市長のページ

ここから本文です。

更新日:2016年5月16日

2016年3月から4月

4月25日(月曜日)

連日、熊本地震に関する報道が続いています。地震発生後、天候不良による降雨や強風があり、土石流などの二次被害も出ています。この時期、天候が不安定なため、火山灰の土壌で覆われている現地では、今後の気象により被害はさらに拡大してゆくことが懸念されています。遠く離れた現地の詳細な情報がなかなか入手しづらく気をもむばかりですが、本市の社会福祉協議会を中心にすでに募金活動を始めており、また西三河7市1町で支援物資を被災地へ提供しています。以下にそれらをまとめてみました。

義援金の受付

安城市役所、総合福祉センター、社会福祉会館に義援金箱を設置。市役所は庁舎だけでなく、地区公民館、福祉センター、保健センター、教育センターなど、本市の関係施設でも義援金箱は設置されています。なお、市民の皆さんから多くの温かな気持ちをお寄せいただいており、本市としましても義援金を被災地にお送りしたいと考えています。

きーぼー市での義援金受付の様子

【きーぼー市での義援金受付の様子】

支援物資の提供

西三河地区7市1町で分担し合って、被災地で必要とされている物資を輸送しました。安城市からはアルファ米1千食を提供しており、西三河全体ではアルファ米5千食、ブルーシート1,520枚、トイレットペーパー6,200ロールの支援物資になりました。また、別にアルファ米1千食と給水袋3千枚を民間団体を通じ現地に送りました。この他、市内のNPO法人も市内の複数の企業と協力して、うどん1千食を現地に送るなどの取り組みをされています。

以上の他、国の機関等からは、どれだけの被災地支援ができるかの問い合わせが本市に入っております。それについては以下の通りです。

被災地支援の対応能力※()内の数字は本市の持つ総数

給水車の派遣…給水車1台の派遣が可能(所有車両は2台)

給水袋支援…10L給水袋7千枚の支援が可能(所有数は5万7千枚)

公営住宅提供可能戸数…即入居可能は3戸(公営住宅の余裕は6戸)

宅地危険度判定支援…2班6名の技師派遣が可能(危険度判定資格者は31名)

正式な応援要請があり次第、すぐにこれらの対応を図ってまいります。

 

「熊本地震」は現在最も気がかりな災害ではありますが、私たち自身は南海トラフの巨大地震への備えを忘れることがあってはなりません。最近読んだ「西日本大震災に備えよ」という本では、南海トラフ沿いの大きな地震は90年から150年おきに発生しているとありました。こうした間隔の中で、3回に1回は超巨大な地震となるサイクルがあるのだそうです。過去の超巨大地震の事例としては、1707年の宝永地震、1361年の正平地震、887年の仁和地震があり、西日本では過去300年から500年間隔で超巨大地震が発生しています。近い将来の発生が懸念されている南海トラフの巨大地震は、この3回に1回の順番に当たっており、東海・東南海・南海の3つが同時に発生する連動型地震というシナリオが想定されているということです。

気象庁が日本で正式に近代的な観測を始めたのは1920年代以降とされており、その歴史はまだ90年少々です。よってわが国では、比較的平穏な時代の観測結果しか蓄積されていないため、300年から500年おきの地震予知や、その被害を予測することは困難を極めるということなのかも知れません。それだけに彼の地に思いを馳せながらも、此の地で起きることへの備えを万全にしておくことを忘れてはなりません。

4月18日(月曜日)

4月14日(木曜日)夜に熊本市郊外で発生したM6.5のいわゆる「熊本地震」は、その後も余震と思われる揺れが続いていました。ところが、16日(土曜日)午前1時半にM7.3のさらに大きな地震が発生したため、こちらが本震とされ、M6.5は前震と位置づけられることとなりました。しかし、前震、本震のいずれでも大きな被害が出ており、さらにその後は大分県内でも大きな地震が発生しています。

一連の地震により大きな被害が出ており、40名を超す方々が亡くなられています。亡くなられた皆さまのご冥福をお祈り申し上げますとともに、本市としての被災地支援のあり方を考えてまいります。

 

