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更新日:2016年11月15日

2016年9月

9月26日(月曜日)

24日(土曜日)、安城市総合防災訓練を実施しました。まずは午後1時半、大規模地震発生の合図とともに、市役所の災害対策本部室でシェイクアウト訓練を行い、さっそく訓練開始となりました。Webでの検索では「シェイクアウト」とは、アメリカで考えられた「地震を吹き飛ばせ」といった意味の造語だそうで、日本人の私にはしっくり来ないことばですが、今や防災分野では認められているようです。頭を机の下に入れ身を隠し、地震の揺れがおさまるのを待ち、届いた安否確認のメールに返信をした後、訓練の概要説明を受け、市内各地の訓練会場を巡視しました。

今回の訓練の主会場は安城北部小学校とし、主に北部地区の皆さんを対象とした訓練としました。北部の医療拠点である八千代病院では、医療救護訓練が行われており、私も現場に直行して見学させていただきました。特殊メイクによる出血や大ケガをした患者に扮した人たちが、次々と八千代病院に搬送されますが、病院の玄関口で医師らによるトリアージという仕分けを受け、負傷の緊急性・重傷度に応じて分類された後、症状に応じた手当を受けていました。このトリアージもしっくり来ない用語の1つなのですが、「選別」を意味するフランス語「triage」が語源とされています。

総合防災訓練の様子

【総合防災訓練の様子】

今さら私がボヤいてみても仕方ないのでしょうが、こうした英語の造語やフランス語などが飛び交うような場が、私たちの日本社会の中で普及し続けていることを憂慮しています。災害発生直後の緊急時、一刻を争う多数の一般市民が交錯する状況では、おそらくことばの意味の取り違えが起きることでしょう。混乱に拍車がかかることを懸念します。緊急時に使われる用語は、お年寄りや子どもらにも、すぐに意味が分かるような平易な日本語の言い換えが欲しいものです。

 

八千代病院での医療救護訓練を視察した後、北部小学校で救助救出を中心とした訓練を見学しました。ちょうど訓練開始直前から雨が激しく降り出しました。

この日は例年にない訓練として、マルチコプター(ドローン)による上空からの被災地状況の確認を行うこととなっていましたが、雨の中で飛ばすことができるのかが心配されました。幸いこの程度の雨なら飛行可能と専門家が判断され、機能別消防団員らが操縦してくれましたが、視界不良もありあまり空高く飛べなかったのが残念でした。悪天候時の被災状況把握に課題を残しました。

また例年にないもう1つの訓練として、陸上自衛隊とデンソー安城製作所のご協力により、モーターバイクで情報収集を行う「バイク隊」による活動も行われました。こちらも雨の中ご苦労さまでしたが、ぬかるみでも走れるモトクロスタイプのバイクのため、特に支障なく走行でき予定通りの訓練を行うことができました。

参加された各機関や団体の皆さんは、雨の中で悪戦苦闘され申し訳なく思いましたが、実際の災害時が晴天である保証はありません。悪天候での訓練だからこそ見出せた課題や教訓があったはずです。それらを拾い出して、より充実した体制で災害救助に臨んでいただきたいものです。関係機関・団体、そしてお地元の皆さん、ご参加ご協力誠にありがとうございました。

9月20日(火曜日)

敬老の日が過ぎ、一連の敬老行事を終えました。平成15年2月に初当選した私は、市長として14年目を迎えていますので、14回の敬老の日を迎えたことになります。この間、100歳以上の高齢者の皆さんへの敬老訪問などを通じて、長寿化の進展を実感できるようになってまいりました。私が感じた14年間の社会変化をまとめてみました。

高齢者訪問(100歳以上)の対象者数

敬老の日を機に私が訪問する高齢者の皆さんの数ですが、14年前には100歳以上の高齢者は10名でしたので、副市長との役割分担により半日ですべての高齢者への訪問を終えることができました。しかし本年、100歳以上になられる方の数は74名となり、全てのお宅を私と副市長とで訪問しようとしますと、1週間は必要になりそうな状況となりました。よって誠に恐縮ですが、現在は対象者を絞り込ませていただき高齢者訪問を続けているのが実情です。

