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更新日:2016年9月20日

2016年8月

8月29日(月曜日)

暑い日々が続きますが、子どもたちの夏休みもそろそろ終わりに近づきました。

今年の夏はリオ五輪が開催されたため、スポーツの夏と記憶される方が多いと思いますが、市内の小中学生たちも各種スポーツ大会に出場し、県大会、東海大会を勝ち抜き、全国大会にまで出場した児童生徒らが何人もいました。25日(木曜日)には、全国中学生体育大会に出場した市内中学に通う生徒22人が、結果報告に市役所を訪問してくれました。

出場者数が最多だった種目は女子ソフトボールで、安城北中のソフトボール部員18名が出場を果たしました。安城北中は3回戦で敗れベスト8でしたが、その対戦相手が優勝していますので、彼女らの健闘は称えられるべきでしょう。水泳には2名が出場しており、安城西中3年の男子生徒が背泳ぎの100mと200mに出場した他、安城南中3年の女子生徒も背泳ぎ200mに出場しています。陸上でも安祥中学3年の女子生徒が100mに出場した他、卓球に2名の女子が出場しており、安城南中3年と安城西中2年のそれぞれ女子生徒が健闘しています。

初めて全国レベルの大きな大会に出場したことで、地方予選ほどの記録が出せなかった子もいましたが、これから何度も大舞台の経験を積み重ねてゆくことで、舞台度胸ができ自己ベストは伸びてゆくものと期待されます。全国大会にまで出場すれば、当然、各種競技に力を入れている私学の特待生らも出場してくることでしょう。卓球の女子2名は、そうした強豪と互角に近い戦いを見せており、うち1人の選手は「私は優勝することを目標にしていました」と述べており、まだまだ伸びてゆくであろう可能性が伝わってきました。

全国大会出場中学生表敬訪問

【全国大会出場中学生の表敬訪問の様子】

リオ五輪から学べたことは多かったと思われます。練習に練習を重ねてきた超一流選手でも、大舞台で平常心を保つことは大変なのだと知り、プレッシャーに負けない強い心を持つことの困難さというものがよく分かりました。しかしその瞬間、苦しんでいるのは自分だけではなく、対戦相手のライバルも同じように精神の重圧に苦しんでいたということ。そして自分一人では心が折れてしまいそうな時、仲間や指導者からの温かな一声で心は大きく変わってゆくことも理解できました。さらに金メダルは、必ずしも恵まれた環境から生まれている訳ではないということにも気づかされました。

安城市内の若いスポーツ選手らも、リオ五輪からさまざまなことを学んでくれていると思います。未来を担う若者たちが、スポーツの祭典から学んだ貴重な教訓を糧に、さらに飛躍されることを期待しました。

8月22日(月曜日)

リオ五輪も終盤を迎えた18日(木曜日)深夜、女子レスリング75kg級に出場される渡利璃穏(りお)さんの試合を、アイシンAWのホールにて応援しました。レスリングのルールになじみがなかったため、どうして相手選手に得点が入ったのかなど不明な部分があり得点に納得できない面もありましたが、残念ながら3-4でブラジルの選手に敗れ初戦敗退となってしまいました。その後、対戦相手のブラジル選手が決勝に進出すれば、渡利選手の敗者復活もあるとされていましたが、無情にもブラジル選手は次の試合で敗れ、彼女の初オリンピックは終わってしまいました。

パブリックビューイングを見ながらの応援の様子

【パブリックビューイングで応援しました】

かつては63kg級だった渡利選手でしたが、その階級では日本代表になれないと悟られ、思い切った体重増加に取り組み、1年後に12kg上の75kg級で勝負をすることとなりました。無謀とも思える過激な増量と過酷なトレーニングにより、なんとか参加資格はクリアしたものの、体重を支える下肢に負担がかかり過ぎて故障が生じていたことを後に知りました。彼女はその故障の不安を抱えたまま五輪のリングに立ち、必死に戦っていたことになります。

そうした背景までお聞きすれば、悪条件の中でよく頑張られたものと頭の下がる思いがします。今後は1日も早く故障を完治させて、ベストの状態で戦っていただくことを願っています。なお、国内63kg級で日本代表となったのは川井梨紗子選手で、彼女はこの五輪で金メダルを獲得されました。かつて63kg級で渡利選手が競い合っていた川井選手が金メダルを獲得したことで、やむなく75kg級に転じた渡利選手もいくらか気持ちの整理がついたのではないでしょうか。今後のお二方の活躍にご期待申し上げます。

 

22日に閉会を迎えるリオ五輪では、全日程を通して日本選手たちの健闘が目立ったように感じられました。メダルの数が全てではありませんが、金12個、銀8個、銅21個は堂々たる数字といってよいでしょう。日本の場合、特に銅メダルが多いのが特徴で、これをマイナスに評価する専門家のコメントが聞かれました。しかし、4年後の東京五輪を見越しますと、私は逆に、今回の銅メダルは4年後の金・銀に変わってゆく大きな可能性を秘めているように感じられ、その前哨戦となるリオ五輪では大きな成果があがったと受け止めています。