さて、熊本県から大分県にかけては「中央構造線」と呼ばれる大規模な断層があり、今回はその線上で地震が連鎖しているように思われます。中央構造線はさらに東に延長すれば、四国を横断し淡路島南部をかすめ、その後は紀伊半島を横断しています。今後もドミノ倒しのように、地震は構造線に従って続くのでしょうか。中央構造線の沿線付近には、四国電力の伊方原発があることがとても気になります。

津波はもちろんのこと直下型地震も含めて、原発の安全性は確保されているのでしょうか。東日本大震災の福島原発事故の処理は、まだ終わっていないだけに心配してしまいます。現在国会は開会中ですので被災地支援はもちろん、こうした多くの国民の不安に応えられるような真摯(しんし)な議論が交わされることを期待します。現在の日本は、「平時」ではなく「有事」との認識をお持ちいただき、緊迫感のある国会であっていただきたいと願っています。

 

最近読んだ本に「西日本大震災に備えよ(PHP新書)」があります。著者は鎌田浩毅(ひろき)さんという火山学、地球科学がご専門の京都大学大学院教授です。

この本によれば、私たちの日本列島は東日本大震災を契機に「大地変動の時代」に突入したとされ、地震と火山噴火に対する防災の全てをリセットすべきと記しておられます。陸地では「直下型地震」、海域では「南海トラフ巨大地震」、活火山の「噴火」と3点セットを挙げられ、これからの時代を生きてゆく我々は、こうした災害の発生を人生上のスケジュールに入れなければならないと注意を喚起しておられます。ちょうどこの本を読み終えた矢先に、今回の九州での一連の地震が発生したため、著者の教訓は一層現実味を持って迫ってくるように感じられます。

ただ、災害の多い日本での暮らしに関して、悪い面もあれば良い面も忘れてはならないと記しておられます。「日本に活断層があるからこそ全国各地に温泉や水が湧き、大量の水が湧くからこそ土砂が堆積して平野や盆地ができ、そこに人の暮らしが生まれてきた。また、火山の噴火で地下の栄養分が噴出して地上や海にまかれ、それによって豊かな農産物や海産物が収穫できている。世界で高い評価を受けている日本料理は、大地変動による『自然の恵み』であることを忘れてはならない」。さらに結びでは、「短い災害と長い恵み」として次のようにまとめておられます。「大きな地震が来たとしても、揺れる時間は数十秒かせいぜい数分である。よって、その数分間に大ケガをしないようになんとかしのげばよい。そして、大地震が終わった後の数十年間もの長い間は楽しく暮らせばよい」。

そう考えなければ災害の多いこの国で暮らすのが嫌になりますし、また私たちの祖先もそれを乗り越えてこられた訳ですので、私たちも覚悟を決めて前向きな気持ちでこの大地変動の時代を生き抜くこととしましょう。

4月11日(月曜日)

9日(土曜日)、東京の新宿御苑で開催されました安倍首相主催による「桜を見る会」にお招きがあり、妻と二人で出かけてきました。この界隈での桜はもう散っており、東京も同様かとあまり期待をしないで出かけたのですが、新宿御苑の桜は早咲きから遅咲きまで様々な品種が植えられていたせいか、まだ満開の桜木があちらこちらにあり見とれてしまいました。

そもそもこの観桜会への案内は全国市長会経由でいただいており、おそらく現在、私が全国市長会の役員を務めている関係でご配慮いただけたものと思われました。会場には私たちのように全国から招待された方々がおいででしたが、その他に文化・芸能関係でご活躍の著名な方もおいでになっておられ、ロープを張って作られた花道を有名人が通られると歓声が上がっていました。私は遠方からしか拝見しておりませんでしたが、俳優の草刈正雄さん、アイドル歌手のももいろクローバーZの皆さん、レスリングの吉田沙保里さんらを確認することができました。広い会場と人垣のせいで、安倍首相については挨拶の声を拝聴したのみでした。

