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更新日:2017年2月1日

2017年1月

1月30日(月曜日)

1月22日(日曜日)、ティーミーティングと称する茶話会を開催しました。私は時々こうした機会をつくり、さまざまな団体の皆さん方と情報交換をしています。この日は、本市の青少年の家を拠点に様々な活動をしている「ユースカレッジ(以下、ユースと略)」の若者との座談会となりました。ユースは20代から30代の社会人の皆さんたちで構成され、この日は10名ほどのメンバーが出席してくれました。市内の人がほとんどかと思っていましたが、市内と市外が半々くらいで、中には瀬戸市から出席しているという人もおられ驚きました。

ユースカレッジの若者との座談会の様子

【ユースカレッジの若者との座談会の様子】

ユースのメンバーは毎年入れ替わっていますが、卒業予定者が次の新入生を紹介するという慣例なので、職場の知り合いや知り合いの友人といった具合に、さまざまなネットワーク経由で多彩な顔ぶれが交流する場となっていました。聞くところによると、こうした若者が学びを通じて交流する事業のある市町村が今では本市以外に見当たらず、本市のユースが西三河を中心とした若い人たちの情報交換と交流の場となっていました。ユースのメンバーとして付き合ううち、結婚に至ったカップルも生まれているということで喜ばしい限りです。

若者らと話をしていて分かってきたのは、安城市や隣接市に在住といっても出身は他県という人がかなりおいでで、仕事のため故郷を遠く離れたこの地で新しい人間関係を求めているうち、たどり着いた先がこのユースカレッジということのようでした。よき出会いでよき知り合いを得て、充実した生活をお送りいただきたいと思いました。そんな彼らに本市の魅力を知ってもらおうと、私も気持ちだけは若返ったつもりで彼らとの会話を楽しみました。

 

その後、23日から25日にかけて、主に全国市長会の会議に出席するため上京しました。いくつかの会議の中には、私が委員長を務めています財政委員会もあり、そこでは座長として会の運営に当たりました。

この時期には、平成29年度の国の予算がすでに固まっており国会での審議が続けられています。よって平成29年度の地方財政の見込み、さらに地方税制の改正点などを総務省の局長に説明いただき、市長会として理解を深めるためのよき勉強の場となりました。委員会で貴重なお話をお聞きした後、市長会役員会での意見交換に耳を傾けていますと、出席するすべての市長に共通する深刻な課題は、増え続ける社会保障費への財政的な手当てだということが確認できました。

財政委員会でいただいた資料から、平成29年度には全国の地方財政歳出(支出)の約4割が社会保障関係費となることが示されていましたが、この社会保障費は今後も増え続けることは確実です。この20年間の全国的な地方財政歳出の変化を知っていただくために、総務省よりいただいた資料から10年前、20年前と比較した歳出を拾い出し、以下にまとめてみました。

 

平成9年度

平成19年度

平成29年度

給与関係費

23兆円

23兆円

20兆円

社会保障関係費

18兆円

26兆円

37兆円

投資的経費

31兆円

15兆円

11兆円

公債費

10兆円

13兆円

13兆円

その他

5兆円

6兆円

6兆円

地方財政歳出合計

87.1兆円

83.1兆円

86.6兆円

 

過去20年間で給与関係費が減ってきたのは、市町村合併による人員抑制など行政改革の効果と思われます。また公債費も大きくは伸びておらず、借入金を抑えた堅実な財政運営が行われていることがうかがえます。

しかし、最も顕著な変化は社会保障費の大きな伸びと、投資的経費の大幅な減少でしょう。高度経済成長期のような公共投資は必要ないのでしょうが、昨今は昭和の時代に建設された公共施設の老朽化対策が必要に迫られています。最近の大震災で明らかになったように、全国的には未だ耐震補強すらできていない公共施設がいくつも残っているようです。

社会保障費の新しい財源として議論されてきた消費税は、平成31年10月まで引き上げを見送られました。市長会役員会の張りつめた空気の中、出席者の大半から満足のゆく平成30年度予算の編成ができるのかという深刻な声が漏れていました。本市の健全財政のありがたさを改めて実感しました。