高齢者の健康体操の様子

【高齢者の健康体操の様子】

福祉費への歳出増加

私が市長に就任した平成15年度決算の福祉関連費用「民生費」の総額は108億円ほどでしたが、平成27年度決算では226億円と118億円の増加となり、倍増以上の増額になっております。この中にはかつて「子ども手当」として始められた児童手当が入っておりますので、増加額の全てが高齢者福祉対応という訳ではありませんが、少子化対策と合わせた福祉関連経費の伸びが大きかったことがよく分かります。少子高齢化対策への社会ニーズがあり、必要な対策費が増えてしまったのは、ある意味やむを得なかったととらえるべきでしょう。

 

ところで本市の財政(一般会計)総額の変化を見てみますと、平成15年度決算の約500億円に対して、最近の平成27年度決算では約630億円と約130億円の増加になっています。前記のとおり民生費の伸びの118億円を考えますと、この10数年間の本市財政の増大分は、ほぼそのまま民生費の増加額だったということに気づかされます。

少子高齢化社会にあって、全ての市民の皆さんが幸せに暮らせる持続可能な社会を実現させるためには、それなりの社会コストが必要になるのは当然です。しかし、その福祉の財源とされるはずだった消費税は、来年4月からの2%引き上げを2年先送りとされています。この2年間でも、確実に進むであろう少子高齢化の対策費の財源をどこに求めるのかは、全国の地方自治体に共通する大きな課題となりました。

一個人レベルでとらえれば、消費税引き上げの先送りはありがたいのでしょうが、それによって社会のセーフティーネットに穴が開くような事態は起きないのかと心配になります。最近の新聞で、「下流老人社会」という嫌な見出しを目にしました。失業、離婚、病気、人生上のトラブルにより、ごく普通の人たちの生活が晩年たちまち破綻した事例が紹介されていました。社会のセーフティーネットが充実していれば、その網目から漏れる人はいないはずです。

本市財政は幸い黒字決算が続いており、独自のセーフティーネットを設けることは可能ですが、日本全国の多くの市町村は財政の余力に欠けています。国家の幸福社会のあり方が問われることにならないかと案じますが、それが私の取り越し苦労であることを願っています。敬老の日を機に、私たちは今現在から目を離し、過去や未来にも思いを馳せる必要があると実感させられました。

9月12日(月曜日)

9月8日(木曜日)、この日の午前中に別郷町の安寿の郷ホームを訪問し、安城市内の最高齢者であられます三浦チヱさんにお祝い品をお届けしました。三浦さんは今年で106歳になられましたが、実は昨年も三浦さんが市内最高齢者であられ、お祝い品をお持ちした記憶がありました。

最近入院をされたとお聞きしていましたので、当日はお会いできるかと案じましたが、昨年と比較をしますとやや口数が少なくなられたように感じましたが、こちらの問いかけにはきはきとお答えくださり安心しました。

三浦さんがお生まれになったのは明治43年で、間もなく時代は大正へ転じてゆきます。明治時代には27年に日清戦争、37年に日露戦争がありました。また大正3年には日本が第1次大戦に参戦しており、戦争が続くものの日本が連戦連勝し、国民が高揚していたと思われる時代に幼少期を迎えておられます。

耳が遠くなかなか会話のやり取りができないのが残念ですが、時間が許されればゆっくり昔話をお聞きしてみたいものです。また来年お会いできることを楽しみにホームを後にしました。

敬老訪問の様子

【敬老訪問の様子】

同日の夜、今度は青少年の家でユースカレッジの講師を務めました。20代・30代の若者を対象としたカレッジでは、毎年夏にキャンプ活動を行っており、私は彼らにキャンプに参加する心構えとして山の話をすることが恒例となっています。