桜を見る会のようす

【桜を見る会のようす】

新宿御苑には、東京の大学生時代に入苑した思い出があります。もう40年近くも昔のことです。女性と一緒に歩いた記憶があるのですが、それがだれだったのかはっきり思い出せませんでした。しかし、妻が「昔あなたと一緒に歩いた思い出がある」と言っていたので、あの時、隣にいてくれたのは妻だったのでしょう。新宿御苑は開園110年ですが、それ以前は大名の江戸屋敷だったそうですので樹齢の古い木々が多く、落ち着いた雰囲気に浸ることができます。私たちのデンパークも、やがて新宿御苑のような風格のある公園に成長してくれることを願っています。

首相夫妻のパネル写真前にて

【首相夫妻のパネル写真前にて】

翌10日(日曜日)には、安城消防署にて機能別団員発足式がありました。

入団宣誓式は毎年の恒例行事なのですが、近年では新入団員が集まりにくくなっており、本市の重要な課題になってきていました。そこで消防団員を応援して下さる事業所や、消防団に協力下さる事業所を探してみたところ、商業的なサービスで応援して下さる事業所が40、また企業を挙げて消防団活動に協力下さる事業所が6つ、それぞれ手を挙げてくださいました。こうした消防団員に声援をお送りくださる事業所は、今後まだ増えて来るものと思われます。官民を挙げての支援活動により、自発的に地域を守ってくれる若者が増えてくることを期待しています。

一方、初の機能別団員発足式ですが、南海トラフ地震など大きな災害の際、現役の消防団員だけでは復旧活動に手が回らないことが心配されています。そうした時に、消防団員の後方支援に当たるのが機能別団員の役割で、30名全員が消防団OBで構成されています。行政改革の流れで公務員の数は抑制されてきており、消防職員も防災担当職員も人的な余裕はありませんので、いざという時にはまず被災地域での自助と互助の活動が重要になります。入団を決意下さった新入団員、機能別団員の皆さんに感謝申し上げます。

安城市消防団入団宣誓式のようす

【安城市消防団入団宣誓式のようす】

4月4日(月曜日)

先週は年度替わりという、私にとっては年に1度の節目の1週間でした。3月31日には、長らく市勢発展のために働いてくれた職員に退職辞令を交付し、市役所を後にする退職者を見送りました。その感傷に浸る間もなく、翌4月1日には新入職員や異動があった職員らに辞令を交付し、新しい職場での頑張りを期待しました。わずかな期間のうちに「去る人」あり「来る人」ありで、私としてはなかなか落ち着けませんが、去る人にとっても来る人にとっても、ともに一生の思い出に残る貴重な1日となるだけに、あれこれと気を使う季節です。

ところで、職員の送り迎えをする私自身は市長就任14年目を迎えており、こうした歓送迎を、もう14回も繰り返していることに気がつきました。考えてみればここまでの市政運営上、本当にいろいろな出来事がありましたが、数え切れないほどの部下に支えられて今日に至っていると実感させられます。直接間接を問わず、私を支えて下さった多くの職員OBの皆さん方に感謝申し上げます。市政を支えいただき本当にありがとうございました。ご苦労さまでした。

平成28年度新規採用職員辞令交付式の様子

【平成28年度新規採用職員辞令交付式の様子】

13年少々前に当時44歳で市長になった私は、これまで話し合いの相手といえば、おおむね年上の方ばかりでした。各自治体の首長の皆さん、市議会議員各位、企業・各種団体代表の方々、そして市役所の管理職と、多くの人たちとのいろいろな話し合いの機会がありましたが、私に対応下さったほとんどは年長の皆さんでした。

私が市議会議員に初当選したのが28歳の時でしたので、議会活動等を通じて年配の方とお話することに慣れてはいました。それでも安城市長となってから、さまざまな代表の皆さんとお話しする際には、若輩者として相手の方に対する心配りは欠かせませんでした。

その後、歳月は流れ、私は本年58歳となります。最近は報道等で、国の機関や地方自治体の長に就かれた方、あるいは企業の社長に就任された皆さんの顔触れを拝見しますと、私と同年代の方が増えてきたように思われます。仕事は年齢でするものではありませんが、感覚的に波長が合い阿吽(あうん)の呼吸で理解し合える方が増えたことにより、仕事はより進めやすくなるのではないかと期待しています。

 