今回のリオ五輪で、スポーツに対する国民の関心はかなり高まったものと思われます。安城市では現在、老朽化したスポーツ施設全般の大改修を行いつつありますが、こうしたスポーツの環境整備はこれから全国的に進められてゆくものと思われます。五輪という世界的な一大イベントは、東京都民にとどまらず国民のスポーツや健康づくりへの意識高揚につながってゆくことでしょう。

過剰なまでの公共投資は避けねばなりませんが、市民の健康や体力向上につなげられるまたとないチャンスに感じます。「健幸都市」の実現に向けて、いよいよこれから本格的な取り組み開始となります。

8月15日(月曜日)

8月5・6・7日の3日間開催された第63回安城七夕まつり、本年もお天気に恵まれ無事に終えることができました。七夕まつり最終日には、皇太子さまの行啓対応という例年にない重要な公務があり、またこうしたスケジュールの時間をぬう形で本市プロモーション動画の撮影もあったため、一連の公務を終えた瞬間、どっと疲れが出てしまった感がありました。

そこで、七夕まつり閉幕翌日の夕方、長野県諏訪地方に向け出発し、3日間の八ヶ岳登山を楽しんできました。一般的に「疲れたという人がなぜ登山に出かけるのか」と不思議に思われることでしょうが、市長の職務による疲れは主として精神的な疲労ということが多く、この精神疲労を払しょくするには思い切った気分転換を図ることが重要と考えます。

以前、何かの雑誌で、「精神の疲労をともなう仕事に就く人は、肉体も同様に疲れさせることで心身のバランスがとれ、熟睡により疲労回復を図ることができる」という内容の記事を読んだ記憶があります。精神と肉体の疲労バランスをとることで心身症を回避するという、こんな理屈が医学的に正しいかどうかは分かりませんが、イメージとして理解できるためそのように心がけてきました。

精神的に疲れた時には、できるだけ負荷の大きな運動を心がけ、その結果約14年間、大きな体調不良もなく激務をこなしてきました。この姿勢は今後も大切にしてゆくつもりです。

八ヶ岳山頂の夕日

【八ヶ岳山頂の夕日】

そんな訳で、安城七夕まつり閉幕の翌日には本市から離れ、山の中で静かなひと時を楽しんでまいりました。時々すれ違う登山者へあいさつの声かけをし、休憩に立ち寄った山小屋の従業員に山の情報を確認します。八ヶ岳山中に私を知る登山者はいないため、忌憚(きたん)のない世間話が耳に入り、下界の世論を確認することができます。また無言で山道を黙々と歩む時、静寂の中でふと自らの日常生活を客観視できているように感じることがあり、私はこの感覚を大切にしています。

さらに、日の出から夕暮れまでほぼ屋外で過ごすことで、大自然のリズムに自らの体内時計が合ってゆくようにも感じます。自然の中に身を置くことで、己の存在の小ささやはかなさに気づかされ、またそれによって気持ちが丸くなり優しい心もちへと変わってゆくような気がします。文明の利器はないにもかかわらず心豊かな気持ちになる瞬間、一介の人として生きてゆくのに必要なものは限られていることに気づかされます。

歩いた道をふり返る

【歩いた道をふり返る】

帰路についた8月11日は、今年から始まった「山の日」でした。ニュースにより、上高地では皇太子さまが出席された記念式典が開催され盛況だったと知りましたが、八ヶ岳界隈では特別な記念行事もなくいつもの穏やかな風景でした。山の日だからこそ、静かな山のひと時を楽しむという過ごし方もあると思われました。

8月8日(月曜日)

8月5日(金曜日)から7日(日曜日)にかけて、安城市最大のイベント「安城七夕まつり」を無事に終えることができました。例年のごとく本年も3日間、お天気に恵まれ盛大に七夕を開催できました。しかも日中はさすがに暑いものの、今年は夕方になりますと涼しい風が心地よく、近年まれにみる好条件と感じました。

今年の安城七夕まつりのテーマは「輪」としました。七夕まつり開催初日の5日が、リオデジャネイロ五輪の開幕日となったためですが、七夕まつりの会場にもオリンピックの五つの輪に負けないような大きな人の輪がいくつもでき、人と人との交流が図られる楽しい七夕になりました。ご協力いただいた役員の皆さま方、またボランティアとして頑張って下さった方々に感謝申し上げます。暑い中、本当にありがとうございました。

安城七夕まつりの市中パレード(七夕親善大使とともに)

【安城七夕まつりの市中パレード(七夕親善大使とともに)】

 

さて、七夕まつり最終日の7日、皇太子さまが安城市にご来訪されました。市内で昼食の後、歴史博物館で三河万歳をご覧になられ、西尾市に移動されました。私は昼食と三河万歳の鑑賞をご一緒させていただきました。その間に、皇太子さまから貴重なお話をお聞きすることができましたので、ここにご紹介申し上げます。