1月23日(月曜日)

18日(水曜日)に開催された「環境首都創造ネットワーク代表者会議」に出席するため、山口県宇部市に出かけてきました。これはかつて開催されていました「日本の環境首都コンテスト」の参加市町村が、その後の取り組みを報告し合い環境政策を継続してゆくための会議で、ここ数年来、本市からは副市長に出席してもらっていました。

今回開催地となった宇部市は、人口17万人弱で安城市とほぼ同規模のため、都市として抱えておられる課題も同様かと考え私が参加することとし、都市基盤整備事業の視察もさせていただきました。この代表者会議に参加された10市町村のほとんどは人口減少が進む自治体だったため、本市の事例発表はいささか異質なものに受け止められたのかも知れませんが、公共交通をテーマにした議論では名鉄西尾線の「南桜井駅」の成果について報告しました。

環境首都創造フォーラムin宇部の様子

【環境首都創造フォーラムin宇部の様子】

多くの安城市民の皆さんも南桜井駅の近況をご存知ないでしょうが、南桜井駅の利用者は平成21年の開業以来、年々増え続け、平成27年には桜井駅にほぼ並ぶ1日当たり利用者4,250人となっています。利用者は主に周辺のアイシンAWやイノアックなどの社員と思われ、この駅が開業したことでかなりの勤労者が通勤を自動車から電車に切り替えられたものと思われます。過日アイシンAWの役員にお聞きしましたところ、AWだけで1,500人の社員が自動車から電車へ切り替えたのではないかとのお話でした。

人口減少に歯止めのかからない市町村には考えられない悩みだと、会議終了後の懇談の席で何人かの首長さんからうらやましがられました。行政と企業、そして地元の皆さんとの協力により建設された南桜井駅、今後も地域の交通環境の向上に役立ってもらいたいものです。

 

19日(木曜日)夕方、安城商店街連盟の新年懇親会があり出席しました。私は冒頭のあいさつで、中心市街地でオープン準備を進めているアンフォーレを紹介しましたが、乾杯後の歓談で私の許(もと)にあいさつに来られた役員さんからも次々にアンフォーレへの期待が示され、商業関係の多くの皆さんがオープン後のまちの変貌を心待ちにしておられることが伝わってきました。

アンフォーレ現場見学会の様子

【アンフォーレ現場見学会の様子】

ひと頃、全国的にハコモノ行政に対する批判の声が上がった時期があります。構想や来場予測そのものが都市規模に対して過大だったり、市民ニーズと合致しておらず、多額の建設費とその運営コストが問題視されました。私たちのアンフォーレも構想発表直後には、アンフォーレの核となる図書情報館に対して懐疑的な声が聞かれたものであり、前回の市長選挙では、建設の是非が問われた側面もありました。

これは疑問を呈する方々の図書館のイメージが、ひと昔前の「私語厳禁の堅苦しい公共施設」から脱皮できていないことによるものではないかと、私はそう考えてきました。しかしようやく最近、アンフォーレの図書情報館が目で確認できるようになり、懐疑的だった方々も旧来の図書館のイメージとは大きく異なることに気づかれ、期待が高まり始めたものと思われます。オープンまでもう4か月少々です。さらに高まるであろう期待を裏切ることのないように、しっかりと準備を進めてまいります。

1月16日(月曜日)

土曜から日曜にかけては、この地域も大雪に見舞われ、私の家の庭でも日曜朝には7cmほどの積雪となりました。ちょうどこの2日間、大学入試センター試験が行われていたようです。受験生たちは定刻通りに試験会場に入れたのでしょうか。また親御さんたちの気苦労はいかばかりかと、あれこれ心配してしまいます。天の神さまの気まぐれを恨む人は多かったのではないでしょうか。受験生の努力が成就しますことを心よりご祈念申し上げます。

