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更新日:2015年9月11日

2015年8月

8月31日(月曜日)

8月もそろそろ終わりとなり、いよいよ9月を迎えます。この時期は9月定例市議会の準備、特に市議からの一般質問への答弁の打ち合わせに追われます。

市役所は住民に最も身近な行政サービスをしていますので、日常生活に関わりの深い幅広い市民生活の支援をしつつ、国や県の業務を代行するような仕事も行っています。そのため市の仕事の守備範囲は非常に広く、市議からの質問に関しては事前にテーマを通告していただき、その内容をかなり具体的に把握しておかなければ、正確な答弁をすることは極めて困難となります。

もちろん事前の通告なしの真剣勝負の議論が理想なのでしょうが、大きな理念のようなテーマについて語り合うならともかく、目標や成果について具体的な数字を挙げて示さねばならない場合、あらかじめ質問のポイントをお聞きしておかなければ、その場で即答をすることは現実的には不可能です。そんな訳で、市議らの質問に込められた意図を事前に理解し、行政側としてできるだけ丁寧かつ分かりやすくお答えをするという形式で、議場での質問と答弁が行われています。

議会でのやり取りを傍聴席で聞いておられる皆さんの中には、内心「もっと歯切れの良い回答ができないのか」とやきもきされるケースもあろうかと思われますが、政策的な優先順位、世論の熟成度合い、地域バランス、他の政策との整合性、財政状況などを総合的に考えますと、現状の答弁に落ち着けざるを得ないという結果になります。

かつて政治家がやたらマスコミ受けを狙って、注目されそうな奇抜な政策を競い合うかのような風潮がありましたが、そんな思いつきや即席の政策は有難味が薄いのか、大半はその成果すら語られることなく、いつの間にか忘れられてしまったような気がします。ある大学の学長を務められた方が「学問」に関して、「すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなる」という名言を残されたそうですが、私は「政策」に関しても「すぐに話題になることは、すぐに話題にされなくなる」という気がします。

政策立案で大切なのは、大衆受けするかどうかの目先の評価にとらわれることではなく、歳月が流れ時代が変わっても本市独自の施策として末永く市民になじんでいただけるかどうかでしょう。そんな視点で選挙公約や政策が練り上げられて、その是非を市民が選挙で判断され、それら政策実現のあり方が議論されるという議会にしたいものです。

市長選挙で掲げた私の選挙公約を、具体的な形としてお示しせねばならない時期に差しかかりつつあります。9月議会を目前に控え、時代とともにその真価が認められてゆくような政策やまちづくりを思案しています。

8月24日(月曜日)

夏休みもいよいよ残り少なくなってきました。夏休み中に青少年らの各種スポーツ大会が開催されるため、最近は市内のスポーツ団体が大きな大会への出場報告あるいは結果報告で、私を訪問される件数が多くなったと感じられます。安城市に活動の本拠地を置く団体で、4月以降、国際大会や全国大会へ出場されたのは9団体で、合計13もの大会に出場されています。

若者たちの活躍に心からエールを送りますが、中には仕事や家庭を持ちながら新たな挑戦をされる社会人や主婦の皆さんもおられ、その中から先週お越し下さった2つの団体をご紹介します。

安城市消防団「赤松分団」(愛知県消防操法大会 優勝)

スポーツではありませんが、8月8日に開催されました第60回愛知県消防操法大会へ、本市を代表して出場してくれたのが「赤松分団」の皆さんでした。赤松分団が県大会に出場するのは初めてでしたが、小型ポンプ操法の部へ出場した14団体中の1位に輝かれ、19日(水曜日)に優勝報告にお越しになりました。

赤松分団はこの春、自ら名乗りを上げ夏の県大会への出場を決意されて以降、大変な猛練習を重ねられ、確実かつ機敏な動作を身に着けられての優勝でした。安城市の代表としては、実に39年ぶりの県大会優勝という快挙を成し遂げてくれました。出場された5人の選手全員が社会人であり、民間企業の第一線で働きながら練習を重ねて来られており、仕事と操法練習を両立されての結果にはただただ脱帽するしかありませんでした。本当にご苦労さまでした。

