(月曜日)

年末年始、多くの皆さんは、よきお正月休みをお過ごしのことだったかと思います。しかし私はその時期、年末から新年にかけて数多くの恒例行事が続き、なかなか休みが確保できないのが実情です。

もちろん休まずとも淡々と日常の公務はこなせるものの、リフレッシュの機会を持たなければ、多忙な日常の惰性に流されてしまうように思われてなりません。やはり私自身もどこかのタイミングで、新しい年の始まりにふさわしい心身のリセットをして、新たな視点や発想を得なければならないと考え、先週の土日は休養日として山歩きに出かけました。

 

いつもの冬のごとく、行き先は今回も北八ヶ岳としました。冬山は遭難のリスクがきわめて高いことは承知していますので、その中にあって雪崩や道迷いの可能性が特に低い場所を選ぶと、私には平坦な上高地か、樹林帯の続く北八ヶ岳くらいしか頭に浮かびません。冬の山歩きの魅力は、体験した人にしか分からないのでしょうが、私は静寂の銀世界を独り黙々と歩くことが、自身にとってのお祓(はらい)や洗礼のように感じられます。

稜線からの日の出

【稜線からの日の出】

山からの帰路には、心が洗われたような開放的な気持ちに浸ることができますが、なかなか他にこうした精神状態にしてくれる場は思い浮かびません。古来より修行僧や山伏らは深山に入り、独り厳しい修行に臨んできました。私はそこまで過酷な修行の場に身を置いたことはありませんが、凛とした厳しい冷気の中、物音一つしない雪の中を無言で歩くだけで、世間のしがらみから離れられ心のちりが払われてゆくような気分になってゆくものです。

白銀の樹林帯

【白銀の樹林帯】

ところで今から35年ほど前、私は八ヶ岳山麓の標高1,300mほどにある農業専修学校で働いており、この地方の冬の冷えこみの厳しさを体験しています。それだけに、同じ山域の冬山に通う都度、近年の地球温暖化にともなう変化を実感させられてしまいます。かつて標高1,000mを超える地域で、真冬の雨など想像もできなかったものですが、今では2,000mの山小屋界隈でも冬に雨が降ることがあると聞きます。雪が少なくなってしまったことで、熊が冬眠できなくなったという話も耳にしました。深山の生態系までも変わってしまっているのでしょう。

山小屋の夜も、できるだけ独り静かに過ごしたかったのですが、20日(土曜日)の山小屋は大勢の登山客でにぎわい、周囲の方との会話に花を咲かせることとなりました。新たな山や自然に親しむ人たちが、地球環境の微妙な異変をともに案じてくださるのなら、それもまた結構なことだとは思いました。

山小屋の夕食

【山小屋の夕食】

幅広い世代の国民が、大自然のありがたさや怖さを学び、ルールを守って野外活動に親しまれることを願い帰路に着きました。

1月15日(月曜日)

本市は昨年の6月1日、JR安城駅南にアンフォーレをオープンさせることができました。オープン以来、本当に多くの皆さんのご利用をいただいており、昨年末まで7ヶ月間のアンフォーレ本館への入館者総数は75.6万人となりました。また建物の2階以上が図書情報館ですが、この図書情報館利用者は約58万人でした。

それぞれの数字を年間に換算しますと、アンフォーレ本館への入館者総数は100万人を優に超えるものと思われます。かつて、更生病院があった時代、あの界隈には年間100万人もの人の往来があったと言われています。私どもはその数字をこれからの目標として、さまざまなイベント等を企画してまいります。また、図書情報館利用者は年間で80万人ほどになるものと思われます。かつての中央図書館では、年間利用者数が約40万人前後でした。よって新図書館になって、利用者は倍増したことになるのではないかと見込まれます。