昼食時の会話で驚きましたのは、安城が新美南吉ゆかりの地であることを、皇太子さまが知っておられたということです。「なぜご存知でしたか」とお尋ねしますと、「母が昔から新美南吉の童話を愛し、いつも私に読み聞かせをしてくれていましたので、南吉の生涯もよく聞かされています」とのことで、半田のみならず「安城の新美南吉」もご理解いただいていたことに感激しました。私からは、新美南吉生誕百年を機に始めたJR安城駅周辺での「南吉童話のまちづくり」や「新美南吉絵本大賞」など、これまでの本市の顕彰活動について紹介させていただきました。

また歴史博物館での三河万歳の公演ですが、最初に安城西中学校の生徒の万歳が演じられ、その後、三河万歳保存会によるベテランの芸が披露されました。宮内庁のお付きの方からは、皇太子さまは休憩室に入られるや否や、「今日は子どもたちの三河万歳という本当にいいものを見せていただいた」と、大変ご満悦であったという内輪話を聞かせていただきました。また保存会の皆さんはもちろんのこと、会場に駆けつけてくれた西中生や東部小・丈山小の万歳クラブの児童ら一人ひとりにも丁寧に声をかけて下さり、皇太子さまの優しいお人柄を確認させていただくことができました。

今回の行啓で、皇太子さまが、安城と新美南吉との関わり、そして地域の伝統芸能が次代を担う子どもたちに守られていることに、大きなご関心をお寄せいただけたことを大変光栄に感じました。これから気持ちを新たにして、本市ならではの歴史や文化を大切にしてまいりたいと決意を新たにしました。

当日は皇太子さまがお車で移動される沿道に、大変多くの方々がお立ちになられお出迎えいただきました。沿道の皆さま方の温かなお気持ちは、しっかり皇室に伝わったことと確信いたしております。暑い中本当にありがとうございました。

8月1日(月曜日)

7月26日(火曜日)未明、神奈川県相模原市の障害者施設に、刃物を持った男が侵入し入所者が刺され、19人が亡くなられた他、多く方がけがをされるという信じがたい事件が発生しました。犯人は以前この施設で働いていた26歳の男で、彼は「障害者が安楽死できる世界」を目ざし、身勝手な偏見による凶行に及んだとされています。闇の中で次々に刃物で襲われ、恐怖の中で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

私の妻の妹も重度の知的障害者であり、現在は静岡県の医療併設型の施設に入所しています。妻は被害にあった人たちを妹に置き換えてしまうのか、このニュースに接するたびに泣き出してしまいます。両親は離れて暮らすこの娘を不憫(ふびん)に思い、月に1度は施設に面会に通っており、またお盆と正月には実家に帰省させて家族とともに生活しています。日頃は離れて暮らしていても、家族の絆や肉親の情は、いつまでもしっかりつながっているものなのです。

私が現在市長を務めている遠因に、この義理の妹の存在があります。犯人は「障害者は不幸を作ることしかできない」と言いますが、その不幸を補い合おうと家族や親族の絆がより強まるものです。「禍福(かふく)はあざなえる縄のごとし」と言いますが、気の毒な現実に直面するからこそ、幸福社会を希求する原動力がそこから生まれると考えます。

誰もが突発的な事故や病気などにより、ある日突然、障害者となる可能性を持っています。何かの拍子で自立不能な状況に陥った時、いきなり抹殺されてしまうとしたら、それは恐ろしい社会です。そんな不幸がないように、皆で支え合う知恵が「福祉」なのだと考えます。

 

さて先々週の22日(金曜日)から、アメリカの姉妹都市ハンチントンビーチ市エジソン高校野球部の生徒とその関係の皆さんが安城市へおいでになり、26日(火曜日)までの間、この地域の学生野球選手との対抗試合をされました。対戦してくれたのは、愛知学泉大学野球部、市内全高校の野球部3年生チームで、それぞれ2試合ずつの交流試合ができました。またナゴヤドームにも足を運び日本のプロ野球も観戦し、まさに野球漬けの5日間を過ごして帰国されました。

アメリカ発祥のスポーツでありながら、日米の野球に対する意識は大きく異なっていると思われ、アメリカの学生にも日本の学生にもとてもよい刺激になり、またよき国際交流になったものと感じました。大学や高校選抜との試合はいずれも僅差の接戦で、特に高校生同士の試合では日米ともにベンチ入りした全ての生徒に出番が回されるなど、総勢100名近い人たちが1つの白球を通じての国際交流が実現しました。

ハンチントン市の高校野球学生達とともに

【ハンチントン市の高校野球学生達とともに】

学生たちだけでは、とても実現不可能な国際的なイベントでした。お骨折りいただいた国際交流協会、高野連、学校関係者、さらにハンチントン市の関係者など、多くの皆さんのご協力に感謝申し上げます。国の内外を問わず暗いニュースの多い世相となりましたが、こうした草の根的な若者たちの交流が、明るい未来につながって行くものと期待されます。高校野球の地区予選との絡みで、交流試合の開始時間がなかなか確定しなかったためマスコミの取材もなく、市民の皆さん方の多くが知らない交流試合となってしまったのはやや残念です。

しかし、そんな地域の注目度とは別に、学生たちや関係者は大いに盛り上がった実り多き国際交流イベントとなりました。

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