「今月のメッセージ」にも書きましたが、私の場合、若い頃は一介の農学校教員として生きてゆくことに誇りと生きがいを感じておりました。その後、さまざまな運命的な偶然が重なり、思いがけず28歳で政治の世界に身を置くこととなりました。端(はな)から政治的な野心を抱いていた訳ではなく、かえってそんな真っさらな気持ちだったが故に、多くの先輩の皆さんの親切なご指導を素直に受け入れることができ、今日の私がここにあるように思われます。

ご指導下さった方々の中には、すでに故人となられた方も多くおいでになります。そうした貴重なご指導やご叱責を無駄にしないような社会貢献を果たすことを胸に、新年度の市政のかじ取りに努めてゆく決意を固めた1週間となりました。

3月28日(月曜日)

自宅に帰ると、まずパソコンを開いてメールチェックをするというのが、私の日常です。当たり前の習慣なのですが、先週突然「メールが開けない」とのエラーメッセージが出てしまい、夕刻のひと時、てんやわんやの状態に陥ってしまいました。自宅のパソコンから、インターネット通信を仲介するプロバイダーのサーバーにアクセスできず、IDやパスワードの入力を求める表示が現れ、その都度入力をするのですがさっぱりらちが明きませんでした。

結局、プロバイダーのケーブルテレビ局に電話してサポートしてもらい、何とかメールを受信することができました。この日はたまたま早めに帰宅でき、久々に夕食前のくつろぎのひと時をのんびり過ごそうと考えていたのですが、くつろぎの時間は突如として消えてしまいました。

私たちはICTなどにより、快適便利な暮らしを当たり前のように送っていますが、こうした予期せぬトラブルにより生活の歯車がわずかに噛み合わなくなるだけで、日常生活全体のリズムが大きく狂ってしまうものなのだということを改めて再認識させられました。本来はリラックスタイムとなるはずだった夕方のひと時は、大きなストレスを蓄積する憂鬱(ゆううつ)な時間となってしまい残念でした。

デンパーク西半場川沿いの陽光桜の様子

【デンパーク西半場川沿いの陽光桜の様子】

さて、今年の冬は暖冬で終わってしまいましたが、桜の便りが聞かれる季節になり、急に花冷えとも思える冷え込みに見舞われています。安城公園の桜はまだちらほらの状態なので、このままの冷え込みが続けば今年の桜は長持ちするのかも知れません。

しかし、市内でも場所によっては、満開中の桜が見られるようになりました。デンパーク西の半場川沿いに植えられた「陽光」という品種の桜は今が見ごろとなっています。鮮やかなピンクの桜花だけではなく、その根元に植えられた白いユキヤナギも開花しており、現地に行かれればピンクと白のとても鮮やかなお花見を楽しむことができます。私はこの土日、現地を見てみましたが、まだ花の名所として知られていないせいか、あまり多くの花見客を見かけることはありませんでした。

「人の行く裏に道あり花の山」ということばがあります。「お花見で人が大勢いるところを避けて裏道を行くと、花がたくさん咲いている場所に出られることがある」という例えで、株式運用など相場の世界の格言のようですが、私は現実の世界にも当てはまるような気がします。マスコミではやし立てられるような花の名所に出かけてみても、花を見ているのか人ごみを見ているのか分からないような花見になりがちです。しかし、まだ知られていないような穴場を探してゆっくり花を楽しめれば、それが本来の花を愛(め)でる花見といえるのではないでしょうか。

私自身はSNSの「いいね」ではなく、自分の感性による「いいね」を探してのんびり楽しみたいと思っています。もちろんこのお知らせにより穴場に人が押し寄せることがあれば、ありきたりの花の名所になってしまいますが、私の推測ではその日が来るにはまだ少し歳月を要するような気がします。安城での花見の穴場情報でした。

3月22日(火曜日)

21日(月曜日)が祝日だったため、今回は「火曜日のひと言」になってしまいました。連休前の18日(金曜日)に、通常20日を目途としている「今月のメッセージ」をアップしたばかりですのでご容赦ください。

 

平成28年度予算(案)、そして第8次総合計画(案)など、重要議案を審議いただく3月定例市議会の委員会審議が終わり、心身をリフレッシュさせようと考え、連休を利用して八ヶ岳北部の樹林帯を歩いて来ました。今年は例年に比べ雪の量は少ないとのことでしたが、峠の雪の吹き溜まりにはかなりの残雪が見られ、この季節ならではの雪景色が広がっていました。もちろん雪山装備は万全とし、また例年の通いなれた道だけを歩くことと決め、山での冒険は禁物と自らに言い聞かせていました。