安城市消防団「赤松分団」のみなさんと

【安城市消防団「赤松分団」の皆さんと】

「COLOR」(インディアカ全国大会優勝、ワールドカップ出場)

ニュースポーツとして定着しつつあるインディアカですが、本市にはCOLORという女性の強豪チームがあり、全国大会では昨年・今年と2連覇を果たされ、27日(木曜日)からのW杯に出場されることになりました。選手の皆さんは20代から40代にかけての幅広い年齢の皆さんで、それぞれの特色を活かしたチームにしたいと「COLOR」と名づけられたそうです。

平均年齢からすれば「シニアの部」にお出になられるような選手層ですが(失礼しました…<m(__)m>)、週6日の猛練習を重ねられて、若い選手らのチームとの対戦を制しての全国2連覇には頭が下がります。今年のW杯は埼玉県での開催とのことで、COLORの皆さんには開催国としての地の利がありますので、大いに頑張っていただきたいものです。

さまざまな大会に出場される全ての団体や選手の皆さんに声援を送らせていただいておりますが、今回はその中でも特に社会人として働きながら、また主婦として家庭を背負いながら、練習時間をつくり出し頑張って来られた2つの団体を紹介しました。大きな目標を掲げられ、困難を乗り越えてそれを実現された皆さんに、心より格別の敬意を表す意味でここにご紹介させていただきました。

インディアカチーム「COLOR」のみなさんと

【インディアカチーム「COLOR」の皆さんと】

8月17日(月曜日)

先週は夏休みを取り、心身のリフレッシュをさせていただきました。まず週初めには八ヶ岳への登山、またお盆には映画や演劇の鑑賞と、スポーツにいそしむと同時に文化的な生活も送ることができました。

八ヶ岳登山は7月にも出かけたばかりで、今回は北アルプスや南アルプスに出かけたかったのですが、民間企業の夏休みと私の夏休みの時期が重なってしまったため、全国的にメジャーな山域に出かけると山小屋が大変な混雑をしているのではないかと心配しました。そこで行きつけの八ヶ岳山麓の山小屋に電話を入れてみたところ、幸いそこは私の希望する日はお客さんが少ないということだったので、今回も八ヶ岳北部の樹林帯を歩くこととしました。

硫黄岳で見かけた高山植物

【硫黄岳で見かけたトウヤクリンドウ】

また映画や演劇は、ふだん行きたくてもなかなか行くことができず、気がついたら見逃してしまっていたということが度々あるのですが、今回ばかりはきちんと時間を確保してしっかり鑑賞してきました。私が観た映画は「日本のいちばん長い日」であり、また演劇は「南の島に雪が降る」と、ともに太平洋戦争を描いたものです。

今年は終戦70年という節目の年であり、8月6日には安城市主催の平和祈念式典を開催しました。安城市からも多くの方々が戦地に出征され、お亡くなりになっておられます。それだけに戦後生まれの私ですが、可能な限り正しく深く戦争を理解せねばならないと考え、貴重な学びとしてこうした時間を確保したつもりです。この2作品を鑑賞した感想等に関しましては、「今月のメッセージ」にまとめ20日(木曜日)にお読みいただけるようにしますので、今しばらくお待ちいただきたいと思います。

さて暦の上では、安城七夕まつりの中日である8日(土曜日)が立秋でしたが、これまでなかなか涼しくなる気配がなく、寝苦しい熱帯夜の連続にやや夏バテぎみでした。しかし、ようやく先日の雷雨により朝夕はいくらか秋の気配が感じられるようになってきており、暑がりの私にはとてもありがたいことです。涼しくなるにつれてスポーツなどで体を動かしやすくなりますし、また夜長となるにつれて本に親しむ時間も確保できそうです。