例年は登山の話に絞りパワーポイントを使って講演しますが、本年は第8次総合計画のスタートの年度であり、また春には熊本地震がおきたことから、健幸都市のイメージや災害への備えの大切さも話に加えました。年間の公務を通じて若い世代の方々に語りかける機会は少ないため、私の話を通じて、彼らが都市インフラのない大自然の中で、健やかでたくましく生きる知恵を学んでくれることを期待しました。

ユースカレッジ講座にて講義をしました

【ユースカレッジ講座にて講義をしました】

長年生きてこられ様々なご苦労を積み重ねられた高齢者。そして、これから様々な体験を積み重ね、長い人生を生きてゆかねばならない若者たち。立場の異なる2つの世代の皆さんを激励でき、私自身も充実した1日となりました。人と会うということは単なる顔合わせではなく、お互いのエネルギーを分かち合う機会でもあるのではないかと思われました。

9月5日(月曜日)

1日(木曜日)から、9月の市議会定例会が始まりました。すでに先週中に一般質問が始まっており、登壇された市議の皆さんからさまざまな質問をお受けしています。

七夕まつりを始めとする真夏のイベントを通じて、各市議が身近な市民からお聞きになられた話題を質問にまとめられたものと思われます。私たちも広聴活動を通じて地域の声を広くお聞きしているつもりですが、全ての市民の声が私たちの耳に直接入って来る訳ではありません。市議会で初めて耳にするご意見には傾聴に値するものが多く、時宜にかなった勉強をさせていただくつもりでお聞きし、今後の対応を考えた上で答弁としてまとめています。決算審査もあり日程的には厳しい議会ですが、何とか乗り切り、晴れやかな気持ちで秋のイベントに参加したいと思っています。

 

さて9月最初の土曜日、久々に自転車で遠出をし、単身で知多半島をほぼ1周しました。距離にして106km、午前8時の自宅発で午後2時半頃の帰宅でしたので、半日程度の小旅行といったところでしょう。私が走ったコースは概ね以下の通りです。

自宅→衣浦大橋→半田市→知多市(新舞子海岸)→常滑市→美浜町・南知多町(師崎)→美浜町・武豊町→半田市→衣浦海底トンネル→自宅

9月に入ったとはいえ、まだまだ日中の日差しは夏と変わらぬ強さに感じられます。自転車で走行していますと向かい風が発生しますので多少は涼しいのですが、Tシャツやハーフパンツからむき出しの手足はしっかり日焼けします。また台風が近づいているため潮風は湿度が高いようで、吹き出す汗による白い塩分の目立つウェアが気になりました。

途中、コンビニに立ち寄り水分補給やトイレ休憩をし、またお昼を迎えれば食堂に入り食事をとり、さらにあまりの暑さに喫茶店でかき氷を食べと、体調と相談しいろいろな場所に立ち寄りながら走り続けました。それにしても汗と塩にまみれた自分は、ただの汚物のような存在としか思えないのですが、そんな私を温かく迎え入れ食事やかき氷の提供をして下さった飲食店の皆さんには頭の下がる思いです。お気づかい本当にありがとうございました。

炎天下、1人で黙々と自転車をこいで何が楽しいのかと思われるのでしょうが、普段とは違った環境で人とすれ違い、また海岸線の景色を楽しむこと、そして何よりも限界近くまで体力消耗をすることでストレスの解消が図られ、完走後は心地よい自己満足感を得られます。私は今年で58歳になりましたが、それでもここまでやれるという事実が新たな自信とやる気につながります。

海岸と私の自転車

【海岸と私の自転車】

大型トラックが追い越してゆく際には、自民党幹事長をお務めだった谷垣衆議院議員の自転車事故が思い出され肝を冷やします。交通事故の怖さを考えれば、ロードバイクは万人にお勧めできるスポーツではないのでしょうが、年齢や体力、さらにご自身の興味に沿ったマイスポーツを始められてはいかがでしょうか。私はまたいつか行けるであろう登山に備えた体力づくりのつもりでペダルをこいでいます。

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