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更新日:2014年12月8日

2014年10月から11月

11月25日(火曜日)

21日(金曜日)、創建以来、約七百年の歴史を持つ野寺町の本證寺(ほんしょうじ)が、文化庁の文化審議会の答申により、国の史跡指定を受けることが決まりました。それを記念する祝賀会が、22日(土曜日)に本證寺境内で開催されました。私は来賓として式典に出席申し上げ、お祝いの気持ちを表しました。

本證寺については、地元の皆さま方が長年にわたり文化財保護の活動に取り組んで来ておられ、安城市としましても今回の国史跡指定につきましては、これまで全力で取組んでまいりましたので、ご同慶の至りに存じております。改めて、本證寺をはじめ関係者の皆さま方にお祝い申し上げます。本当におめでとうございました。

本證寺国史跡指定祝賀式

【本證寺国史跡指定祝賀式】

今から450年前、三河一向一揆(みかわいっこういっき)が起き、本證寺の檀信徒であられた先人たちは、現代の表現をすれば「自治権の獲得」を求めて、当時の領主であった徳川家康と争いました。この時、先人の皆さんは、本證寺に立てこもったと聞いております。ところが、残念ながら和議成立の後、家康のだまし討ちにあい、寺の破壊と関係者の追放、そして信仰の禁止が約20年間にもわたって断行されました。

当時のいろいろな社会背景もあったことでしょうが、私はこうした先人の皆さんが自治を求めて立ち上がった決意と行動に、地方自治をあずかる者の一人として、ある種の誇りと感銘を覚えます。そして、こうした地域の歴史を現代に活かすためにはどうすればいいのかを、これからも地域の皆さんとともに考えてゆきたいと思いました。

安城市では、この国の史跡「本證寺境内(ほんしょうじけいだい)」の保存活用整備事業を、来年度からの三か年実施計画におい採択しております本證寺をめぐる歴史今後さらに広く市民の皆さんから関心を持たれこの地域未来への勇気を与えるとともに、一向一揆の時代ように市民の気持ちがつとなり強い絆で団結するシンボルのような存在なってゆくことを願っています

そして、将来的には「素晴らしい歴史のある安城に生れてよかった」といった、地域への誇りや郷土愛につながってゆくことを願っています。本證寺の歴史や文化財の保存活動にご尽力いただいてまいりましたお地元の皆さま方に、改めて心からの感謝申し上げますとともに、今後は本證寺がより多くの市民に愛され続け、よい状態での保存が続きますように、安城市としての文化財保護活動に力を注いでまいります。

11月17日(月曜日)

10日(月曜日)、私たちの安城市に皇太子さまと皇太子妃・雅子さまが、行啓(ぎょうけい)をされました。「行啓」ということばになじみのない方が多くおられることかと思いますが、「天皇以外の皇后、皇太子の皆さんたちが外出されること」を意味します。ちなみに天皇陛下の外出は、「行幸(ぎょうこう)」と言います。

10日から12日まで、名古屋市でESDユネスコ世界会議が開催されましたが、10日午前の開会式へ皇太子さまご夫妻で出席された後、午後からのご日程で皇太子さまお一人で、市内の明治用水会館敷地内にある「水のかんきょう学習館」にお越し下さり、小学生らの環境学習のようすをご見学されるという予定になっていました。

このお話自体は、すでに9月中に愛知県から「皇太子さまが安城市にお越しになられる」との内容で伺ってはおりました。しかし、皇族の安全やプライバシーを考慮して直前まで公表を控えることとされており、皇太子さまが移動される沿道や見学先周辺の住民の皆さんにお知らせできたのは、10月下旬となってしまいました。

当日、安城市内で皇太子さまをお迎えするのは、明治用水土地改良区の神谷理事長と、安城市を代表する形で市長の私と安城市議会議長の3人とされており、大変光栄に存じましたが、とても重い責任を背負ったような気がしてなりませんでした。

水の環境学習館にて皇太子さま・皇太子妃雅子さまをお迎えしました!