とは言え、私は日常的に日刊新聞を5~6紙読むこととしており、その他にもネット上のニュースなどを確認する上、市役所では大量の書類に目を通しますので、それらを合わせますと1日当たりかなりの量の活字に触れていることとなります。そんな日常のせいか、時間に余裕ができますと改めて読書をしようという気持ちではなく、体を動かして頭の整理をしたいという衝動に駆られてしまいます。

私が本を読むのは出張など電車の移動中が大半で、不定期かつ限られた時間ですので、ふだんから書店に足を運んで次に読むべき本を選び手元に置いておくようにしています。ただ私の場合、読む本が仕事に関係するジャンルのものばかりで、最近は文学的な本を読んだ記憶がありません。頭で理解しつつ読み進める本ばかりでなく、心で受け止め胸に沁みる感動を味わってみたいと思っています。そんな1冊に出会ってみたいものです。

8月10日(月曜日)

8月6日(木曜日)、安城市主催の戦後70年平和祈念式典を市民会館にて開催しました。数年前、この歴史的な節目の式典開催を遺族会の役員さんからお願いされ、どんな内容にするのかなど多方面から検討を重ねた結果、広島に原爆投下されたこの日に開催することとしました。

しかし、終戦から70年にもなり、戦没者のご遺族も亡くなられた方が多く、またご存命の皆さんでもかなりのご高齢になっておられ、当日はどのくらいの人が集まられるのかと気をもんでおりましたが、大ホールには800人を超す方々が座って下さり、盛大な意義のある式典を開催できましたことを嬉しく思いました。

戦後70年平和祈念式典の様子

【戦後70年平和祈念式典の様子】

終戦直後にお生まれになった団塊世代の皆さん方のことが何かと話題になりますが、この世代以降にお生まれの方々が日本の人口の大半を占めるようになり、戦争を知らない人々が国や地方自治体の方向性に大きな決定権を持つ時代を迎えています。それだけに戦争の悲惨な実態と平和の尊さを改めて後世に語り継ごうと安城市では歴史博物館において、「わたしの見た戦争-戦時下の子どもたち-」と題した特別展示も行っています。この展示は昭和5年、安城町に生まれた少女の目から見た戦時下の地域の暮らしのようすを再現したもので、当時の安城のまちの大変な暮らしがしのばれます。

戦時中、女学校の学生だった彼女が書いた日記には、次のように書かれていました。「お母さんは大日本国防婦人会に入って町内会の仕事を手伝っていました。慰問袋の作成や、陸軍病院へ負傷した兵隊さんのお見舞いに行きました。防空訓練にも参加しました」、「わたしたちは学校で兵隊さんのために慰問袋に入れる作文を書いたり、武運長久を祈るために神社に行きました。昭和16年には、わたしや弟が通う小学校が国民学校にかわりました。(中略)たくさんの男の人たちが出征したので、銃後はわたしたちが守らなければならなりませんでした。女学校では、出征した兵隊さんの家の農作業の手伝いをしたり、留守家族のための慰安会に参加したりしました。学校の授業は次第に少なくなり、勤労奉仕が増えていきました」。戦地で国や家族を守るために命がけで戦われた方々のご苦労はことばには尽くせませんが、銃後の生活を任されたご婦人や子供たちも大変な苦労を強いられていた当時の実情がうかがえます。日本が再び戦火を交えることがあってはなりません。

そんな不戦の願いを込めた平和祈念式典での追悼式が終わった後、少年少女合唱団による「少年少女冒険隊」のミュージカルを披露してもらいました。子どもたちが自分たちだけで旅に出かけ、それぞれの特技を生かして宝を探すのですが、本物の宝とは自分たちの命や家族、また友だちだったということに気づかされるという内容でした。平和や幸福の必須要件を示唆する優れた内容で、客席からは大きな拍手が起きました。

戦後70年平和祈念式典の翌日から3日間、第62回安城七夕まつりが開催されました。企業の夏休みと重なったため今年は例年にない多くのご来場をいただきましたが、最終日の9日(日曜日)は長崎への原爆投下記念日になったこともあり、私は閉幕に当り「戦後日本の平和あっての安城七夕まつり」ということばをメッセージとして残しました。