ダケカンバの自生林

【ダケカンバの自生林】

歩く山域は概ね標高2千mを超えていますが、それでも春の日差しにより徐々に雪解けが始まっていることが分ります。樹林帯に入りますと日影が多いために冷え込みが厳しく感じられ、その寒さのせいか鳥のさえずりはなく、また雪の消音効果のせいでしょうか、自分の足音以外に何も聞こえない静寂が続きます。登り始めは下界とは違う空気の希薄さにあえぎますが、時々小休止を入れて徐々に体を慣らし始めますと、苦しいながらも登り続けられる自分を頼もしい存在と感じられるようになります。

柔らかな春の木漏れ日を楽しむ余裕が生まれると、心の平安に包まれている自分がそこにいることに気づきます。すれ違う登山者とは、同じ苦しみを味わった共通体験のせいか、見知らぬ者同士にも関わらず会話は弾み、ふと旧知の友人のように思えてしまうことがあります。4時間ほどの雪道歩行で、目的地の山小屋にたどり着くことができました。いつもの山小屋のご家族の出迎えとともに、小屋に入れば来客の皆さんとの新たな出会いがあります。老若男女入り混じった世間話で、時間はまたたく間に過ぎてしまいます。

山小屋での語らい

【山小屋での語らい】

山小屋の団欒(だんらん)の後は、限られた食材による質素な夕餉(ゆうげ)と、天日の温もりが伝わるせんべい布団での熟睡が待っています。山に関心のない人たちからすれば、「たかがそれだけのために、わざわざ遠方まで何をしに行くのだ」なのでしょうが、都市化された下界では味わえない懐(なつ)かしい暮らしを求めて、大自然の懐(ふところ)に向かうのではないかと思います。

「下界の流行、山岳の不易」とでも言うのでしょうか。時代の変化や変革を見誤らぬよう現代社会を生き、また一方、下界の変化とは別次元の生活の本質的な原点を再確認した2日間になりました。20㎏近い重装備を背負っての山歩きにより、全身の筋肉痛という忘れ難いおみやげに悩んでいます。

3月14日(月曜日)

近年は、スポーツや文化活動で全国大会に出場する小中高生が増えてきたと感じています。先週もスポーツの個人競技と団体競技で、それぞれ全国大会出場の報告を受けました。

 

まずは10日(木曜日)、報告を受けて驚いたのは全国中学生スキー大会に出場し、アルペンスキーの部「男子ジャイアントスラローム」で2位となった宮澤昴大(みやざわこうた)君です。長野県や東北・北海道の中学生がスキー大会で上位入賞したなら分かるのですが、「安城市内の中学生がスキーの全国大会でどうして2位に入れたのだろうか?」と大変驚いてしまいました。お聞きしたところでは、毎年冬休みには北海道へスキー合宿に出かけ、現地のコーチから特訓を受けているということでした。またお祖父さんが新潟県のご出身でかつてはスキーの選手であられ、またお父さんもスキーで活躍され、そして宮澤君と、3世代続くスキー選手のご一家であるということも分かりました。

それにしても宮澤君がスキーを始めたのは小2とのことですので、雪国育ちの子どもたちと比べれば遅いスタートとも思えるのですが、全国大会にまで出場され、よくぞここまで頑張られたものだと感心させられました。全国大会で上位入賞を果たしたことで、2月下旬から3月初旬にかけてイタリアで開催されたユースの国際大会にも出場されたとお聞きしました。国際大会では世界の壁の厚さを感じたそうですが、これから北海道の高校に進学され、スキー競技を極めたいとのことでしたので、まだまだこれから伸びていかれる選手ではないかとお見受けしました。遠いふるさと安城からご活躍をお祈り申し上げます。