安城公園の雪景色

【安城公園の雪景色】

先週1週間は、本市の平成29年度予算査定で明け暮れました。28年度の予算で更生病院跡地のアンフォーレ建設費を一括で支払いましたので、本年度の一般会計総額は約729億円と過去最高額となりました。29年度はこうした目立った新しい施設建設はないものの、文化センターや体育館など、老朽化した複数の公共施設の大改修をせねばならないため、一般会計総額は約670億円と引き続きの大型予算になる見込みです。本市の平成25年度からの当初予算総額を列記してみました。ただし29年度は予算査定段階のおおよその数字としています。(△はマイナスを意味します)

年度(平成)

当初予算(億円)

前年比増減額(億円)

増減率(%)

25

571

3.8

0.7

26

618

47

8.2

27

631

13

2.2

28

729

98

15.5

29

670

△59

△8.1

 

今年は数日後にアメリカでトランプ大統領が誕生することもあり、現段階では世界の政治・経済情勢に不透明感が強く、そのため日本の景気も予測は極めて困難であると感じます。そんな状況下での予算編成となったため、すでに本市の3カ年計画に掲げた事業は予定通りに推進することとしましたが、年度途中の緊急経済対策の可能性なども頭の片隅に置いて、29年度も健全財政の堅持を基本として作業を進めました。

また安城市内でも高齢化は年々進んでおり、最近の高齢化率は20%に近づきつつあります。国際的には高齢化率が21%を超すと、その社会は超高齢化社会とみなすとの基準があり、本市も間もなく超高齢社会を迎えることとなります。そのため近年の福祉関連の歳出費目「民生費」の伸びは著しい一方、消費税引き上げなど新たな財源確保は先送りとされましたので、今後の高齢化進展を見込んで、現行の福祉サービス水準をいつまで持続させられるかを考えねばならない状況となりました。

国・県それぞれ財政的に大変厳しい状況が続く中、市民生活や地域経済を守る最後の砦(とりで)となるのは、最も身近な行政である安城市政しかありません。いざという時に頼りにしていただける行財政運営というものを常に念頭に置き、ほぼ1週間の予算編成を終えることができました。これからその内容を市役所の各部署に伝えてゆくとともに、市議会にご理解いただくための説明の準備も進めてまいります。市政の流れはそろそろ新年度へと向かい始めました。

1月9日(月曜日)

8日(日曜日)午前、安城消防署にて消防出初め式を挙行しました。本年は戦後の日本で、内務省令により消防団制度が創設されて70周年に当たります。そのため安城市消防団も本年が消防団結成70周年となります。地域の自主消防が大きな記念すべき節目を迎えました。

消防出初式の様子

【消防出初式の様子】

そんな歴史的な節目の本年、全国の消防団にとって最高の栄誉となる日本消防協会の「特別表彰まとい」が、安城市消防団に授与されることとなりました。現在、全国には2,200ほどの消防団がありますが、この表彰は毎年10団のみに授与されており、特別な重みをもつ受賞といえます。表彰式は3月に東京の日本消防協会ホールにて挙行されます。

この件に関しましては昨年の秋口、消防団長から「何とか今年度中にこの賞をいただきたい」との相談があり、それを受けて、まずは一緒に東京の日本消防協会会長さんへのごあいさつに出かけました。団長からは安城市消防団の歴史と実績が紹介され、私からは火災現場への出動率8割という士気の高さ、また4年前の連続放火事件では消防団一致団結の特別警戒により犯人逮捕に至ったという、彼らの本市での奮闘ぶりをお伝えしました。

当日は、運を天に任せるような気持ちで消防協会を後にしました。それだけに受賞の内定は私にとっても嬉しい報告となりました。本年春の特別表彰受賞により、安城市消防団は全国の消防団から注目され、鑑(かがみ)として仰がれる存在になると思われます。出初め式あいさつで私は団員に対して、浮かれることなく重い責任を自覚していただき、緊張感を持って引き続きの職務精励をお願いしました。

 

8日午後、今度はデンパークにて安城市成人式を開催しました。この式典には晴れ着の女性が多いため、当日のお天気を大変心配しましたが、残念ながら非情な雨模様となってしまいました。降雨さえなければ会場は屋外の水のステージだったのですが、この日は何年かぶりの温室園内での開催となりました。ガラス張りの大温室ですので若い歓声がこだまし、式典開始後もざわつきは消えることなく、あいさつを述べるのにやや困惑してしまいました。