【明治用水会館にて皇太子さまと皇太子妃・雅子さまをお迎えしました】

さて、いよいよその時がやって来ました。午後3時過ぎに明治用水会館にご到着されるということで、私は午後2時半には明治用水会館に入りましたが、その時、初めて若干のスケジュール変更を知らされました。なんと皇太子妃・雅子さまが、皇太子さまと一緒にご来訪されるとのお話があり、私はその瞬間、飛び上がらんばかりに驚き、その驚きが喜びに変わるのに時間はかかりませんでした。

雅子さまは近年、体調が思わしくない状態が続いているとの報道を見聞きしており、まさか安城市へお越しいただけるとは想像もしておりませんでした。お聞きした話では、この日の午前に名古屋でのESDユネスコ世界会議開会式にご出席され、その後も体調が良好であるとのご判断から、急きょ午後の日程も皇太子さまとご一緒の行動をすることにされたということでした。

皇太子ご夫妻の車が、定刻通りに明治用水会館に近づかれますと、歓迎にお集まり下さった沿道の方々から大きな歓声が上がりました。車窓から思いもよらぬ雅子さまのお顔が見えて、驚きと感激の入り混じった皆さんの歓声だったのでしょう。先導車に続き、皇太子ご夫妻の車が到着されました。

お二方は、明治用水会館の玄関先でお出迎えをした私たちへの簡単なごあいさつの後、館内で短いご休憩をされ、間もなく「水のかんきょう学習館」へと移動されました。学習館内では明治用水の歴史をお聞きになられ、水に関する学習をしていた梨の里小4年生の子どもたちのグループ発表のようすをご見学されました。

1時間ほどの視察が終了し館外に出ますと、隣の大池公園にも近くの住民の方々が鈴なりのように固まっておられ、大きな歓声をあげられました。その時、皇太子ご夫妻はなにやらひそひそ話をされたかと思うと、急に多くの住民の皆さんの近くに歩み寄られ、直接気さくに話しかけられたのにはびっくりしました。私は内心、多くの方々からもみくちゃにされないかと心配をしましたが、お集まりの皆さんも節度ある態度でご夫妻との会話をお楽しみ下さいました。皇太子ご夫妻は予定時間を10分遅らせて、お車で名古屋に戻って行かれました。

皇族の皆さんは、イメージとしてお固い方々なのかと想像しがちですが、ご夫妻ともににこやかで気さくに話しかけて下さり、直接お話をされた方やお姿を拝見された皆さんは、おそらく日本の皇室に対する一層の親近感と敬意をお持ちになられたであろうと思われました。

私たちのような一般国民は、なかなか皇室の方々にお目にかかる機会はありませんが、皇族の皆さま方におかれましては、健康にご留意されお1人でも多くの国民に接していただきたいものだと、心の中でご祈念申し上げました。

11月10日(月曜日)

11月5日(水曜日)、横浜港湾にあるパシフィコ横浜というコンベンション施設で、「図書館総合展」が開催されました。施設内では同時に主催者フォーラムが開催され、図書館行政に力を入れている全国各地の都市から市長3人が選ばれることとなり、その1人として安城市長の私もお招きを受け出席しました。私からは、主にこれから更生病院跡地に建設を進めようとしている「図書情報館」について、これまでの経緯から将来の期待までをお話しました。私の他でこの場に出席された市長は、鶴ヶ島市長(埼玉県)、伊万里市長(佐賀県)のお2人でした。

図書館総合展にて

【図書館総合展主催者フォーラムにて】

鶴ヶ島市長は、市の将来を見すえた公共施設の維持管理をお考えになられ、施設の整理統合も含めた図書館に関する議論の結果を紹介されました。また伊万里市長は、図書館運営に市民ボランティアの参加が活発に行われている現状のご紹介と、その背景についてお話下さいました。

ほぼ満席の会場を埋めたのは、全国からお越しになっている図書館関係者、建設会社、図書館の備品やサービスの提供を行う企業の方々のようで、私たち地方都市での取り組みが何かの参考になればと思いました。近年、図書館を活用したまちの活性化の成功事例が、全国で散見されるようになりつつあり、安城市のこれから図書館建設を進めるという新たな挑戦は、「都市の活力再生」と「生涯学習環境の充実」という2つの側面から、今後、全国レベルで注目される事例となるのではないかという気がしました。