七夕親善大使とパレードをしました(七夕まつりにて)

【七夕親善大使とパレードをしました(七夕まつりにて)】

私たちには忘れてはならない歴史的な記念日があります。また私たち大人には、国や国民を守るために多くの方々が命を失った日本の歴史を、正しく後世に語り継ぐ責任があります。間もなく70年目の終戦の日を迎えます。

8月3日(月曜日)

7月30日(木曜日)、今年も新美南吉の生誕祭を中心市街地で行いました。暑い中ではありましたが、子どもたちや南吉ファンなど大変多くの皆さんにおいでいただき、楽しんでいただけたものと思います。平成25年の南吉生誕100年を機に南吉生誕祭を行い、その都度、新しいモニュメントのお披露目をしています。今年は童話集「おぢいさんのランプ」の本を模したベンチの除幕式を行いました。この童話集は昭和17年、新美南吉の安城在住時、彼自身にとって初めて出版された童話集で、当時からすでに広く知られていた版画家・棟方志巧が挿絵を担当していますので、出版社もいかに力を入れていたかがうかがえます。

安城高等女学校の教員であった新美南吉は、この原稿の清書書きを女学生にも手伝わせていたそうで、それを実際にお手伝いされた大村さんがわざわざ東京からお越し下さり、除幕の後に当時の思い出を語って下さいました。石材で作られたベンチですが、本の形や色合い、書いてある文字など、実際の書物にかなり忠実に作られております。七夕まつりの際にでも、ぜひご覧いただきたいと思います。

童話集『おぢいさんのランプ』型ベンチ除幕式の様子

【童話集『おぢいさんのランプ』型ベンチ除幕式の様子】

さて市役所内では現在、平成28年度から始まる「総合計画」という本市の長期計画をまとめつつあります。安城市の総合計画は、これまで10カ年計画とされてきておりましたが、先行き不透明感が強い世相が続くこと、さらに4年に1度の統一地方選挙のサイクルも加味し、今回から8カ年計画にすることとなりました。新しい総合計画の目指す都市像は、私が市長選挙で訴えました「健幸都市」としてゆきたいと思いますが、それを実現させてゆくために必要なさまざまな施策に関しても可能な限り具体的に示してゆきたいと考えています。

新しい取り組みへの提案について、市役所内からは、積極性を感じられる頼もしい提案もあれば、物足りなさを感じてしまう提案もあります。物足りなさを感じてしまう提案については、おそらく将来に向けた夢のような目標を描くことにより、達成できなかった場合の責任を案じているものと想像されます。しかし、一般市民からすれば、計画期間中に実現できるかできかないかという現実的な面よりも、市民が未来に向けての夢や希望を語れるような計画かどうかの方が、より大きな関心事なのではないかと思われます。

夢のような大きな目標を掲げ、もしもそれが実現できなかったとしても、その実現に向けてどこまで精一杯頑張ったかが重要だと私は考えています。実現可能な施策の寄せ集めのような無難でありきたりの計画ではなく、8年間では実現しないかも知れないけれど、未来に向けて取り組み続けねばならないテーマが描かれているという、そんな長期計画となりますように市長として責任をもって取りまとめに当たってまいります。また計画策定後は、新しい計画の目標実現を図れるような組織体制や人的配置なども考えてゆかねばならないと思っています。

いよいよ今週末には「安城七夕まつり」が開催されます。週間予報では、今のところお天気は良さそうです。今年はすでに先週末までで、隣接市のほとんどの夏祭りは終わってしまっており、安城七夕まつりが夏祭りの最後を飾る形となります。また、この地域の多くの企業も週末から夏休みに入るようですので、おそらく例年以上のにぎわいになるものと想像しています。事故のない安全安心かつ清潔な安城七夕まつりを願いつつ、多くの方々のご協力をいただき準備を進めてまいります。

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