成人式の様子

【成人式の様子】

今年の新成人が生まれた平成8・9年には、アトランタ五輪の開催、ナゴヤドームのオープンなどがありましたが、当時生まれたばかりの彼らにその意味は理解できないかと思われました。そこで身近な事例として、会場となったデンパークが平成9年4月の開園であり、「このデンパークも春に20歳を迎え、皆さんと同年代の施設です」との旨を知らせてあげました。

デンパークのある場所はもともと水田地域であり、公園建設にともない新たに多くの苗木が植えられ、その背丈は新成人の皆さんと同じくらいのものが多かったため、開園直後の夏には木陰と呼べるような休憩場所すらなく、苦情が出ていたことを思い出しました。そんな幼木も20年の歳月とともに、大地に根を張り天に向かって枝を伸ばし、今では夏に涼しげな木陰をつくってくれるようになりました。

新成人らにそんな木々の成長を確認してもらい、そこに20年という歳月を実感してもらえたらと思いました。樹木よりも人間としての成長の方が大きいと、胸を張れるような立派な成人であってもらいたいと願いました。

1月2日(月曜日)

明けましておめでとうございます。年末年始は晴天に恵まれ穏やかで、本当によき正月を迎えることができました。本年1年が、こうしたよき日々の連続であることを願っています。

 

さて昨年も大変慌ただしい歳末となってしまいました。市長という職務上それもやむを得ないことなのですが、ただドタバタで落ち着かないまま年越しをして、その延長で新年を迎えたくはないと考え、久々に山に出かけてきました。もちろん雪のある時期ですので遭難等のリスクも考え、できるだけ安全な山岳という判断から八ヶ岳の北部、北八ヶ岳といわれる樹林帯を歩いて来ました。

この冬の北八ヶ岳はすでに積雪があったものの、少し積もった頃に降雨があるなど天気は安定していなかったようです。そのため当日の登山道がどのような状況かと不安を持ち装備は万全としましたが、私が登る前日に新しい積雪があったためか、比較的歩きやすい状態となっておりひとまず安心しました。

池畔からの天狗岳

【池畔からの天狗岳】

路面は登山靴のままでも歩けそうでしたが、安全を考え念のため靴のスリップを防ぐ軽アイゼンと呼ばれる玩具のような鉄の爪を靴底にはめて歩くこととしました。一時期の山ガールなど、登山に関心のある人たちは増えたように聞きますが、冬山にまで入ろうとする登山者はそう多くはなく、この時は静かな樹林歩きができ、また山小屋の混雑もない快適な山行を楽しむことができました。

世間一般からすれば、山を歩くということに特別な価値はないと思われてしまうのでしょうが、私自身は下界の喧騒(けんそう)から離れてさまざまなしがらみから解放された状態で、ひたすら黙々と過ごす時間を大切にしたいと思っています。「禊(みそぎ)」ということばがありますが、私にとっての山歩きは、積りに積もった心の垢を落とすための禊のようなものと感じられます。

山歩きを終えて大晦日には帰宅しました。正月は元旦からハードなスケジュールが始まるのが恒例なのですが、なんとかその直前に精神的なリフレッシュを図ることができました。新年を迎えるにあたり家の大掃除も大切ですが、それと同様に心の大掃除も無事終えることができ、新鮮な気持ちで新しい年の公務に取り組み始めています。

雪化粧の麦草峠 

【雪化粧の麦草峠】

さて本年は、市制施行65周年という節目の年に当たっています。本市の公共施設建設や新しい事業は、おおむねこうした周年から始まっているものが多く、そのため1年間通じていろいろな記念行事が連続する見込みです。思いつくままに挙げて見ましても、デンパーク開園20周年、堀内公園開園25周年、アンフォーレのオープン記念式典などが挙げられます。

本市にとっては華の1年となります。こうしたイベントを通じて多くの皆さんの笑顔に出会えることを楽しみにしています。本年も市政に対するご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

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