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更新日:2016年8月30日

2016年7月

7月25日(月曜日)

この2週間で2度上京する機会がありました。先々週は全国市長会の役員会、そして全国市長会の財政委員長としての総務省への要請活動。先週は農林水産省への国営土地改良事業の要請活動、そして国土交通省へ7月の人事異動で昇格された方へのごあいさつにお邪魔しました。

最初の上京でお会いできたのは、総務省では総務副大臣、総務事務次官といった方々。また2度目は、農林水産省で農村振興局長、国土交通省では審議官などの皆さんです。お会いできた政官全ての方々が、それぞれの分野で重責を担っておいでのため多忙を極めておられます。よって長話はできませんので、15分前後の限られた時間内で要望の主旨を手短にお伝えするとともに、日頃のご配慮のお礼を申し上げるにとどまります。

そんな短い時間内でのことばのやり取りではありますが、貴重な示唆に富むキーワードをいただけますので、そのキーワードから国策の現状や今後の見通しを推察します。またお聞きしたひと言から、新たな発見をすることもあります。

総務省での要請活動の様子

【総務省での要請活動の様子】

総務省では、次度予算編成に対する地方財政の厳しい見通しをお聞きし、特に消費税引き上げの再延長にともなう税制の見通しに関するお話や、不足が見込まれる地方交付税の新たな財源を探す動きが始まっているという情報は、地方自治体の財政を考えるうえで大変よい参考になりました。さっそく西三河9市の市長会議で、参加された市長さんらにお知らせし、情報共有を図ることができました。

農林水産省では、過去の政権交代によって大きく停滞してしまった土地改良事業が、今後どのくらいのペースで進められるのかというお話をお聞きしました。消費税引き上げ再延長にともなう国の財政ひっ迫と、財務省の財政引き締めにより、農業関連予算の獲得が難しいとの見通しをお聞きしました。

そもそも消費税の再引き上げは、少子高齢化にともなう社会福祉への手当ての措置とされていたものの、その再引き上げは首相の政治判断で見送られました。しかし、社会福祉の予算は国民の基本的人権に関わる不可欠な義務的経費のため、今後の国の予算編成では、まず福祉予算の確保が最優先とされることは必定であり、そのため他の分野にその余波が及ぶという構図が頭に浮かんでしまいます。

税の引き上げを見送りつつも財政出動のアクセルを踏むというかじ取りは、燃料補給を見送ったままアクセルをふかす姿が連想され、どこまで勢いよく走れるのだろうかという不安がついて回るように感じます。国民全体の消費が低調な理由は、その不安にあるような気がします。

農林水産省での要請活動の様子

【農林水産省での要請活動の様子】

国土交通省では、私が口にした「私たちの地域の自動車産業が、国の経済のエンジン役を担っています。その経済活力を持続させてゆくための人口や産業の配置を考えた都市計画を作ります」とのひと言に、面会くださった審議官から「そもそも近代の都市は、18世紀のイギリスの産業革命を機に、産業振興と人口急増に対応すべく建設されてきたものです」とのお話があり、私自身これまで知らなかった都市計画の歴史をひも解くことができました。

上京するたびに新たな学びがあり、よき社会勉強をさせていただけると実感します。

7月19日(火曜日)

先週中に参議院議員選挙の結果が確定しました。私は選挙区・比例区合わせて4名の立候補者の応援や激励に駆けつけましたが、その結果、私が直接関わった全ての皆さんが当選され、大変うれしく思っています。当選された皆さま、おめでとうございます。

 

最近は、東京都知事の不名誉な辞職や、EU離脱問題によるイギリスの首相交代、さらに長期にわたるアメリカの大統領選挙と、国内に限らず世界中で選挙が行われているように感じられます。そして最近、こうして新たにトップの座に就く方々に、1つの共通点があるように思われてなりません。それは、彼らは決して若くはないということです。

今回の東京都知事選挙に立候補され、当選が視野に入るとされているお三方の年齢は、鳥越俊太郎氏が76歳、増田ひろや氏64歳、小池ゆりこ氏64歳となっています。またイギリスの首相に選ばれたテリーザ・メイ氏は59歳です。さらにアメリカ大統領を競い合うヒラリー・クリントン氏68歳、ドナルド・トランプ氏70歳とされています。以上に記した新リーダーと目されている方々の平均年齢は66.8歳と、WHO(世界保健機関)が高齢者の目安としている65歳を越してしまいます。

イギリス前首相のキャメロン氏は6年前、43歳でイギリスの首相に就任しています。国家の未来を託されての就任だったのでしょう。しかし、EU離脱の是非を問う国民投票で、想定外のEU離脱という結果を生むこととなり、国内外の多くを失望させてしまいました。またアメリカのオバマ大統領も、8年近く前に47歳と若くしての就任でしたが、国内の議会対立の調停に失敗し内政で成果を出せなかったことに、多くのアメリカ国民が失望してしまったと言われています。

若い政治家が声高に唱えた「change」のかけ声に大きな期待をしてみたものの、期待はずれの結末を迎えてしまい、その反動で年配世代への期待が高まっていると理解すべきなのでしょうか。

 

人生経験の豊富な世代に安定した社会のかじ取りを託したいとする期待があるのなら、今度はベテラン世代がそうした民意に応えてゆかねばなりません。これまでの若いリーダーらとは違った味を出し安定した政治を実現すべく、こうしたベテラン世代の皆さんには大いに頑張っていただきたいと思います。

私は先月に58歳を迎えて以来、とかく「もうすぐ還暦だ…」と自ら年齢的な区切りを意識しがちでしたが、これから新たに政治の世界で活躍されるベテラン世代の皆さん方に負けないように、気合いを入れ直して頑張らねばならないと考えています。