アンフォーレ本館1Fエントランスの様子

【アンフォーレ本館1Fエントランスの様子】

さらに多くの市民の皆さんは、あまりご存知ないことかと思いますが、アンフォーレのオープンに合わせまして、昨年4月から市内全ての小中学校の図書館と図書情報館をオンラインで結びました。安城市が所有しております書籍は約70万冊ですが、どんな本がどこにあるのかを各学校図書館で検索できるようにして、連絡いただければ週2回の配本サービスで学校にお届けするようにしています。その結果、一昨年の4月から12月までの市の図書情報館から各学校への団体貸出冊数は5万冊ほどであったものが、昨年の同期間では約12万冊へと2.4倍に増加しています。こうした地味な成果も皆さんに知っておいていただきたいものです。

 

私は最近、中部経済連合会という、この地域の企業経営者の皆さんで構成された団体の会員アンケート調査結果を目にしました。それによりますと企業経営者の皆さんは、若手社員の能力に関する見解として「文書作成能力の欠如」を実感するとされたご意見が、圧倒的に多かったことを確認しました。「まともな報告書すら作成できない」、「語彙(ごい)が極端に貧困である」、「新聞等を読んでいないので社会的な常識を知らない」などのご意見が数多く寄せられていました。

しかし、幸いにして本市の子どもたちは、アンフォーレのオープンを機に本をたくさん読むようになってきています。本市の青少年が、今後さらに基礎学力を高めてゆき、やがて明日の日本を担ってくれるような人材へと成長してくれることを心から願っています。アンフォーレ効果は、単にまちの賑わいにとどまっていないことをご承知おきください。

受験シーズンを迎えています。図書情報館で勉強する姿を見かけた子たちが、それぞれ希望する進路先に落ち着いてくれることを心からご祈念申し上げます。

1月8日(月曜日)

1月4日の仕事始め以降、新年の公式行事が本格的に始まってきました。特に7日(日曜日)は、午前が安城市消防団出初式、また午後は安城市成人式と、本市にとって重要な式典が続きました。しかし、幸いにして穏やかな天候に恵まれ、多くの方々に私なりのメッセージを伝えることができました。以下、当日のあいさつをご紹介します。

安城市消防出初式

明けましておめでとうございます。消防団の皆さん、寒い中、年末の特別警戒3日間大変ご苦労さまでした。おかげを持ちまして、昨年の安城市内の火災発生件数は49件と、対前年比4件の減少になりました。昨年の衣浦東部広域連合管内(碧海5市)の火災発生数は149件と、対前年比21件の増であり、安城市以外の4市は残念ながらいずれも増加と言った結果でした。それらを鑑みれば、昨年の本市の安全安心はよく守られたものと思います。これも消防団はじめ、関係者の皆さんのご尽力の賜物であり感謝申し上げます。

さて年末から年始のニュースを見ていましたところ、一昨年12月の糸魚川市の大火災が取り上げられていました。150棟近くの建物が焼失した歴史的な大火災でしたが、逃げ遅れによる死傷者がいなかったことがクローズアップされていました。その大きな立役者となったのが、消防団をはじめとする地元関係者の的確な避難誘導であったとされていました。

現在の安城市は平穏な状況にありますが、こうした平時にこそ、地域ごとでそれぞれシミュレーションを行っていただき、よく訓練されて、いざという時、真に頼りにされる消防団であるようにお願い申し上げます。お集まりの皆さんの本年のご健勝とご活躍をご祈念申し上げます。

消防出初式の様子

【消防出初式の様子】

安城市成人式

新成人の皆さん、ご成人誠におめでとうございます。新成人の皆さんは平成9年から10年にかけてお生まれになった方々です。そして、実はこのデンパークも平成9年4月29日に開園しており、皆さんとデンパークは同年ということになります。

私は平成9年の開園当時のことはよく覚えています。デンパーク園内の散策路脇に並ぶ樹木、それらは開園直前に植えられたばかりの苗木でした。背丈は皆さん方の身長よりやや高い程度で、幼い木々でしたので真夏になっても日陰をつくることができず、入園者から「この暑いのに休憩する場もないのか」と叱られた記憶があります。あれから20年の歳月が流れ、木々は大地に根を張り枝を伸ばし、今ではしっかりとした日陰を提供してくれるようになりました。皆さんも同様で、あの年、おぎゃーと生まれた赤ちゃんが、今はこうして立派に成人を迎えられました。