全国大会に出場された宮澤君の表敬訪問です

【全国大会に出場された宮澤君の表敬訪問です】

また11日(金曜日)には、桜林スポーツ少年団ガールズの皆さんが、3月下旬に熊本県で行われる全国小学生女子ソフトボール大会に出場されるとの報告に来てくれました。小学校5年生を中心とするチームで、選手は補欠を入れても10名と、こちらは少人数でよく愛知県大会で優勝をしたものだと感心させられました。県大会では、全国大会の常勝チームを破っての優勝だそうです。この桜林スポーツ少年団ガールズは、昨年が県大会2位で全国大会ではベスト8ということでしたので、今年はそれ以上の結果が期待されます。

全国小学生女子ソフトボール大会に出場される桜林スポーツ少年団ガールズの表敬訪問です

【全国小学生女子ソフトボール大会に出場される桜林スポーツ少年団ガールズの表敬訪問です】

私との面会ではチームの選手たちに照れがあったのか、はにかんであまり多くを語ってくれませんでしたが、たぶん正式な試合になれば気合が入り、相当な度胸で相手を威圧してしまうのでしょう。少人数チームでしたので、ふつうの可愛い仲良しグループにしか見えませんでしたが、常日頃のコミュニケーションのよさを生かして上位入賞を目指してもらいたいものです。また4年後の東京オリンピックから、女子ソフトが正式種目として復活する可能性も語られており、遠くない将来、安城市からソフトボールの新しいオリンピック選手が誕生することを今から楽しみにしています。

3月7日(月曜日)

3月に入り、2日(水曜日)より3月市議会定例会が始まりました。例年、この時期の市議会定例会は、4月1日より始まります新年度の当初予算案が最重要議題となり、それに関する様々な質問が何人もの市議から出されますので、直前までその対応に追われます。

特に平成28年度は、一般会計当初予算が過去最大規模の729億円となり、対前年比で98億円、実に15%もの増額となったため、支出の先は多岐にわたっています。また、平成28年度から新しい長期計画をスタートさせてゆくため、この計画案も3月定例会で審議されます。こうした背景もあり、市議からの質問の量は例年になく多いと感じられます。私自身は市長への初就任から早14年目を迎えましたので、これで14回目の市議会定例会となりますが、これまでになく事前準備に追われた市議会となりました。

市議会定例会の様子

【市議会定例会の様子】

予算案や計画案に関しましては、それぞれ私自身がその最終調整をしましたので、内容に関しては承知しておりますが、各議案の数値や目標に込められている思いや狙いを、どう正確に伝えられるかに気をつけています。質問への答弁の原案は、まず担当部署の管理職が文案を練りますが、市職員の立場でまとめた文案は、一般市民の皆さんが聞いた時に理解しがたい表現が散見されます。日常生活で聞きなれない行政用語を、いかに分かりやすい表現にするかという視点から修正を加え、安城市としての正式な見解にまとめてゆきます。

議会での答弁は「言語明瞭、意味不明瞭」ではなく、「言語明瞭、意味明瞭」とせねばならないと自分自身にも職員にも言い聞かせていますが、これは議会答弁に限らず、市の広報紙も、こうした公式Webサイトでの書き込みも同様と考えます。「より正確に、より分かりやすく」に心がけ、特に「広報あんじょう」に関しては各家庭にまで配布されますので、できれば小学校高学年の児童にも理解してもらえたらという思いで編集するように伝えています。

まずは、お一人でも多くの市民の皆さんに理解していただき、身近な市政に関心をお持ち頂きたいと願っています。そして興味のある公共施設や公式行事に足を運んでいただくことから、市政への市民参加が始まるものと思っています。

 

中国の論語に、「由(よ)らしむべし 知らしむべからず」ということばがあります。本来の意味は「人民を為政者の施政に従わせることはできるが、その道理を理解させることはむずかしい」というものですが、転じて最近は「為政者は人民を施政に従わせればよいのであり、その道理を人民にわからせる必要はない」という、為政者側に都合のよい解釈をされることが多いと感じます。

高度情報化の時代となりました。市民は知ろうと思えば、かなりの情報を得ることができる時代にあります。今の時代にあっては、身近な政治をよく理解していただき、ともに事を成すという姿勢であらねばならないと考えます。

 

過去のひとことを読む

お問い合わせ

企画部秘書課秘書係
電話番号:0566-71-2201   ファクス番号:0566-76-1112