7月11日(月曜日)

参議院議員選挙が終わりました。当選された皆さまと、その運動に関わられた方々、誠におめでとうございました。私も応援演説の依頼をお受けし、主義主張の合う候補者の応援演説に駆けつけました。

愛知県選挙区の当選者は確定していますが、比例代表の方々の確定には今しばらくの時間がかかりそうです。気にしている間に、この原稿の締め切りとなりましたので、現段階でのごあいさつとさせていただきます。

 

さて7月7日(木曜日)、静岡県掛川市で、中部環境先進5市サミット「TASKI(たすき)サミット」が開催されました。これは、環境政策に力を入れている中部地方5市の会議で、TASKIのTは多治見市(岐阜県)、Aは安城市、Sは新城市、Kは掛川市(静岡県)、Iは飯田市(長野県)と、参加自治体の頭文字になっています。かつて環境首都コンテストで競い合ったこの地域の都市に私から呼びかけ、輪番で各市にて開催している情報交換会で、今年で7年目となりました。

中部環境先進5市サミット「TASKI(たすき)サミット」の様子

【中部環境先進5市サミット「TASKI(たすき)サミット」の様子】

今回の掛川市でのテーマは、「地球温暖化と気候変動 地方にできること」。各市それぞれから現在の取り組みに対する報告がありました。私からの本市の報告については、おおむね以下の通りです。

「安城市は、今年度から新しい8カ年の長期計画をスタートさせました。目指す都市像は「幸せつながる健幸都市 安城」です。前の長期計画では、目ざす都市像を「日本の環境首都」としてきましたが、市民の環境意識は高まり、環境まちづくりも進んだため、このよき都市環境の中で市民の健やか幸せな生活の実現を目指すこととしました。

「健幸都市」を目指すためには、市民ご自身の健康への自覚と、日々の運動が大切になります。そこで市民の皆さんが自発的に歩いてみたくなる都市空間の環境整備を進めています。そのまちづくりの中心となる施設として、現在新しい図書情報館を核とする官民による複合拠点施設の建設を進めています。この新施設は、愛称を「アンフォーレ」と言い、来年6月にはオープン予定です。この施設は、図書情報館の他、商業施設、駐車場、広場からなる複合施設で、完成後は多くの市民の集いの場となるものと楽しみにしています。

安城市は人口増加を続けていますので、市街化区域を郊外へと拡大することを考えねばなりません。しかし、農地転用は可能な限り抑えたいと思っています。そこで、空洞化が進んだJR安城駅周辺の中心市街地へ人を呼び戻し、コンパクトシティを実現させようと、アンフォーレ建設と併せて土地区画整理事業も進めています。こうしたコンパクトシティ化を進めることが、徒歩や自転車で生活できる都市環境になりCO2の削減にもつながります。」

この他、安城市が民間企業と共同で進める「き~☆モビ」も紹介しました。

 

来年は多治見市での開催となります。本市として引き続き成果が示せますように、今後も新たな環境政策の展開を進めます。また、私たち中部環境先進5市サミットから、全国の自治体へ環境先進事例を示せるよう頑張ります。

7月4日(月曜日)

ずいぶん暑くなりました。7月に入ったので暑くなるのは当然なのですが、単に気温が高いということではなく、この暑さは湿度が多分に関係しているものと考えられます。暑さと湿度を関係づけた指数で「不快指数」があります。先週末は日中でも湿度が80%前後あり、また気温は30℃を越えており、不快指数はかなり高かったものと思われます。

こうした環境の中、屋外で仕事をせねばならない方々、また参議院選挙で街頭演説をしておられる候補者・支援者の皆さんは、本当に大変だとご同情申し上げます。そうしたご苦労が良い形で実を結ばれますよう、心からご祈念申し上げます。特に候補者の皆さんは、残されたこの1週間を大切にしてください。

 

こうした気候の中で7月を迎え、本市でも1日(金曜日)から「社会を明るくする運動」が始まりました。この運動の推進委員長は私が務めています。

社会を明るくする運動は、昭和24年7月に施行された「犯罪者予防更生法」からスタートしたといわれています。戦時中の大空襲によって焼け野原となり荒廃した東京では、かねてより街にあふれた戦災孤児らの将来を心配されていた東京・銀座の商店街の有志の皆さんが、この法律の思想に共鳴され、同年7月に1週間にわたって、自発的に犯罪者予防更生法の記念行事として「銀座フェアー」を開催されました。

この銀座フェアーが刺激となり、その翌々年の昭和26年7月、犯罪の防止と犯罪をした人たちの立ち直りには、一般市民によるこうした社会運動が不可欠との認識を深めた法務省が、“社会を明るくする運動”と名づけ、国民運動として世に広げ始めたことから今日に至っています。

社会を明るくする運動街頭啓発活動の様子

【社会を明るくする運動街頭啓発活動の様子】

これからの季節、青少年たちは夏休みに向けて自由時間が増え、気持ちが開放的になりがちです。夏休みを楽しみにして色々な計画を立てている子どもたちが、充実した夏休みを送れるよう環境を整えてあげる必要があります。連日のように報道される青少年を狙った気の毒な事件が、本市では起きないよう、私たち大人がしっかり見守ってあげたいものです。

社会を明るくする運動のイメージカラーは黄色です。この日着た黄色のポロシャツの素材が良かったせいか、また社会奉仕活動に従事したささやかな充実感からか、この日の屋外キャンペーン活動は案外涼しく感じられました。あの不快指数を遠ざけるためには、社会奉仕活動が有効なのかもしれません。また地域社会が健全なものであれば、体感的な不快指数は小さなものになってゆくような気がします。

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