成人式の様子

【成人式の様子】

また皆さんの成人をお祝いする形で、昨年6月1日、中心市街地にアンフォーレをオープンすることができました。年末までの7カ月間の図書情報館への入館者総数は75万人を超えていますので、皆さんの中にもアンフォーレを利用したという方は何人もおいでのことかと思います。あのアンフォーレの建物はまだ新しいので、外観を見上げた時、明るく輝いて見えるかと思います。しかし、人工的な構築物ですので、歳月とともにやがて明るさも輝きも失せてゆくことでしょう。

これから何年かたった時、ぜひ皆さん、またアンフォーレの外観を見上げてみてください。その時、「今の私の方がアンフォーレよりも明るく輝いている」と思えるような素晴らしい人生を歩む、立派な大人に成長していていただきたいと思います。皆さん方が、このデンパークから未来に向けて、大きく羽ばたかれることを心より祈念しまして、私からのお祝いのことばといたします。

1月1日(月曜日)

明けましておめでとうございます。今年は元旦が月曜日となったため、新年早々のWebサイト更新となりました。

 

年の瀬も押し詰まった12月28日(木曜日)は市役所の御用納めでした。新聞のスポーツニュースにより、第70回全国高等学校バスケットボール選手権大会で「安城学園高校女子バスケットボール部」が勝ち進み、この日が大阪桐蔭高校との決勝戦だったことは承知していました。しかし、当日は年末最後の開庁日ゆえ、私自身は公務スケジュールが詰まっており、朝から来客対応に追われてしまっていました。

午後の仕事の合間に、ふと気がつけばもう安城学園高校の試合が始まっており、大急ぎでテレビの前に立った時、すでに第3クォーターの後半で、なんと10点差で勝っており飛び上がるほど驚いてしまいました。ひょっとしたら、このまま勝つのではないかと期待して応援したのですが、なんと66-66の同点で試合終了となりました。

バスケットボールのルールに疎(うと)い私は、どのように決着するのか分からなかったのですが、結局試合は5分間の延長戦に入り、その結果またも76-76の同点で終了。延長も引き分けだっため、そのまま2チームの同点優勝でよいのではと思えた熱戦でしたが、試合は再びの延長戦に入ります。私は緊張したままテレビ画面に見入りましたが、テレビ局は2時間きっかりで番組の放送終了としたため、手に汗握る接戦の最後の数分間がどうなったか分からずじまいとなってしまいました。

後にインターネットで検索してみたところ、なんと84-86の2点差で、安城学園高校は準優勝という大変残念な結果でした。バスケットボールのことは無知に近いので、この試合に関して私は何の評価もできませんが、とにもかくにも地元高校として全国大会決勝に進み、強豪相手に最後の最後まで接戦を演じた、その粘りと頑張りを私たちも見習わねばならないと思いました。また「安城」という地方都市の存在を、全国に知らしめてくれたことは本当にありがたい限りで、心の中で感謝申し上げました。

 

熱戦終了後、安城学園高校女子バスケ部員の皆さんとは、夏のインターハイ出場前に、市長応接室でお会いしていたことを思い出しました。全国大会の優勝候補として東海地方の岐阜女子や桜花学園という校名をお聞きし、バスケの世界はずいぶん壁が厚そうだと感じた記憶があります。しかし今大会では、その強豪の岐阜女子を大差で退けることができ、そこから波に乗れたのでしょう。

全国優勝はかなわなかったものの、出場選手も応援された関係者も、ともに得るものは大きかったのではないでしょうか。次の大きな飛躍に結び付けていただくことを心からご期待申し上げます。年末の締めくくりの日に、心躍るニュースをお届けいただきましたことに感謝申し上げます。選手、そして関係の皆さん、本当にご苦労さまでした。

インターハイに出場された安城学園高校の皆さんと

【インターハイに出場された安城学園高校の皆さんと】

地元高校の若者たちによる明るいニュースで締めくくることができた平成29年でした。平成30年も私はじめ市職員一同で、明るい話題を提供できる市政運営に努めます。本年が全ての市民の皆さんにとって、実り多き年となりますことを心からご祈念申し上げます。

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