かつて大正から昭和初期にかけて、この地域の先進的な農業政策が注目され、「日本デンマーク」と呼ばれ全国から視察者が相次いだ歴史があります。私たちもこの全国的なフォーラムでの注目を機に、図書館を核とした全国的な都市再生モデルとなるように、さらに気合を入れて事業の推進を図るべく気持ちを新たにしました。

本市の図書情報館は、すでに3月定例市議会でPFI(※)事業契約の承認をいただき、3月末には工事の請負事業者との契約を締結しております。現在は詳細設計を進めている段階ですが、今年度中に工事着工の予定となっています。新しい図書情報館の開館は、平成29年6月を予定しており、まだ2年半近くの歳月を要しますが、ご期待のうえお待ちください。

建物などハードの建設に関しては、契約に沿って事業者側に進めてもらいますが、そのハードを活かした運営方法、イベントの計画、さらに地域や商店街との連携など、ソフト面は安城市と地域の皆さん方とで共に考えて準備にとりかからねばなりません。周辺エリアでの「南吉まちづくり」と併せて、全国的にも稀(まれ)な都市の活力再生策と思われますので、知恵を出し安城ならではの都市資源を活かして、ソフト・ハードのバランスのとれた施策にまとめてゆきたいと考えています。

PFIとは、「Private Finance Initiative」の略で、公共施設等の建設、維持管理、運営等を民間資金、経営能力などを活用して行う手法です。

11月4日(火曜日)

11月1日(土曜日)からの3連休、皆さんはどうお過ごしでしたでしょうか。安城市内ではいろいろなイベントが予定され、私はそこで多くの市民の皆さんが楽しまれることを期待していただけに…、初日の雨を心底恨まざるを得ない連休の出足となってしまいました。

1日にはデンパークで、10日から名古屋で開催されますESDユネスコ世界会議のPRを兼ねたプレイベント「東海エコフェスタin安城」を開催しました。晴天であれば1万人近くのご入場があるものと期待をしていましたが、初日はあいにくの雨に祟(たた)られてしまいました。しかし、翌2日は午後まで曇天でした。期待通りのPRにはならなかったかもしれませんが、環境に関心をお持ちの多くの方々にお越しいただけたことかと思っています。

1日にはこの他、3年に1度の福祉功労者の皆さんへの感謝の気持ちを表す「社会福祉大会」が、文化センターで開催されました。雨の中にもかかわらず、ホールはほぼ満席となりました。多くの皆さまの善意により、本市の福祉が支えられていることを実感しました。ご出席ありがとうございました。

2日は、私の地元・東端町の八剣神社秋の大祭でした。今年の春、神殿が建替えられたばかりで、まだ木の香の漂う空間での神事に身が引き締まる思いでした。

市の行事としましては、教育委員会主催でしたが、文化センターで「安城ふれあいスピーチ広場」が開催されました。昔の「話し方大会」の延長上の行事ですが、最近では選ばれた少数による意見発表ではなく、多くの子どもが参加するフリートーク、グループ発表、討論、プレゼンテーション、パネルディスカッションなど内容が多彩になっており、子どもたちのコミュニケーション能力向上を図ることが主眼とされていると感じられました。

第24回安城ふれあいスピーチ広場にて

【安城ふれあいスピーチ広場にて】

このスピーチ広場ですが、実は私も特別ゲストとして、中学生に混じってパネルディスカッションに参加することとなっていました。まず中学2年生からの市政に対する提案があり、それに対する3年生の意見を聞きながら、私が彼らの提案や意見への総括的な補足説明や回答をしました。

第24回安城ふれあいスピーチ広場のパネルディスカッションに参加しました

【安城ふれあいスピーチ広場のパネルディスカッションに参加しました】

「スピーチ広場」の感想をひと言で表せば、この行事に参加をする事前学習で、彼らは中学生なりの新鮮な目で本市の課題を見つけ、大変よく勉強していると感じられました。彼らが取り上げた地域のテーマは、「防災」、「スポーツ」、「農業」、「観光」、「交通安全」など、市議会でもよく取り上げられるテーマが多いと思いました。

彼らの話を聞いていて、中学生を始めとする市民の皆さんへ、安城市からのPRや情報が不足をしていると感じました。また最初のテーマ提案者は、市街地にある安城南中学校・北中学校の学生ばかりだったのですが、彼らから農業に対する温かな気持ちを感じることができ、とても嬉しく思われました。私にとっても、よき勉強となりました。

なお、話は変わりますが、「全国ゆるキャラグランプリ2014」の結果、われらがきーぼーは、総合ランキング100位、ご当地ランキング78位となりました。多くの皆さまのきーぼーへの応援、本当にありがとうございました。

10月27日(月曜日)

9月上旬から10月20日まで開催されていました「全国ゆるキャラグランプリ2014」予選、インターネット投票の結果、本市から出場していました安城七夕まつりのマスコットキャラ・きーぼーの順位は、全国1,670体のゆるキャラの中で102位に確定しました。その順位の高低の評価は別としまして、とにもかくにも多くの皆さまのご支援をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。きーぼーへの応援、本当にありがとうございました。

私はきーぼーの応援本部長を務めていたため、この秋の私は例年になく活動的であり、また多忙を極めてしまいました。とにかくきーぼーをグランプリ上位に入賞させねばならないという使命感から、例年は出席したことのないような保育園・幼稚園の運動会から町内運動会、さらには民間企業のイベントなど、きーぼーと一緒に秋のイベントへ神出鬼没するサプライズ参加を続けてきました。

東端保育園運動会

【東端保育園運動会にきーぼー出現!】

そんなPR活動を続けているうちに分かってきたことは、ーぼーは私の想像以上に子どもを中心とした市民への認知度は高く、広い年齢層に受けのよい人気者であるということです。しかも驚いたことに、きーぼーに会って喜んでくださるのは子どもたちのみではなく、お父さんやお母さん、さらにはおじいちゃん・おばあちゃんにまで至ったことです。

つまり、その場においでになるほとんどの市民の皆さんに喜んでいただけていたということです。きーぼーと一緒に記念写真に納まりたかったのは、子どもよりもお母さんやお父さんというケースが多くありました。また、きーぼーの肌触りを確かめたい方も多くおいでになり、抱きついたり握手されたりで移動が困難になることもあり、人気者もなかなかつらいものだと同情したこともありました。

人気者のきーぼー☆

【人気者のきーぼー☆】

グランプリの順位に関しては、一時、60位台という高順位をいただいたこともありました。ところが後半戦に入り徐々に順位を落とし始めたものの、投票締め切りの1・2日前では92位でしたので、何とか上位100位以内に入れるだろうとやや安ど感が漂ったのでしたが…。結局、10月20日夕方、投票の締め切られた瞬間には、なんと102位という大変残念な結果に終わってしまったのです。(・。・;

私たちは当初目標として総合100位以内に入れば、11月上旬の決選投票へ進めるということをお聞きし、そこを狙いました。また市議会での質問にも「100位以内を目指します」と言った手前、102位という順位は本当に残念でした。

しかし、今年の決選投票会場は愛知県内のセントレアということで、地元のゆるキャラは100位圏内から落ちていても拾っていただけるのだそうで、幸運なことにきーぼーは地元枠で決選投票に進めることとなりました。バンザイ…\(◎o◎)/!です。

サンクスフェスティバルで長縄とびに挑戦!

【サンクスフェスティバルで長縄とびに挑戦!】

決選投票は11月1~3日の間、常滑沖のセントレアを会場に実施されます。現在お聞きしている投票方法は、参加希望者に直接この会場へお出かけいただき、投票用紙に好きなゆるキャラ名を記入していただく方法とのお話です。

遠路までお出かけくださいとはなかなか申し上げにくいのですが、秋の行楽シーズン、まだ行き先が決まっていないご家庭におかれましては、どうかセントレアで全国から選抜されたゆるキャラをご覧いただき、その際はぜひ私どもの「きーぼー」に皆さまの1票を投じていただきますようによろしくお願い申し上げます。<m(__)m>

10月20日(月曜日)

10月18日(土曜日)、安城市総合防災訓練を実施しました。本年度の訓練は「地震災害」を想定し、市内5か所の救護所の一つである丈山小学校を会場とし、医師会、歯科医師会、薬剤師会の先生方による救護所訓練と、地元の自主防災組織の皆さんを中心とした避難所運営訓練を行いました。またこの会場の他にも、安城更生病院においての災害拠点病院訓練、市役所での災害対策本部運営訓練や消防団の震災活動訓練を行いました。

安城市総合防災訓練(丈山小学校)

【安城市総合防災訓練(丈山小学校の様子)】

南海トラフ巨大地震のような大規模災害が発生しますと、多くのけが人や避難所生活を余儀なくされる方々が、多数発生してしまうことが予想されます。また自衛隊などの救助も、津波や液状化被害の大きい海岸部へ優先的に出動されることもあり得ます。よって私たちの地域では、「自分の身は自分で守る」という「自助の精神」とともに、地域内で助け合う「共助の精神」が非常に重要になると思われます。

各自主防災組織の皆さんは、毎年、町内会単位で防災訓練を行っておられますが、実際にはそれぞれの避難所に関係する地域全ての皆さんが協力し合うことになるでしょう。実際の災害時には、そんな地域総参加の形で避難所の運営が行われますよう、啓発活動を進めて行かねばならないと感じました。

安城市総合防災訓練(安城更生病院の様子)

【安城市総合防災訓練(安城更生病院の様子)】

また医師会、歯科医師会、薬剤師会の先生方も、献身的に救護所訓練にご参加くださいました。本市の災害時の医療救護体制は、全国的にもかなり先進的な取り組みとなっており、大変頼もしく思っています。昨年から始めた救護所訓練ですので、まだ様々な課題もあることでしょうが、本市としましても、お一人でも多くの市民の命が救えるような医療救護体制の強化に向けた支援を続けてゆかねばならないと考えています。

また、災害は地震だけではありません。先週、先々週と2週立て続けに台風の接近がありました。こうした台風や豪雨などの自然災害は、いつ、どの規模で発生するか正確な予測は不可能です。今後とも市民の皆さんお一人お一人が、自助と互助の意識をより高められることが、本市の防災・減災レベルそのものをより高めることにつながるものと思います。

こうした視点から、行政機関としての防災・減災レベルの向上を図るとともに、「地域の絆づくり」さらには「防災意識の涵養(かんよう)」を図ってゆかねばならないと痛感させられた貴重な防災訓練となりました。

10月14日(火曜日)

先週の台風18号は、安城市内には大きな被害を出すことなく通り過ぎて行きました。ところが、今週も次の台風19号が日本列島に上陸し、13日から14日の深夜にかけてこの地方に接近し、またもや不安な週末を過ごすこととなってしまいました。子どもたちの学校の授業、民間企業の操業など、台風による大きな影響が来ないことを願っています。

本州を縦断した台風19号は、早い速度で東北地方を抜け、太平洋を北海道方面へ進んで行き、この地方では台風一過の秋晴れとなりつつあります。

さて安城市役所の災害対策ですが、こうした台風が接近した際には土日や祝日の関係なく、警報等が出される前の早い段階から「災害対策情報連絡会」と呼ばれる会議を開催しています。この会議には、市長の私を始めとする三役(他に副市長と教育長)が出席するのはもちろん、防災担当者と重要な任務を持つ部長の総勢15名ほどが出席し、台風の大きさや進路、この地方に最接近する日時などを確認し合い、早目の準備にとりかかります。

主な事前の確認事項は、おおむね次の通りです。

建設部

浸水被害が出やすい地域への対応、夜間の職員待機の体制

教育委員会

小中学校の登下校や学校給食、公民館の避難所開設

都市整備部

公園の樹木や街路樹の確認、あんくるバスの運行

環境部

ごみ収集の実施判断

災害対策情報連絡会のようす

【災害対策情報連絡会の様子】

こうした会議では、危機管理課が会議進行役を務め、気象台からお聞きした台風の最新情報や進路を示しつつ、どの程度の体制をどの時期にとるべきかについて意見交換が図られます。最終的な判断は、市長の私が下すことになりますが、現場に精通した担当者の意見は尊重しているつもりです。

その後、各種警報が発令されれば「災害対策本部」が設置され、災害対策情報連絡会は自動的に「災害対策本部員会議」に切り替えられます。本部員会議の出席者は各部の特命担当者にまで広がりますので、出席者数はさらに増えて30名ほどの会議となります。

台風が通過し警報が解除された後にも、被害発生を確認する意味での災害対策本部員会議が改めて開催されます。この時点の会議では、各部長からそれぞれの部門別の被害状況と、事後の対応が報告されます。最近は電子機器の充実により現場写真がパワーポイントで映し出され、具体的な状況把握がしやすくなってきています。被害が大きく深刻なケースについては、私自身も現場巡視をして具体的な対応を指示することとしています。

このような台風に備える各種会議は、接近の数日前から開催されるのが常で、台風が予測された進路から大きくそれた場合、事前の準備は空振りに終わることが往々にしてあります。しかし、私たちはそれを徒労と受け止めるのではなく、大型台風が本当に直撃した場合を想定した予行演習として課題を検証し、次の災害対策に活かすことに心がけています。

以上は、一般の市民の皆さんからは見えない市政の舞台裏ですが、私たちと同様に消防、警察、ライフライン・公共交通を支える企業、そして町内会の皆さん方も、それぞれ陰ながらのご苦労がおありと思われます。こうした多くの方々の目に見えないご尽力によって、私たちの暮らしが守られているということをご承知おきいただければ幸いです。

今回の台風で大きな被害が出ていないことを祈るばかりです。ちなみに台風19号に関しまして、本市の対策会議は次の通りです。

10日(金曜日)午後4時

災害対策情報連絡会

13日(月曜日)午前7時30分

災害対策情報連絡会

13日(月曜日)午後1時18分

災害対策本部設置

14日(火曜日)午前7時30分

災害対策本部員会議

10月6日(月曜日)

10月に入り秋の深まりを感じますが、一方、太平洋沖にあった台風18号が日本列島に接近しています。以前と比較をすればやや弱まったものの、6日(月曜日)朝の時点ではいまだ大型台風であり、本日午前中いっぱいは風雨に対する警戒態勢を取り続けねばならないと思われます。また南の沖合には、次の台風19号が控えており、ことによると18号と同様の進路をとる可能性があります。しばらくの間、台風の動きにご注意ください。

先日、こうした天気予報を自宅のテレビで見ていたところ、そばに座っていた私の母が「この頃は、大きな地震が起きる、津波が来る、御嶽山が爆発する。さらに大型台風が来るなんて、一体世の中どうなっちゃったのかなぁ…」とぼやいておりましたが、言われてみればなるほどです。私たちは現在、自然災害の多い時代を生きていると実感させられますし、またその自覚を持つ必要があります。

特に私たちの地域では、この中の「地震」と「台風」に注意を要すると思われます。どうぞそれぞれのご家庭でも、いざという時の備えを万全にしておいていただきたくよろしくお願い申し上げます。

さて10月1日(水曜日)、東京で開催されました全国市長会の「第2回少子化対策・子育て支援に関する研究会」に委員として出席してまいりましたので、簡単にご報告申し上げておきます。

8月の初回会議以降、全国各市へのアンケート調査を実施しておりましたので、全国的な子育て支援策を参考にし、また諸外国の成功事例も勉強しつつ意見交換が行われました。この会議で出された主な意見をまとめてみますと、ほぼ以下の通りに集約されます。

・子ども医療助成制度など、子育て支援策は都市間競争になじまない

・ナショナル・ミニマムとして、日本の全ての子どもが同水準の子育て支援サービスを受けられる環境とすべき

第2回少子化対策・子育て支援に関する研究会にて

【第2回少子化対策・子育て支援に関する研究会にて】

もちろんこうした理想環境を創り出すために財源問題は避けて通れず、かつての「子ども手当(現在は児童手当)」のあり方を見直し、その財源を活用して全国一律に子育て支援のレベルアップを図ろうという方向で、今後の議論が進むのではないかと思われます。

私からは、「子育て支援サービスを全国的にどのレベルに集約させるのか」「それを国にどのように働きかけてゆくのか」という点の全国市長会としての合意形成の必要性について発言をいたしました。どこのまちで生まれても、日本の子どもである以上、その子たちが同じ水準の子育てサービスが受けられるというのは、基本的人権にも関わる重要な問題だと思います。今後も、こうした全国市長会の会議を大切にし、私なりの考えを述べていきたいと考えています。

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